ニューヨーク外国為替市場概況･2時　カナダドル、売り先行

　26日のニューヨーク外国為替市場で、カナダドルは売り先行。カナダ銀行（中央銀行、BOC）が予想通り政策金利の0.25％据え置きを発表。市場の一部では今回会合での利上げ予想もあったようで、据え置き判明後はカナダドル売りが優勢となった。対ドルで1.2644カナダドルまでカナダドル安推移。カナダドル円は91.02円を上値に、90.43円前後へ下振れた。 　ただ、マックレムBOC総裁は会見で、「オミクロンの影響を考慮して金利を据え置いた」としながらも、「インフレ抑制のため、金利を引き上げる必要がある」と今後の利上げを示唆。カナダドルは対ドルで1.2580カナダドル台、カナダドル円は90.80円付近までカナダドル高方向へ戻した。 　ドル円は小動き。2時時点では114.33円と24時時点（114.35円）と比べて2銭程度のドル安水準だった。米株価の底堅い推移をにらんだリスク志向の円売りが一巡。米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果公表を控え、動きを落ち着かせてきた。 　ユーロ円も円売り一巡。2時時点では128.95円と24時時点（129.03円）と比べ8銭程度のユーロ安水準だった。ドル円と同様に円売りの流れを落ち着かせた。 　ユーロドルはもみ合い。2時時点では1.1279ドルと24時時点（1.1284ドル）と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。FOMCを控えた様子見ムードから、1.1280ドル付近で小動き。 本日これまでの参考レンジ ドル円：113.78円　-　114.39円 ユーロドル：1.1272ドル　-　1.1311ドル ユーロ円：128.60円　-　129.12円