前場コメント No.7 ジーエヌアイ、ツナグGHD、ウェッジHD、東センチュリー、クレセゾン、三井松島

2022/08/16(火) 11:30
★10:29  GNI-大幅高 上期営業益31%減 売上収益は26%増
 ジーエヌアイグループ<2160.T>が大幅高。同社は15日、22.12期上期(1-6月)の連結営業利益(IFRS)が10.0億円(前年同期比31.0%減)だったと発表した。同売上収益は81.5億円(同26.1%増)だった。

 中国子会社の上場関連費用(約1.1億円)の計上などが響いた。また、円安により海外子会社における研究開発費が増加したことも影響した。

 なお、株価は売上収益の伸びを好感した買いが優勢となっている。

★10:40  ツナグGHD-大幅安 3Q累計営業黒字1.7億円 成長投資により前四半期比で減益
 ツナググループ・ホールディングス<6551.T>が大幅安。同社は15日、22.9期3Q累計(10-6月)の連結営業損益は1.7億円の黒字(前年同期は1.6億円の赤字)だったと発表した。

 成長投資強化の方針に沿った人的資本への投資と事業化投資により、3Q(4-6月)の営業利益は1000万円となり、2Q(1-3月)の同1.5億円から減益となった。

★10:45  ウェッジHD-急落 3Q累計最終赤字2億円 持ち分法による投資損失など響く
 ウェッジホールディングス<2388.T>が急落。同社は15日、22.9期3Q累計(10-6月)の連結純損益は2.0億円の赤字(前年同期は2.4億円の赤字)だったと発表した。3Q(4-6月)は1.6億円の赤字となった。

 Digital Finance事業とリゾート事業を行う持分法適用関連会社の業績を取り込んだ結果、持ち分法による投資損失が発生したことが響いた。

★10:46  東京センチュリー-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 会社予想達成可能性は高い
 東京センチュリー<8439.T>が小幅高。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、会社予想達成可能性は高いと指摘。レーティングは「Neutral」を継続、目標株価は5260円→5580円に引き上げた。

 1Q(4-6月)の経常利益の通期会社計画に対する進捗率は32%と高かったが、ロシア向けリース機体の減損が大きかったために、経常利益ではいろいろな売却益が計上されたと指摘。1Qはベース利益が高水準だが、売却益も大きく、これを除いてはこの水準の経常利益の達成が難しいという。一方、3月末から6月末にかけての資産残高の伸びは低いと指摘。また、米国短期金利の上昇で、国際事業の資金調達費用の増加も2Q以降に影響してくると考えている。

★10:47  クレディセゾン-三菱UFJMSが目標株価引き上げ PBRが低いため当面は株価が上昇しやすい
 クレディセゾン<8253.T>が反発。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、PBRが低いため当面は株価が上昇しやすいと指摘。レーティングは「Neutral」を継続、目標株価は1590円→1900円に引き上げた。

 業績予想の修正は23/3期については、1Qの利益を反映し、1Qの評価益の半分以上が維持されることと、1Qのショッピング取扱高の回復や平均加盟店手数料率の回復、リボ残高の回復傾向を2Q以降にも一定反映した。24/3期以降も、同様にクレジットカード事業の回復を反映したが、経費の微調整により24/3期は従来水準に近いが、27/3期に向けて、従来よりも2%強上方修正したという。

★10:49  三井松島-急落 原料炭スポット200ドル割れ 1年ぶり安値と伝わる
 三井松島ホールディングス<1518.T>が急落。16日付の日本経済新聞朝刊が、製鉄用石炭(原料炭)について、指標となるスポット(随時契約)価格が7月下旬に1トン200ドルを割り込み、約1年ぶりの安値をつけたと報じたことが材料。

 記事によれば、世界最大の鋼材消費国である中国をはじめ、世界で鋼材需要が減退しているもよう。中国では新型コロナウイルスの封じ込めを狙うロックダウンの影響で経済回復が遅れている。鋼材の供給先である自動車や家電などの生産が落ち込み、中国国内の鋼材がだぶついた。鋼材需要が減退するとの懸念から、原料価格も下落したとしている。

 同社業績をけん引してきた原料炭市況が軟調となっていることから、株価は売りが優勢となっている。


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