前場コメント No.3 ブルーイノベ、旭化成、住阪セメ、ニチリョク、ビープラッツ、伊藤忠

2025/05/28(水) 11:30
★9:04  ブルーイノベーション-買い気配 米PKLと次世代訓練シミュレータの共同開発に向けMOU締結
 ブルーイノベーション<5597.T>が買い気配。同社は27日、グローバル航空宇宙企業PKL Services(米国)と、AIおよびMR技術(現実と仮想空間を融合し、現実世界にデジタル情報を重ねて表示・操作できる技術)を活用したドローン操縦訓練シミュレータの共同開発・提供に関する戦略的提携に向けた覚書(MOU)を締結したと発表した。
 
 両社の強みを組み合わせることで、ドローンパイロット・ドローン整備士の高度なスキル習得を可能にする革新的な訓練環境シミュレータの構築をめざすとしている。

★9:04  旭化成-4日続伸 MMAやアクリル樹脂など4事業から撤退へ
 旭化成<3407.T>が4日続伸。同社は27日、メタクリル酸メチル(MMA)モノマー、シクロヘキシルメタクリレート(CHMA)、アクリル樹脂、SBラテックスの事業撤退およびアセトニトリルの供給体制再構築方針(川崎精製工場閉鎖)を発表した。

 原料コストの上昇による競争力の低下、中国における石油化学製品の大規模な生産能力の増強を背景とした需給環境の悪化により、同製品群は厳しい状況が続いている。こうした状況は構造的かつ不可逆的であると判断し、撤退することとした。2026年3月以降、順次生産を終了する予定。26.3期決算において事業構造改善費用約250億円を特別損失として計上する見込みだが、業績予想には織り込み済みとしている。

★9:07  住友大阪セメント-急騰 野村絢氏による同社株式保有が明らかに 保有割合1.5%
 住友大阪セメント<5232.T>が急騰。同社株主に野村絢氏が浮上したことが材料視されているようだ。28日8時に開示された定時株主総会招集通知により明らかになった。保有割合は1.5%。

★9:08  ニチリョク-4日ぶり反発 今期営業黒字転換見込む 前期は計画下振れ
 ニチリョク<7578.T>が4日ぶり反発。同社は27日、26.3期通期の営業損益予想を2億1000万円の黒字(前期は9800万円の赤字)に、年間配当予想を無配(前期は無配)にすると発表した。

 円安傾向の継続やエネルギー価格の変動、物価上昇圧力といった不透明な要素が残るものの、シニア層を対象とした生活支援・終活関連サービスの需要は今後も安定的に推移するものと見込む。

 25.3期通期の営業損益は9800万円の赤字(前の期は2億8400万円の黒字)だった。会社計画の2900万円の赤字から下振れた。家族葬や直葬といった小規模葬儀の需要増加に伴い、当初想定していた施行件数の伸長が得られず、特に都県境における受注数が計画を下回ったことなどが響いた。

★9:08  ビープラッツ-底堅い SaaSマーケットプレイス「SaaSplats」の運営を開始
 ビープラッツ<4381.T>が底堅い。同社は27日、法人向け SaaS(Software as a Service)を一元購入・一元管理できるマーケットプレイス「SaaSplats(サースプラッツ)」の運営を開始したと発表した。
 
 SaaSplatsは、オフィスツール・テレワーク支援・セキュリティから会計・人事労務・営業支援に至るまで、業務に必要な SaaS アプリケーションがひとまとめに掲載され、そのまま購入/申込することができるオンラインストアだという。さらに、掲載されているほとんどのSaaSアプリケーションは、割引価格での提供となっているとしている。

★9:11  伊藤忠商事-続伸 米で保険流通 代理店支援の新興に出資=日経
 伊藤忠商事<8001.T>が続伸。28日付の日本経済新聞朝刊は、同社が米国で個人向け健康保険の流通事業に参入すると報じた。
 
 記事によると、販売代理店の支援などを手掛ける米新興企業に出資し、現地取引先の拡大を支援する。世界最大の保険市場である米国で足場を築くとともに、米国の保険商品の流通や企画などのノウハウを東南アジアの傘下の保険会社に移植することで、グループの保険事業の底上げを狙うとしている。


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