米ウォルト・ディズニー－大幅高　予想を上回る決算や「ディズニー＋」値上げを好感

8月11日 終値 前日比 前日比（％） -------------------------------------- DIS 117.69 +5.26 +4.68％ 　8月11日の取引で米娯楽大手ウォルト・ディズニー（NYSE：DIS）が大幅高。4-6月期の売上高、利益、動画ストリーミング「ディズニー＋」の会員数が市場予想を上回ったほか、「ディズニー＋」の月額料金を12月から38％引き上げるとの発表も好感された。株価は一時、前日比10.83ドル高(+9.63％)の123.26ドルまで上昇し、5.26ドル高(+4.68％)の117.69ドルで終了。年初来では24.02％安となった。上昇率はダウ平均採用銘柄の中でトップとなり、1銘柄でダウ平均を34ドル余り押し上げた。 　10日引け後に発表された2022年第2四半期（4-6月）決算は、売上高が前年同期比26.3％増の215億400万ドルとなり市場予想の209億5900万ドルを上回った。コロナパンデミック前の2019年第2四半期との比較でも6.2％増加した。純利益は前年同期比18.2％増の19億9400万ドルとなり、調整後の一株当たり利益は1.09ドルと市場予想の0.96ドルを上回った。 部門別売上高は、ディズニー・メディア&エンターテインメント・ディストリビューションが前年同期比11.3％増の141億1000万ドルとなり、ディズニー・パーク、エクスペリエンス&プロダクツが同70.3％増の73億9400万ドルと好調だった。 「ディズニー＋」の会員数は1億5210万人となり、市場予想の1億4769万人を上回った。また、12月8日から「ディズニー＋」の月額料金を7.99ドルから10.99ドルに引き上げ、広告付きの7.99ドルのプランも用意すると発表した。