後場コメント No.5 ルネサス、クラボウ、富士フイルム、ネクストジェン、ABCマートなど

2017/03/23(木) 15:00
★13:29  ルネサス-3日ぶり反発 省電力団体「LoRa Alliance」のスポンサーメンバーに
 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が3日ぶり反発。同社は23日、LoRaWANの標準化と普及をサポートする非営利団体LoRa Allianceに参画したと発表した。
 LoRaWANは、IoT向け省電力広域無線ネットワークをオープンな仕様でグローバルに実現する無線規格。非営利団体LoRa Allianceでは、LoRaWANの規格化とプロモーションとを推進し、ライセンス不要の周波数帯域を利用したオープン仕様による省電力広域無線ネットワークを発展させるべく、活動に取り組んでいる。ルネサスは、LoRa Allianceに最高位メンバーシップである「スポンサーメンバー」として加入し、今後普及が見込まれるLoRaWANの仕様策定と推進活動に主導的な立場で貢献する。

★13:35  クラボウ-底堅い 人センサー集団活用した熱中症リスク管理システムとスマート衣料の開発着手
 クラボウ<3106.T>が底堅い。同社は23日に、大阪大学、信州大学、日本気象協会と共同で、熱中症予防対策に特化したリスク管理システムおよびスマート衣料「Smartfit」の開発を開始すると発表した。
 5月から大手建設・運送会社の協力のもと200人規模のモニター調査を実施し、2018年度の実用化を目指す。なお、IoTプラットフォームは、ユニオンツール<6278.T>との取り組みにより構築するとしている。

★13:42  富士フイルム-反発 ゲノム編集を表皮細胞に適用 三次元表皮モデル作製に成功
 富士フイルムホールディングス<4901.T>が反発。同社は23日、東京医科歯科大学との共同研究で、ゲノム編集技術「CRISPR-Cas9(クリスパー キャスナイン)」を用いて、ヒト表皮細胞のゲノムを編集し、その細胞を三次元培養した表皮モデルの作製に成功したと発表した。
 同社はこれまで、化粧品の研究開発ツールとしてヒト表皮細胞を培養して作製した、生体の構成により近い三次元表皮モデルの活用を進めてきた。今回開発した技術を活用し、加齢による肌の乾燥やシワなどと関連する特定の遺伝子を欠損させることで、加齢による皮膚状態の変化を三次元表皮モデルで再現できる。
 同社は同技術を活用して、表皮形成での個々の遺伝子の機能に関する研究をさらに推し進め、その研究成果を今秋発売するエイジングケア領域の機能性化粧品に活用する予定とした。

★13:47  ネクストジェンなど-5G関連の一角に物色 トヨタとNTTが超高速無線通信で提携と報道
 ネクストジェン<3842.T>が大幅反発。3月23日付け日本経済新聞・朝刊で、トヨタ自動車とNTTが自動車の超高速無線通信の技術で提携すると伝えられたことが手がかり。
 記事の中で、第5世代移動通信システム(5G)と呼ばれる技術を活用し、より安全性の高い自動運転車の実用化につなげるとされ、5G関連株が物色されている。ネクストジェンのほかでは、サイバーコム<3852.T>、JIG-SAW<3914.T>、構造計画研究所<4748.T>、アルチザネットワ-クス<6778.T>、アイレックス<6944.T>などが高い。

★13:55  ABCマート-底堅い IT全般の戦略パートナーとしてフューチャーアーキテクトと提携
 エービーシー・マート<2670.T>が底堅い。同社は23日11時に、同社とフューチャーアーキテクト(東京都品川区)は、IT全般のパフォーマンスと経営への貢献を最大化し、競争優位を高める次世代システムの企画、設計、構築、運営で協力する戦略パートナーとして提携することに合意したと発表した。
 両社は、変革の中長期的なテーマと短期的な対象を共有し、成長戦略の実現に向けてビジネスとITの両輪で協力していくという。2017年は「店舗・ECの連動による顧客利便性の向上」、「在庫データの共有によるチャンスロスの極小化」、「メーカーとの双方向連携による業務の効率化」を重点ポイントとして店舗・ECの単店の販売力の底上げと、店頭の品揃えと商品調達力の強化を図るとしている。


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