後場コメント No.2 鹿島、ユナイテッドアーバン、ジャパンディスプレイ、SOMPO、楽天など

2018/01/17(水) 15:00
★12:53  鹿島-反発 シンガポール企業を買収 アジア地域でのエンジニアリング事業を拡大へ
 鹿島<1812.T>が反発。同社は17日に、アジア統括現地法人カジマ・オーバーシーズ・アジアを通じて、シンガポール、マレーシアなどで多くの医薬品関連施設の実績を持つ、インターナショナル・ファシリティ・エンジニアリング(以下、IFE社)の持株会社の過半の株式を取得する売買契約を締結したと発表した。
 今後、エンジニアリング事業本部とIFE社の間で、お互いの強みを活かしつつ、プロジェクトの上流段階を幅広くカバーできる協業体制を早期に確立するとともに、新たなIFE社がアジア地域における生産施設エンジニアリングのトップ企業となることを目指すとしている。

★12:58  ユナイテッドアーバン-野村が目標株価引き上げ 物件売却と取得をバランスさせ実行
 ユナイテッド・アーバン投資法人<8960.T>が変わらずを挟んで8日続伸。野村証券では、物件売却と取得をバランスさせ、実行していると注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価は18.10万円→18.80万円と引き上げた。
 1棟借りテナントが退去した「芦屋川西ショッピングマート」を17.11期に29億円で売却し、21億円の売却益を得た。それを緩衝材に「SK名古屋ビルディング」などオフィス2物件と賃貸住宅5物件を計107億円で一括売却し、ネットで8億円の売却損を計上。他方、17.11期中の投資は「吉川物流センター」の取得20億円と、鑑定評価額18億円の「武蔵村山倉庫」を保有するSPC(特定目的会社)への出資にとどまった。
 しかし、ホテルと商業の複合施設「リーガロイヤルホテル小倉・あるあるCity」を166億円、想定NOI利回り6.5%、同償却後利回り4.8%で1月26日に取得することを決定。18.5期末予想LTVは40.4%で、巡航の目安45%までの物件取得余力は推定550億円と大きいとした。

★13:03  ジャパンディスプレイ-CSが目標株価引き上げ 構造改革効果/他社との提携を待つ
 ジャパンディスプレイ<6740.T>が反発。クレディ・スイス証券では、構造改革効果/他社との提携を待つとし、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は200円→220円と引き上げた。
 構造改革効果などを織り込み、来19.3期以降の業績予想をを増額修正。構造改革効果や他社との提携の可能性などによる業績改善期待が当面は残るとみられるが、事業環境は引き続き厳しい。非モバイル分野の拡販、中国スマホでの受注回復があるかなどを注視するとした。
 来19.3期は、今18.3期中に構造改革が完遂できれば、黒字転換が可能と予想。しかし、会社側中期計画での来19.3期営業利益率3%達成には、スマホ/非スマホでの販売力の改善の加速が求められると指摘。

★13:06  SOMPOHD-3日続伸 物流用ドローン対象保険を発売へ
 SOMPOホールディングス<8630.T>が3日続伸。17日付の日刊工業新聞で、同社が物流用ドローン(飛行ロボット)の事業化支援に乗り出すと報じられた。
 業界初となる物流用ドローンを対象にした損害保険を月内に発売するという。ドローンによる物流の実証実験に必要なリスクアセスメントの策定から事故発生時の対応マニュアルまで一貫で支援するとされる。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★13:08  楽天-CSが目標株価引き下げ 業績の不透明感が増している
 楽天<4755.T>が5日続落。クレディ・スイス証券では、業績の不透明感が増していると判断。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は1300円→1100円と引き下げた。
 3Q決算およびその後の会社発表を反映し、業績予想を見直し。3Qの投資事業の評価益(228億円)および売却益(50億円)を反映し、今期営業利益は上方修正するものの、NBAの国内映像配信権の獲得やMNOとして携帯電話事業参入の可能性を考慮すると、利益は当面低調となる可能性があるとした。


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