東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、底堅い
23日午後の東京外国為替市場でユーロ円は底堅い。17時時点では135.25円と15時時点(135.45円)と比べて20銭程度のユーロ安水準だった。15時過ぎに135.67円まで日通し高値を更新するも、先週末高値135.80円が抵抗水準として意識されると一転売り戻しが優勢に。一時135.20円割れまで上値を切り下げた。円売りを主導していたオフショア人民元(CNH)が19.21円を頭に19.09円付近まで水準を戻し、クロス円全般に引きずられた。
しかしながら、17時に発表された5月独Ifo企業景況感指数は93.0と予想の91.4を上回ったことが分かると、135.52円近辺まで反発した。
ドル円は上値が重い。17時時点では127.59円と15時時点(127.78円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。127.93円を戻り高値に一時127.51円前後まで水準を切り下げた。台湾を巡りバイデン米大統領は中国を強くけん制し、それに対し中国側も反発。15時前から高まったリスク志向ムードは後退した。時間外の米10年債利回りが2.84%台から2.80%台まで上昇幅を縮めたことも重しとなった。
ユーロドルは強含み。17時時点では1.0600ドルと15時時点(1.0599ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。1.06ドル前後でもみ合いが続いたが、5月独Ifoの発表後に1.0619ドルまで日通し高値を更新した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:127.15円 - 128.06円
ユーロドル:1.0545ドル - 1.0619ドル
ユーロ円:134.66円 - 135.67円
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