前場コメント No.17 ペプチドリーム、参天製薬、クラレ、富士通、ヤマハ発動機など

2017/05/23(火) 11:30
★10:57  ペプチドリーム-丸三が目標株価引き上げ 開発進ちょくやプロジェクト数拡大を評価
 ペプチドリーム<4587.T>が3日ぶり反発。丸三証券では、順調な開発進ちょくやプロジェクト数の拡大を評価。投資判断「買い」を継続、目標株価を8400円→9100円と引き上げた。
 製薬企業との創薬共同研究開発プロジェクトにおいて、マイルストーンの達成が相次ぐなど開発が順調に進ちょくしている点や、プロジェクト数の増加傾向が持続している点(共同研究開発プロジェクト数は17年5月時点で42本に達し、さらに17年4月に締結した米国ヤンセンファーマ社との契約に基づくプロジェクト4本が今後加わる見通し)をポジティブに評価しているとした。

★11:01  参天製薬-小幅高 2018年にも眼科製品で米国に再参入
 参天製薬<4536.T>が小幅高。23日付の日刊工業新聞で、同社が2018年にも眼科製品で米国市場に再参入すると報じられた。
 まず非感染症後眼部ぶどう膜炎調整薬を発売し、20~21年に緑内障治療用チューブも投入するという。同社はかつて米国で抗アレルギー剤を展開していたが、競争環境の激化で03年にした。今回は競合が少ないニッチ(すき間)製品をそろえ、米国市場を攻めるとされる。20年度に事業の黒字化を図り、2品目で26年度に売上高300億円を目指すもよう。

★11:03  アジア開発-軟調 前期は営業黒字転換ならず
 アジア開発キャピタル<9318.T>が軟調。同社は22日、17.3期通期の連結営業損益が8400万円の赤字(前の期は5億3800万円の赤字)だったと発表した。海外上場有価証券での評価損失が改善され、また本社部門での経費削減なども寄与した。

★11:06  クラレ-3日続伸 酢ビ~ポバールチェーンの競争優位性高まる 「買い」へ引き上げ
 クラレ<3405.T>が3日続伸。シティグループ証券では、酢ビ~ポバールチェーンの競争優位性が高まっていると判断。投資評価を「2(中立)」→「1(買い)」、目標株価を1700円→2280円と引き上げた。
 投資評価引き上げの理由は以下の3点。(1)コア製品である「エバール」は中期的に6~7%、水溶性ポバールフィルムは10%前後の安定的な高い数量成長が続き、利益成長をけん引する見通し。(2)中核事業体である酢ビ~ポバール製品群は、圧倒的に高い世界シェアと、特に北米拠点を活用することで、18年前半から立ち上がる見通しのシェールガスベースのエチレンクラッカー稼働による原料安効果を享受すると考える。(3)光学用PVAフィルムは、TV向けコーティングPVAの比率が懸念されているほど急速に高まる可能性は低く、LCDパネルの大型化進展の余地を考慮すると、同社の出荷量・価格は落ち込まず、現状水準が維持される可能性が高い。

★11:07  富士通-小安い 仮想デスクトップシステムの性能劣化要因を特定する自動分析技術開発
 富士通<6702.T>が小安い。同社は23日に、傘下の富士通研究所が、仮想デスクトップシステムにおける、レスポンス低下などの性能劣化要因を特定する自動分析技術を開発したと発表した。
 この技術により、仮想デスクトップシステム運用管理者の業務負荷を大きく削減するとともに、従来以上に安定したシステム稼働を実現し、仮想デスクトップシステム導入を検討している顧客の不安解消につながることが期待されるという。今後、より大規模な仮想デスクトップシステムでの検証を行い、2018年度中に富士通のサービスとして提供することを予定している。しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★11:12  ヤマハ発-3日ぶり反落 インドネシアで大型2輪エンジンを生産
 ヤマハ発動機<7272.T>が3日ぶり反落。23日付の日刊工業新聞で、同社が年内をめどにインドネシアで、2輪車の先進国向けモデルに搭載する大型エンジンの生産を始めると報じられた。
 大型エンジンを東南アジアで生産するのは初めてで、インドネシアからフランスやマレーシアに輸出するという。欧米や日本での大型モデルの販売好調を背景に、為替や数量などの変動に強いグローバルな生産ネットワークの構築を目指すとされる。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,068.35 -1011.35
TOPIX 2,626.32 -51.13
グロース250 638.74 -21.13
NYダウ 37,986.40 +211.02
ナスダック総合 15,282.01 -319.49
ドル/円 154.42 -0.22
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