前場コメント No.8 マクドナルド、ビジョン、デンカ、三井化学、シャープなど
★9:22 マクドナルド－いちよしが「A」へ引き上げ 本格成長へのステージに移行したと判断
日本マクドナルドホールディングス<2702.T>が反発。いちよし経済研究所では、今17.12期以降、本格的に成長へのステージに移行したと判断。レーティングを「B」→「A」、フェアバリューを3800円→5400円と引き上げた。
今17.12期1Q（1～3月）既存店売上高は前年同期比15.5％増。4月の既存店売上高は前年同月比12.7％増、5月の既存店売上高は同10.1％増。14.12期、15.12期に商品に関わるネガティブな事件が発生し、消費者の「マクドナルド離れ」が起きたが、現在の売上高水準は事件前の13.12期を100とした場合、90台後半で推移していると、いちよしでは試算。なお、13.12期のチェーン売上高は5044億円であった。今17.12期のチェーン売上高は4852億円といちよしでは予想。
日本マクドナルドホールディングス<2702.T>が反発。いちよし経済研究所では、今17.12期以降、本格的に成長へのステージに移行したと判断。レーティングを「B」→「A」、フェアバリューを3800円→5400円と引き上げた。
今17.12期1Q（1～3月）既存店売上高は前年同期比15.5％増。4月の既存店売上高は前年同月比12.7％増、5月の既存店売上高は同10.1％増。14.12期、15.12期に商品に関わるネガティブな事件が発生し、消費者の「マクドナルド離れ」が起きたが、現在の売上高水準は事件前の13.12期を100とした場合、90台後半で推移していると、いちよしでは試算。なお、13.12期のチェーン売上高は5044億円であった。今17.12期のチェーン売上高は4852億円といちよしでは予想。
★9:25 ビジョン－もみ合い 西武ＨＤの訪日外国人客向け会員サービスに「NINJA WiFi」活用
ビジョン<9416.T>がもみ合い。同社は6月23日の大引け後に、西武ホールディングス<9024.T>が展開する訪日外国人客向けサービス「SEIBU PRINCE CLUB emi」の会員登録を促進するため、訪日外国人客向けWi-Fiルーターレンタルサービス「NINJA WiFi」をレンタルした人への案内をはじめとする、ビジョンの各種メディアサービスを提供すると発表した。
今般、西武ＨＤでは訪日外国人に旅行を楽しんでもらえるよう、全国の西武グループ施設で提示するとさまざまな割引や特典を受けられる会員サービス「SEIBU PRINCE CLUB emi」の展開を開始。その普及のため、ユニークなアプローチ策として効果が期待できるビジョンのクロスメディアサービスを活用することになったとした。
ビジョン<9416.T>がもみ合い。同社は6月23日の大引け後に、西武ホールディングス<9024.T>が展開する訪日外国人客向けサービス「SEIBU PRINCE CLUB emi」の会員登録を促進するため、訪日外国人客向けWi-Fiルーターレンタルサービス「NINJA WiFi」をレンタルした人への案内をはじめとする、ビジョンの各種メディアサービスを提供すると発表した。
今般、西武ＨＤでは訪日外国人に旅行を楽しんでもらえるよう、全国の西武グループ施設で提示するとさまざまな割引や特典を受けられる会員サービス「SEIBU PRINCE CLUB emi」の展開を開始。その普及のため、ユニークなアプローチ策として効果が期待できるビジョンのクロスメディアサービスを活用することになったとした。
★9:28 デンカ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 樹脂分野は単価改善もヘルスケア拡大に遅れ
デンカ<4061.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、樹脂分野は単価改善だがヘルスケアの拡大が遅れており、好悪混在と判断。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は480円→520円と引き上げた。
材料は好悪混在の状況が当分続き、ファンダメンタルズ上の変化が株価に影響を及ぼす可能性は低いと判断。好材料は、クロロプレンゴムなど機能樹脂・エラストマー分野の販売単価が価格改定により上昇し、今後も持続することで、今18.3期以降の採算改善が期待できる点。クロロプレンゴムの一部製法の原料であるブタジエン市況は低下しており、ブタジエンを用いる同社米国工場でも原料安メリットによるスプレッド拡大を享受する見込み。悪材料は、コレステロールsd-LDL測定試薬の承認取得見込みが18年3月頃と後倒しになるなど、ヘルスケア分野の収益拡大にやや遅れが出ているため利益成長のイメージが描きにくいこと。
