米セールスフォース-大幅下落 1Q決算は堅調も新規受注の減速懸念が重荷に

2014/05/22(木) 08:12
5月21日  終値 前日比 前日比(%)     ----------------------------------  CRM 50.19 -2.70 -5.10%    5月21日の取引でインターネットベースの顧客管理ソフト販売大手のセールスフォース・ドット・コム(NYSE:CRM)の株価は大幅下落。1Q決算は堅調な結果だったものの、アナリストが新規受注の減速の可能性を指摘したことが嫌気された。  20日夕に発表された第1四半期決算は売上高が前年同期比37.4%増の12億2677.2万ドルと、市場予想の12億700万ドルを上回った。純損益は前年同期の6772.1万ドルの赤字から9691.1万ドルの赤字へ、赤字幅が拡大した。調整後の一株当たり利益は0.11ドルとなり、市場予想の0.10ドルを上回った。粗利益率は76.2%と前年同期の76.6%から低下したほか、研究開発費やマーケティング費用の拡大が重荷となった。地域別売上は米州が前年同期比38.9%増、欧州が同41.8%増、アジア太平洋が同21.2%増となった。将来売り上げの目安となる前受け収益は同34%増の23億2000万ドルとなった。  会社側は2015年1月通期について、売上高見通しを従来の52.5億-53.0億ドルから53.0億-53.4億ドルへ、調整後の一株当たり利益見通しを従来の0.48-0.50ドルから0.49-0.51ドルへ引き上げた。第2四半期について、売上高を前年同期比34-35%増の12.85億-12.90億ドル、調整後の一株当たり利益を0.11-0.12ドルと見通した。  決算は堅調だったものの、一部のアナリストが前受け収益から予想される新規受注の伸びが減速傾向にある可能性を指摘したことが投資家の利益確定の売りを誘発した。
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