ニューヨーク外国為替市場概況・24時 産油国通貨、急伸

2020/04/03(金) 00:08
 2日のニューヨーク外国為替市場でカナダドル円は急伸。トランプ米大統領が「サウジアラビアとロシアが原油産出量1000万バレルの減産に踏み切ると予想し期待する」と発言するとWTI原油先物価格が急騰。産油国通貨とされるカナダドルに買いが集まった。22時過ぎに付けた日通し安値74.97円から一転上昇し、23時30分過ぎには76.54円の日通し高値を付けた。なお、サウジアラビアは石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国に緊急会合の開催を呼びかけた。  メキシコペソ円も4.37円の日通し安値から4.53円の日通し高値まで大きく持ち直している。  ドル円は堅調。24時時点では107.93円と22時時点(107.18円)と比べて75銭程度のドル高水準。前週分の米新規失業保険申請件数が過去最多となったことを受けて株価が失速。クロス円の下落とともにドル円にも売りが出て一時107.02円と日通し安値を付けたものの、その後はドル全面高となった影響から徐々に買い戻しが優勢に。一時は200ドル超下落したダウ平均が持ち直し、530ドル超上昇したことも相場の支援材料となり、108.03円の本日高値を更新した。資源国のクロス円が上昇したこともドル円の買いを誘った。  なお、23時発表の2月米製造業新規受注は前月比横ばいと予想の前月比0.2%増を下回った。  ユーロ円は底堅い動き。24時時点では117.24円と22時時点(116.60円)と比べて64銭程度のユーロ高水準だった。23時前に一時116.35円と日通し安値を付けたものの、資源国のクロス円が上昇するとユーロ円にも買い戻しが入り117.49円付近まで値を上げた。  ユーロドルは戻りが鈍い。24時時点では1.0862ドルと22時時点(1.0879ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。23時前に一時1.0841ドルと日通し安値を付けたあとの戻りも1.0900ドル付近にとどまるなど上値は重かった。 本日これまでの参考レンジ ドル円:107.02円 - 108.03円 ユーロドル:1.0841ドル - 1.0968ドル ユーロ円:116.35円 - 117.72円
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