前場コメント No.10 ＮＩＰＰＯ、ソレキア、日揮、三菱ケミカル、エムスリーなど
★9:48 ＮＩＰＰＯ－野村が目標株価引き上げ マージンの悪化リスクに留意
ＮＩＰＰＯ<1881.T>がもみ合い。野村証券では、マージンの悪化リスクに留意すべきとし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は1890円→2200円と引き上げた。
前17.3期の決算説明会が開催され、直近の業界統計においてマージンの悪化傾向が表れていることについて、同社においても同様に、前17.3期は原材料価格が上昇するとともに、販売価格は前期比で2～3％程度下落したもよう。業界全体の生産数量は公共事業費の拡大の好影響をうけて増加しており、この傾向は今18.3期以降に本格的に顕在化すると想定。そのため、製造販売事業の減収を見込む会社予想は保守的と考え、今18.3期営業利益は405億円と、会社予想の365億円を上回る水準を予想するとした。
ＮＩＰＰＯ<1881.T>がもみ合い。野村証券では、マージンの悪化リスクに留意すべきとし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は1890円→2200円と引き上げた。
前17.3期の決算説明会が開催され、直近の業界統計においてマージンの悪化傾向が表れていることについて、同社においても同様に、前17.3期は原材料価格が上昇するとともに、販売価格は前期比で2～3％程度下落したもよう。業界全体の生産数量は公共事業費の拡大の好影響をうけて増加しており、この傾向は今18.3期以降に本格的に顕在化すると想定。そのため、製造販売事業の減収を見込む会社予想は保守的と考え、今18.3期営業利益は405億円と、会社予想の365億円を上回る水準を予想するとした。
★9:49 日立製作所－大和が目標株価引き上げ Lumada事業の成長性評価がどこまで進むか注目
日立製作所<6501.T>がもみ合い。大和証券では、Lumada事業の成長性評価がどこまで進むか注目。投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続、目標株価は740円→790円と引き上げた。
16年度通期決算は好印象とし、当期利益の大幅増を評価。18年度までLumada事業の貢献は限定的で、成長加速ペースに注目。南ア火力案件リスクを考慮しても評価余地が残るとの見方を継続するとした。
日立製作所<6501.T>がもみ合い。大和証券では、Lumada事業の成長性評価がどこまで進むか注目。投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続、目標株価は740円→790円と引き上げた。
16年度通期決算は好印象とし、当期利益の大幅増を評価。18年度までLumada事業の貢献は限定的で、成長加速ペースに注目。南ア火力案件リスクを考慮しても評価余地が残るとの見方を継続するとした。
★9:52 ソレキア－売り気配 富士通によるTOB不成立 買付予定数の下限に満たず
ソレキア<9867.T>が売り気配。23日8時50分に、富士通<6702.T>はソレキア株券に対する公開買い付け（TOB）について、買付予定数の下限に満たなかったため、応募株券などの全部の買い付けなどを行わないと発表した。
富士通は、買付予定数の下限を44万5924株としていたが、応募株券などの総数は35万7765株となり、下限に満たなかった。なお、ソレキアは、佐々木ベジ氏の同社株券に対するTOBについて、反対の意見を表明し、富士通による同社株のTOBに関して賛同の意見を表明している。
ソレキア<9867.T>が売り気配。23日8時50分に、富士通<6702.T>はソレキア株券に対する公開買い付け（TOB）について、買付予定数の下限に満たなかったため、応募株券などの全部の買い付けなどを行わないと発表した。
富士通は、買付予定数の下限を44万5924株としていたが、応募株券などの総数は35万7765株となり、下限に満たなかった。なお、ソレキアは、佐々木ベジ氏の同社株券に対するTOBについて、反対の意見を表明し、富士通による同社株のTOBに関して賛同の意見を表明している。
★9:52 日揮－野村が目標株価引き下げ 受注は緩やかな回復基調
日揮<1963.T>が7日続落。野村証券では、受注は緩やかな回復基調とみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は2000円→1850円と引き下げた。
決算後の取材を踏まえ、野村では今18.3期以降の業績予想を見直し。前17.3期に国内外で追加費用を計上した工事案件は今18.3期も続くことなどから、今18.3期以降の収益性は従来より緩やかな改善にとどまる見込み。原油価格が底打ち基調の中、プラント会社の受注は緩やかな回復が見込まれるが、大型LNG案件の受注には時間がかかると見られる。目標株価は業績修正を考慮、受注環境は改善傾向にあることをことから、今18.3期予想基準PBR1.2倍を用いて1850円へ見直し。
日揮<1963.T>が7日続落。野村証券では、受注は緩やかな回復基調とみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は2000円→1850円と引き下げた。
決算後の取材を踏まえ、野村では今18.3期以降の業績予想を見直し。前17.3期に国内外で追加費用を計上した工事案件は今18.3期も続くことなどから、今18.3期以降の収益性は従来より緩やかな改善にとどまる見込み。原油価格が底打ち基調の中、プラント会社の受注は緩やかな回復が見込まれるが、大型LNG案件の受注には時間がかかると見られる。目標株価は業績修正を考慮、受注環境は改善傾向にあることをことから、今18.3期予想基準PBR1.2倍を用いて1850円へ見直し。
★9:53 三菱ケミカルＨＤ－続伸 21.3期までに運転資金圧縮などで3000億円の資金創出
三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が変わらずを挟み続伸。23日付の日経新聞朝刊で、同社が21.3期までに、運転資金の圧縮などで3000億円の資金を創出すると報じられた。
世界各地の事業所間の資金やりとりを効率化し運転資金を圧縮するという。子会社が持つ余裕資金をグループで融通するとされる。持ち合い株も減らすとされ、創出した資金を主に負債圧縮に充てるもよう。
三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が変わらずを挟み続伸。23日付の日経新聞朝刊で、同社が21.3期までに、運転資金の圧縮などで3000億円の資金を創出すると報じられた。
世界各地の事業所間の資金やりとりを効率化し運転資金を圧縮するという。子会社が持つ余裕資金をグループで融通するとされる。持ち合い株も減らすとされ、創出した資金を主に負債圧縮に充てるもよう。
★9:54 エムスリー－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 新たなビジネス展開はまだまだ続く
エムスリー<2413.T>が3日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、プラットフォームを活用した新たなビジネス展開はまだまだ続くと想定。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を3500円→3900円と引き上げた。
同社の医師会員プラットフォームを活用したビジネスは長期的に広がる可能性が高いとの見方は変わらず、投資評価「1」を継続。直近ではAIビジネスへの投資や遠隔医療など、同社プラットフォームを活用した新たなビジネス展開も示している。国内では2018年度の診療報酬改定においてAI、遠隔医療、ICTなどは注目されるテーマの1つになると考えられ、改めて同社の強みが認識される可能性もあるとした。
エムスリー<2413.T>が3日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、プラットフォームを活用した新たなビジネス展開はまだまだ続くと想定。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を3500円→3900円と引き上げた。
同社の医師会員プラットフォームを活用したビジネスは長期的に広がる可能性が高いとの見方は変わらず、投資評価「1」を継続。直近ではAIビジネスへの投資や遠隔医療など、同社プラットフォームを活用した新たなビジネス展開も示している。国内では2018年度の診療報酬改定においてAI、遠隔医療、ICTなどは注目されるテーマの1つになると考えられ、改めて同社の強みが認識される可能性もあるとした。
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