後場コメント No.4 パナソニック、DIC、バリューゴルフ、ロコンド、オールアバウトなど

2017/09/19(火) 15:00
★13:21  パナソニック-水戸が新規「B+」 第1四半期は5%増収・17%営業増益と順調
 パナソニック<6752.T>が6日続伸。水戸証券では、第1四半期は5%増収・17%営業増益と順調と評価。レーティング「B+」、目標株価2000円として、新規カバレッジを開始した。
 今第1四半期(4~6月期)は売上高1兆8653億円(+5%)、営業利益839億円(+17%)。車載関連事業の伸長などが寄与し、増収益益での着地。今18.3期会社計画は売上高7兆8000億円(+6%)、営業利益3350億円(+21%)。売上高は車載や家電事業の成長、新規連結の寄与により増収の見通し。営業利益は投資フェーズにある車載事業を中心に、増加する固定費(986億円)を増収効果(1050億円)、合理化・製品構成改善(220億円)などによりカバーし、2ケタ増益を想定。水戸の今期予想は売上高7兆8000億円(会社計画比±0%) 、営業利益3450億円(同+100億円)を予想。

★13:23  DIC-続伸 化粧品顔料や光輝材の事業領域を拡大
 DIC<4631.T>が続伸。9月19日付け化学工業日報で、同社は化粧品顔料や光輝材の事業領域を広げると伝えられた。
 従来の主戦場であるポイントメイクやベースメイクから、美容など同社にとっての新規領域で新しい事業の柱を育成する。この一環として光拡散効果でシワをぼかす顔料や、ネイルに鏡面効果を付与するネイル用光輝材の開発にもめどをつけたという。今後、全世界でサンプル提供を本格化する。とくに日本ではポイントメイクの売上比率が高い一方、ベースメイクは競合メーカーの障壁が高いことから、新規用途で需要を掘り起こす考えと報じられている。

★13:25  バリューゴルフ-エースが「強気」継続 本格的な収益拡大が期待できる状況に
 バリューゴルフ<3931.T>が買い先行も伸び悩む展開。エース経済研究所では、来19.1期以降、本格的な収益拡大が期待できる状況になりつつあると判断。投資判断「強気」、目標株価3900円を継続した。
 今18.1期2Q(累)は収益が急回復しているジープ社の寄与もあり、79%営業増益を達成。通期計画が据え置かれたのは、「9月に譲り受けたバリューゴルフ大崎の業績寄与を精査中のため」(水口社長談)であり、上振れする可能性が高い。ゴルフ事業を核とした積極的な事業規模の拡大に取り組んでいるが、ようやく収益拡大の途に就き始めたと思われるとした。

★13:32  ロコンド-反発 配送メニューに「急ぎません。便」追加 ヤフーニュースに掲載
 ロコンド<3558.T>が3日ぶり反発。同社が運営する通販サイト「ロコンド」に、配送メニューに「急ぎません。便」が追加されたと、ヤフーニュースで9月19日午前より掲載されており、話題性に着目した買いも入っているようだ。
 翌日着の「お急ぎ便」よりも幅があり、翌日~3日後に届くというメニュー。配送会社への負担が大きくなっている社会的な現状を踏まえたもので、新配送メニュー自体への認知がまだ低い中、9月14日の初日注文の約20%が「急ぎません。便」だったとされる。
 記事によると、導入のきっかけは配送側の負担増加。配送を担当するヤマト運輸は、流通量増による現場のひっ迫を社会と顧客に訴え、配送料の値上げにも踏み切った。同社では「構造的に負担を軽減するためには、ヤマトさんだけでなく、我々通販サイト、そしてお客様の三者が一体にならないと根本的な解決にならないと考えました」としている。

★13:45  オールアバウト-上げ幅拡大 ディー・エル・マーケットがInmagine123RFと業務提携
 オールアバウト<2454.T>が上げ幅拡大。同社は9月19日11時に、傘下でデジタルコンテンツに特化したダウンロード販売専門のマーケットプレイス「DLmarket」を運営するディー・エル・マーケット(東京都渋谷区)が、Inmagine123RF(東京都江東区)と業務提携を行うと発表した。Inmagine123RFが運営するストックフォト販売サイト「123RF」の写真・イラストなどのデジタルコンテンツ7000万点以上を、「DLmarket」内で販売する。

★13:47  CTC-3日続落 子会社が360度パノラマを活用したVRソリューション販売開始
 伊藤忠テクノソリューションズ<4739.T>が3日続落。同社は19日に、子会社でIT関連機器やソフトウェア販売を行うシーティーシー・エスピー(東京都世田谷区)が、エージェンテック(東京都千代田区)と販売代理店契約を締結し、VRソリューション「VR2.0」シリーズと、コンテンツ制作管理ツール「ABook」シリーズの提供を開始したと発表した。
 VR2.0シリーズは、マルチデバイスを通して360度パノラマコンテンツの制作や配信などを行うサービスであり、ABookシリーズはコンテンツを社内や店舗内など、配信先や利用者を限定して安全に利用するためのプラットフォームという。シーティーシー・エスピーでは小売業界や不動産業界などのBtoC企業を中心に3年間で100社への導入を目指すとしている。しかし、マーケットの反応は限定的だ。


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