前場コメント No.15 千代田化工建設、上村工業、三井金属、セリア、TKCなど

2017/05/23(火) 11:30
★10:32  千代田化工建設-野村が目標株価引き下げ 大型LNGの受注は時間がかかる見通し
 千代田化工建設<6366.T>が3日ぶり反落。野村証券では、大型LNGの受注は時間がかかる見通しとして、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は700円→680円と引き下げた。
 決算後の取材を踏まえ、野村では業績予想を減額修正。今18.3期は大型LNG案件の売上ピークアウトの影響が想定よりも大きく、前17.3期の受注水準の低い中で減収減益が予想される。原油価格が底打ち基調の中、プラント会社の受注は緩やかな回復が見込まれるが、大型LNG案件の受注には時間がかかる見込み。現在、新経営陣を中心に新中期経営計画を策定中で、7月中をメドに新計画を公表する予定と注目。

★10:36  上村工業-野村が目標株価引き上げ PWB/PKG薬品の収益成長が続く
 上村工業<4966.T>が4日ぶり反発。野村証券では、PWB/PKG薬品の収益成長が続くと想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価を6000円→6300円と引き上げた。
 前17.3期営業利益は前の期比15%減の57億円。1~3月期にめっき加工の需要低調や機械の一時追加費用(8 億円)の発生が主因で、野村予想(68億円)を下回って着地。今18.3期会社営業利益計画は前期比22%増の69億円(1ドル112円前提)。野村では、円高前提(1ドル114円→108円、3億円の営業利益減額)に見直した上で、めっき加工の出荷見通しを引き下げ、業績予想を減額修正。
 ただし、スマホや車載用途高付加価値めっき薬品の成長性が高まるとの見方に変更はないとし、キャッシュフロー創出力が高いことや株主還元策の改善が期待できることを評価するとした。

★10:39  三井金属-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 極薄銅箔がけん引役だが織り込み済み
 三井金属鉱業<5706.T>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、新規用途の極薄銅箔が業績のけん引役だが、株価は織り込み済みとみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は350円→400円と引き上げた。
 カタリストの一角である成長コア事業は、機能材料における触媒と銅箔。極薄銅箔については、スマートフォン新規用途向けの採用拡大で今18.3期以降の収益けん引が見えてきた。また、5月に発表した第2期増産投資により、今後2~3年において、同社が高いシェアを確保できるメドが立った点については高く評価。
 しかし、伸びしろの極薄銅箔については、(1)株価はすでに19.3期まで織り込んでいるとみられること、(2)将来的な新規参入の可能性が否定できないことにより、中立判断を据え置き。

★10:42  セリア-みずほが目標株価引き上げ 業績予想を上方修正
 セリア<2782.T>が続伸。みずほ証券では、業績予想を上方修正。投資判断「買い」を継続、目標株価を5550円→6050円と引き上げた。
 前17.3期営業利益は前年比で26.3%増とみずほ予想を上振れ。足元の販売動向も踏まえて業績予想を上方修正。同社は100円均一というシンプルなオペレーションをベースに、「日常を彩る」をコンセプトとした品ぞろえを行い、消費者ニーズの囲い込みを進めている。GMSや百貨店各社が直営売場の縮小を模索する中、後継テナントとしてのプレゼンスは今後も高まる可能性が高いと評価。

★10:43  TKC-底堅い マイナンバーカード活用の「かんたん窓口システム」提供開始
 TKC<9746.T>が底堅い。同社は23日に、今秋より「TASKクラウドかんたん窓口システム」の提供を開始すると発表した。
 「TASKクラウドかんたん窓口システム」は、住民がマイナンバーカード(または印鑑登録証のカード)と市区町村の窓口に設置されたタブレット端末などを利用して、住民票の写しなど各種証明書の交付申請や、ライフイベントに伴う手続き案内・申請書の作成が行えるクラウドサービスという。これにより、 住民にとっては申請書の作成にかかる負担が軽減できるほか、発行業務が効率化されることにより窓口での待ち時間短縮が期待できるとしている。


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