〔Market Flash〕東証1部指定銘柄を予想する～みずほ

【13:15】東証1部指定銘柄を予想する～みずほ 　みずほ証券では、向こう数カ月内に東証1部に昇格する銘柄を予想している。昇格条件を満たす銘柄は多数存在するが、企業の能動的アプローチがない限り、実際には昇格しない。その確度を予想するモデルを過去データにより構築し、一定水準以上の確度の銘柄のみを選別している。確度「High」銘柄には、山田コンサル（4792）、力の源ＨＤ（3561）、Ｊエレベータ（6544）、桧家ＨＤ（1413）、ＣＫサンエツ（5757）、グリーンズ（6547）、オロ（3983）、ウェーブＨＤ（7940）、エスライン（9078）、フルテック（6546）を挙げている。 【12:35】電力・ガスは業績格差が広がる可能性、電源開発に注目～野村 　野村証券では電力・ガスセクターに関して、18年も小売自由化に伴う競争激化が続くと予想している。電力会社ではコスト削減、卸売増販、ガス会社では電力増販という増益要因もあり、大幅な減益リスクを懸念する必要はないとみているが、セクター全般の上値を追うような展開にはなりづらいと考えている。また、小売自由化の影響に加え、原発裁判リスクおよび原発再稼働の有無、コスト削減度合によって、業績格差が拡大すると想定している。そのような中、個別では卸売中心で、小売自由化による販売電力量の減少リスクが低いとみる電源開発（9513）に注目している。 【10:35】Niパウダーの価格方式変更で硫酸Niの価格上昇の可能性～三菱ＵＦＪＭＳ 　三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、ブラジルのヴァーレが18年1月よりニッケル（Ni）パウダーの価格方式を変更することに注目している。Niパウダーのみ、従来のLME連動方式から、生産者価格連動方式にすると顧客に通達している。三菱ＵＦＪＭＳでは、Niパウダーの価格について、採算性を鑑みて6.0～7.0ドル/lbとなる可能性が高いとみている。正極材関連メーカーは、田中化学研究所（4080）、戸田工業（4100）、日本化学産業（4094）、新日本電工（5563）、住友金属鉱山（5713）などがあるが、加工賃制である正極材を生産するメーカーは、硫酸Ni価格が上昇しても電池メーカー負担のため、収益に与える影響は小さいと三菱ＵＦＪＭＳでは想定している。しかし、硫酸Ni関連である住友鉱山や阪和興業（8078）には、収益恩恵が出てくると予想している。 【10:15】マザーズ・ジャスダックの統合報道、バイオの不公平感解消に期待～みずほ 　みずほ証券ではバイオセクターに関して、1月6日の読売新聞が、日本取引所グループ（8697）がマザーズ・ジャスダックの2つの新興市場の統合検討に入ると報じたことを受けてリポートしている。みずほでは、現在、マザーズとジャスダックは、上場基準や上場廃止基準などが異なり、一部のバイオ企業には不公平感もあったため、これらが一本化されることを歓迎したいとの見方をとっている。特に、上場廃止基準の業績要件（売上高、営業利益、営業キャッシュ・フローなどによる上場廃止）は、ナスダックなどには存在しておらず、日本のバイオセクターの競争力強化にとって重要と考えている。統合に伴って要件が見直されれば、セクターにとってプラスになると期待できるため、今後の動向を注視したいとコメントしている。 【9:40】日経平均は騰勢が強まるが24150円どころまでで上昇一服か～ＳＭＢＣ日興 　ＳＭＢＣ日興証券のテクニカルリポートでは、日経平均について考察している。日経平均は年初の急騰で、1989年12月の38915円から、2009年3月の7054円への下げの半値戻りの水準を明確に上回ったと指摘。23520円どころと24150円どころが当面のフシになるとみている。同水準を抜けずに頭打ちとなると、1月末にかけて1300～2280円幅程度の揺り戻しが生じる可能性があるとみているが、3月頃までに、まずは24550円どころか25070円どころへ上昇する展開を想定している。 【8:45】寄り前気配は東海カ、セイノーＨＤ、大気社、ＴＳＩＨＤが高い気配値 　主力株の寄り前気配では、東海カ(5301)+10.25%、セイノーＨＤ(9076) +9.01%、大気社(1979) +8.59%、ＴＳＩＨＤ(3608) +6.79%、阪和興(8078) +5.12%、不二油(2607) +4.66%、積水ハウス(1928) +4.44%、豊通商(8015) +3.97%、積水化(4204) +3.85%、日東電(6988) +3.28%などが高い気配値。 　一方、ユー・エス (4732) -2.78%、ＤＩＣ(4631) -2.66%、山九(9065) -2.19%、山合銀(8381) -2.12%、京成(9009) -1.75%、みらかＨＤ(4544) -1.41%、イズミ(8273) -1.26%、田辺三菱(4508) -1.26%、持田薬(4534) -1.24%、百十四(8386) -1.03%などが安い気配値となっている。