前場コメント No.8 西鉄、児玉化、サカイHD、スルガ銀、NEC、TMN

2025/11/14(金) 11:30
★9:55  西日本鉄道-急騰 通期営業益を上方修正 一転増益へ 増配も発表
 西日本鉄道<9031.T>が急騰。同社は13日、26.3期通期の連結営業利益予想を従来の250億円(前期比6.2%減)から270億円(同1.3%増)に、年間配当予想を40円から50円(前期は40円)に上方修正すると発表した。

 不動産業における住宅事業での粗利の増加や、運輸業において人件費などの費用が当初の見込みを下回ることなどが寄与する。

 26.3期上期(4-9月)の連結営業利益は131億円(前年同期比3.0%増)だった。上期の会社計画は105億円。運輸業やレジャー・サービス業で人件費などが当初の見込みを下回った。不動産業で費用の発生が一部下期以降になったことも寄与した。

★9:58  児玉化学工業-ストップ高 通期営業益を上方修正 上期は25倍
 児玉化学工業<4222.T>がストップ高。同社は13日、26.3期通期の連結営業利益予想を従来の12.0億円から14.0億円(前期比8.6倍)に上方修正すると発表した。

 期初に想定したよりも米国の関税措置による混乱の影響が軽微であり販売が好調に推移したこと、特に一部の主要な2輪・4輪向け製品需要が堅調であること、および、為替相場が想定よりも円安に振れて推移したことなどから、上期までの業績が好調であったことなどを踏まえた。

 26.3期上期(4-9月)の連結営業利益は8.6億円(前年同期比25.3倍)だった。

 なお、同日発表された自社株買いも好感されている。
 

★9:58  児玉化学工業-ストップ高 11万株・7000万円を上限に自社株買い 割合は0.7%
 児玉化学工業<4222.T>がストップ高。同社は13日、11万株・7000万円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年12月1日~2026年1月30日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.7%となる。

 11月30日を消却予定日とする自己株式の消却(3万4547株)を決定しており、0.7%は消却後の発行済株式数に対する割合としている。

★10:00  サカイHD-ストップ高買い気配 今期営業益4.9%増見込む 前期は計画上振れ
 サカイホールディングス<9446.T>がストップ高買い気配。同社は13日、26.9期通期の連結営業利益予想を15.4億円(前期比4.9%増)に、年間配当予想を35円(前期は26円)にすると発表した。

 25.9期通期の連結営業利益は14.7億円(前の期比4.2%増)だった。会社計画の11.6億円から上振れた。移動体通信機器販売関連事業およびビジネスソリューション事業において売上高が増加したことなどが寄与した。
   

★10:02  スルガ銀行-3日ぶり大幅反落 上期最終益43%増もサプライズ感なし
 スルガ銀行<8358.T>が3日ぶり大幅反落。同社は13日、26.3期上期(4-9月)の連結純利益は158億円(前年同期比42.7%増)だったと発表した。ローンビジネスが順調に推移したことや、繰延税金資産を追加計上したことなどが寄与した。

 なお、同社は11月7日に上期および通期の上方修正を発表しており、サプライズ感に乏しいとの見方から株価は売られる展開となっている。

★10:02  NEC-野村が目標株価を引き上げ 国内IT好調で業績予想を上方修正
 NEC<6701.T>が小幅高。野村証券では、国内IT好調で業績予想を上方修正。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は5100円→6600円に引き上げた。

 野村では、2Qの調整後営業利益は前年同期比415億円増益(営業利益は同430億円増益)と好調と指摘。会社は上期の国内ITサービスの上振れ200億円を織り込み、26.3通期の調整後営業利益予想を200億円上方修正し3300億円としたが、野村ではITサービスの収益性改善は下期も継続すると見て、予想は3600億円に上方修正。生成AIを含む開発工程の生産性改善、構造改革効果、BluStellarによるビジネスモデル変革の効果が持続するとみている。

★10:10  TMN-ストップ高買い気配 上期営業赤字縮小 2Qは黒字転換
 トランザクション・メディア・ネットワークス<5258.T>がストップ高買い気配。同社は13日、26.3期上期(4-9月)の連結営業損益は1億6900万円の赤字(前年同期は1億8300万円の赤字)だったと発表した。

 ストック収入の好調により増収となった。データセンター移設費用3億4500万円(前年同期は2億5700万円)の計上があったものの、前年同期比で赤字幅が縮小したとしている。

 なお、26.3期2Q(7-9月)の営業損益は2700万円の黒字(1Qは1億9600万円の赤字)となっていることも好感されている。


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