当面の業績のカギは、自動車向け部材などの新分野への展開を進めている電子・先端プロダクツが握ると考えられるが、中国経済が年後半から失速するリスクを踏まえ、利益成長率は来19.3期から鈍化すると予想。
デンカ<4061.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、樹脂分野は単価改善だがヘルスケアの拡大が遅れており、好悪混在と判断。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は480円→520円と引き上げた。
材料は好悪混在の状況が当分続き、ファンダメンタルズ上の変化が株価に影響を及ぼす可能性は低いと判断。好材料は、クロロプレンゴムなど機能樹脂・エラストマー分野の販売単価が価格改定により上昇し、今後も持続することで、今18.3期以降の採算改善が期待できる点。クロロプレンゴムの一部製法の原料であるブタジエン市況は低下しており、ブタジエンを用いる同社米国工場でも原料安メリットによるスプレッド拡大を享受する見込み。悪材料は、コレステロールsd-LDL測定試薬の承認取得見込みが18年3月頃と後倒しになるなど、ヘルスケア分野の収益拡大にやや遅れが出ているため利益成長のイメージが描きにくいこと。
当面の業績のカギは、自動車向け部材などの新分野への展開を進めている電子・先端プロダクツが握ると考えられるが、中国経済が年後半から失速するリスクを踏まえ、利益成長率は来19.3期から鈍化すると予想。
★9:31 三井化学－3日続伸 米国で自動車軽量化用の開発拠点新設
三井化学<4183.T>が3日続伸。26日付の日刊工業新聞で、同社が米国に、自動車の軽量化などに貢献するソリューション開発拠点を7月に新設すると報じられた。
米系自動車メーカー「デトロイト3」などを対象に、設計段階から加わり、バンパーやインストルメントパネルに使うポリプロピレン混練樹脂（PPコンパウンド）を拡販するという。自社グループの金型メーカーの技術も活用して提案力を強化し、新たなビジネスモデルの確立を目指すとされる。今後の海外収益の伸びが期待され、買いが入っている。
三井化学<4183.T>が3日続伸。26日付の日刊工業新聞で、同社が米国に、自動車の軽量化などに貢献するソリューション開発拠点を7月に新設すると報じられた。
米系自動車メーカー「デトロイト3」などを対象に、設計段階から加わり、バンパーやインストルメントパネルに使うポリプロピレン混練樹脂（PPコンパウンド）を拡販するという。自社グループの金型メーカーの技術も活用して提案力を強化し、新たなビジネスモデルの確立を目指すとされる。今後の海外収益の伸びが期待され、買いが入っている。
★9:39 シャープ－東海東京が「Neutral」へ引き上げ 鴻海とのシナジー効果の顕在化に期待
シャープ<6753.T>が変わらずを挟んで続伸。東海東京調査センターでは、鴻海精密工業グループとのシナジー効果の顕在化に期待。レーティングを「Underperform」→「Neutral」、目標株価を150円→400円と引き上げた。
16年度決算、17～19年度中期経営計画および社長取材を踏まえて、鴻海精密工業グループとのシナジー効果が顕在化する前提で、今18.3期以降の業績を見直し。
加えて、同社は最先端テクノロジーであるIoTの投資ファンドであるソフトバンク・ビジョン・ファンドに対して10億ドル（約1100億円）を投資する計画。同社では、ビジョンファンドへの参加により、IoTに関する知見を広げ、関連する事業展開を加速する方針であり、ソフトバンクグループの運用能力の高さから、投資収益も期待しているとした。
シャープ<6753.T>が変わらずを挟んで続伸。東海東京調査センターでは、鴻海精密工業グループとのシナジー効果の顕在化に期待。レーティングを「Underperform」→「Neutral」、目標株価を150円→400円と引き上げた。
16年度決算、17～19年度中期経営計画および社長取材を踏まえて、鴻海精密工業グループとのシナジー効果が顕在化する前提で、今18.3期以降の業績を見直し。
加えて、同社は最先端テクノロジーであるIoTの投資ファンドであるソフトバンク・ビジョン・ファンドに対して10億ドル（約1100億円）を投資する計画。同社では、ビジョンファンドへの参加により、IoTに関する知見を広げ、関連する事業展開を加速する方針であり、ソフトバンクグループの運用能力の高さから、投資収益も期待しているとした。
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