前場コメント No.6 ハッチ・ワーク、大日印、ユー・エス・エス、シスメックス、オカムラ、ディスコ

2025/05/14(水) 11:32
★9:13  ハッチ・ワーク-買い気配 1Q営業益3.8倍 アットパーキングクラウドサービスの契約社数が拡大
 ハッチ・ワーク<148A.T>が買い気配。同社は13日、25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は7400万円(前年同期比3.8倍)だったと発表した。

 アットパーキングクラウドサービスにおける積極的な営業活動により契約社数は引き続き拡大しており、当該サービスに係るシステム登録台数も大幅に増加。それらに伴い、管理会社から収受するシステム利用料、駐車場利用者から収受する決済手数料・初回保証料・月額保証料などが増加したことなどが寄与した。

★9:13  大日本印刷-急騰 今期営業益は前期並み見込む 前期は24%増
 大日本印刷<7912.T>が急騰。同社は13日、26.3期通期の連結営業利益予想を940億円(前期比0.4%増)に、年間配当予想を40円にすると発表した。市場コンセンサスは897億円。

 ライフ&ヘルスケア部門については、より強靭な事業ポートフォリオの構築に努め、「市場成長性・魅力度」と「事業収益性」がより高い事業へのシフトを加速させることなどにより、増益を見込んでいる。一方で、スマートコミュニケーション部門やエレクトロニクス部門は減益を見込んでいる。

 25.3期通期の連結営業利益は936億円(前の期比24.1%増)だった。スマートコミュニケーション部門が、、為替のプラス効果、人的資本や固定資産の適正化などの事業構造改革により、増益となった。ライフ&ヘルスケア部門が、包装関連事業の売上増加に加え、固定費の圧縮等のコストダウン、為替のプラス効果なども寄与し、増益となったことも寄与した。

 併せて、マネックス・アセットマネジメントを投資信託委託会社とし日本マスタートラスト信託銀行株式会社を受託者とするマネックス・アクティビスト・マザーファンドからの取締役選任の件に関する株主提案について、反対することも発表した。

★9:13  大日本印刷-急騰 3000万株・500億円を上限に自社株買い 割合6.65%
 大日本印刷<7912.T>が急騰。同社は5月13日、3000万株・500億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年5月14日~2026年3月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は6.65%となる。

★9:15  USS-急騰 今期営業益3%増見込む 前期は11%増
 ユー・エス・エス<4732.T>が急騰。同社は13日、26.3期通期の連結営業利益予想を558億円(前期比2.9%増)に、年間配当予想を48.6円(前期は43.4円)にすると発表した。

 横浜会場の建て替えなど積極的な設備投資を行い、オートオークション業界におけるシェア向上をめざす。オートオークションにおける出品台数332万8000台(前期比3.9%増)、成約台数216万7000台(前期比1.0%増)、成約率65.1%(前期実績67.0%)を見込んでいる。

 25.3期通期の連結営業利益は542億円(前の期比10.8%増)だった。オートオークション部門が、出品台数および成約台数が増加したことに加え、インターネット経由の落札手数料の改定によりオークション手数料収入が増加したことなどから増益となったことが寄与した。

 併せて、25.3期の期末配当を従来予想の21.5円に対し22.8円に決定したことも発表した。年間配当は42.1円→43.4円となる。

 また、自己資本利益率(ROE)目標値の20%以上への引き上げおよび株主還元方針の強化も発表した。中期的な経営目標をROE15%以上→ROE20%以上に引き上げる。また、新たな株主還元方針(26.3期以降) は、連結配当性向60%以上(26.3期以降)、総還元性向100%以上(26.3期から28.3期までの3カ年) とする。
 今後3カ年は、毎期総還元性向が100%以上となるよう、自己株式の取得を実施する予定。自己株式の取得の実施規模および実施時期などについては、決定次第速やかに開示するとしている。

★9:15  USS-急騰 4000万株の自己株消却へ 割合7.78%
 ユー・エス・エス<4732.T>が急騰。同社は5月13日、4000万株の自己株式を消却すると発表した。消却予定日は2025年6月30日。消却前の発行済み株式総数に対する割合は7.78%となる。

★9:18  シスメックス-大和が投資判断を引き上げ 新興国での売り上げ拡大が成長をけん引へ
 シスメックス<6869.T>が反落。大和証券では、新興国での売り上げ拡大が成長をけん引すると予想。投資判断は「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価は2500円→3300円に引き上げた。

 大和では、26.3期は円安の恩恵を大きく受けた25/3期に比べると増収・増益幅は縮小するものの、各地域での成長モメンタムは維持されるとみている。27.3-30.3期も、売上CAGR:5.3%、営業利益CAGR:8.4%と安定成長が可能。特に、24年4月より更新されたシーメンスとの新たな相互OEM供給契約の下、欧米において新規顧客開拓が順調に進展し、血液凝固検査売上が伸長すると予想している。インドなどの新興国を中心とするアジア・パシフィック(AP)地域では、血球計数検査を中心に年平均2桁増収が可能と指摘している。

★9:20  オカムラ-大和が目標株価を引き上げ 物流システム中心に予想引き下げも、オフィス環境は堅調
 オカムラ<7994.T>が反発。大和証券では、物流システム中心に予想引き下げも、オフィス環境は堅調と指摘。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は2300円→2500円に引き上げた。

 大和では、26.3期営業利益を270億円(従来280億円)へ引き下げた。物流システム事業において施工人員の不足等による収益悪化を織り込んだという。25.3期4Q(1-3月)の結果は、事業別では、オフィス環境事業の4Q売上高は580億円(同11%増)、営業利益は121億円(同31%増)。特段大型案件があった訳ではなく、中小規模のリニューアル案件の積み重ねや製品値上げ効果などにより大幅増益となった模様。オフィス環境事業がリニューアル売り上げ増加や製品値上げ効果などで収益性が改善している点は良かったとコメントしている。

★9:21  ディスコ-急騰 米ハイテク株高を好感 エヌビディア5%超の上昇
 ディスコ<6146.T>が急騰。米ハイテク株の上昇などが好感されている。

 前日の米国市場では、ハイテク株を中心に買いが優勢だった。注目された米4月消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びとなり利下げ期待が高まったことに加え、サウジアラビアがエヌビディアのAIチップを大量に購入するとのニュースを受けて、エヌビディアが5%超の上昇。フィラデルフィア半導体株指数は3%高で終えた。

 米ハイテク株高を受け、国内の半導体関連銘柄も買いが優勢となっている。アドバンテスト<6857.T>、東京エレクトロン<8035.T>、KOKUSAI ELECTRIC<6525.T>、レーザーテック<6920.T>なども高い。


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