〔Market Flash〕日本株に上昇余地はまだあるか?~SMBC日興

2017/10/17(火) 14:20
【14:20】日本株に上昇余地はまだあるか?~SMBC日興  SMBC日興証券では、日本株がさらに上値を拡大するには、EPSが上昇するかPERが切り上がることが必要であるが、年末にかけて双方とも起こる可能性があると考えている。日本株のPERは依然としてレンジ内で推移しており、株価もEPSの上昇に沿って上昇していることから、割高感がうかがえるレベルではないとみている。中間決算で会社計画の上方修正が増加した場合には、EPSはまだ上昇する余地があるとみている。また、日本株のPERが大きく上昇するのは、「上値を買い上げる行動を採る」海外投資家の資金フローが流入する局面であると指摘。現下の日米景気の好調さを踏まえると、日本企業のEPSモメンタムが他国を上回る公算が大きく、海外投資家が日本株を見直すきっかけになる可能性があると考えている。 【13:05】マンション価格は上昇中だが成約件数は下げ止まり~野村  野村証券では、不動産経済研究所が16日に発表した9月のマンション市場動向調査を受けてリポートしている。首都圏では、昨年9月の大型物件の反動で発売戸数が伸び悩んだが、平米当たりの発売価格は上昇しており、市況が依然として強含んで推移していることが確認できたとしている。4-9月の6カ月累計では、発売戸数は前年同期比3.6%減だったが、在庫の契約が進み、総契約戸数は同0.9%増だった。首都圏の9月末の在庫も、3月末からの比較では減少しており、過去に発売して在庫となっていた物件に割安感が出ているとみている。株式市場にはマンション市況が下落に転じるとの懸念があるが、野村では、契約戸数の今後の回復次第で、懸念は徐々に後退する可能性があると考えている。総合デベロッパーでは、人気の超高層タワー物件が多い三井不動産(8801)や住友不動産(8830)、契約ペースが回復してきている野村不動産(3231)などに注目している。 【12:45】逆張り投資は有効か?自動車、不動産は投資家の注目度が低い~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、アクティブ運用のコンセンサスを把握する際、国内株式投信の業種別組み入れが参考になるとの見方から、TOPIX、日経平均、JPX日経400を参照する東証上場ETFの推定保有額を排除し、株式投信が保有する国内株式の業種別構成比を算出して、TOPIX時価総額構成比と比較している。9月の特色として、外需・内需業種の比率を維持する中で、景気敏感業種の組み入れを高めたことを挙げている。外需関連では鉄鋼、卸売、機械などを上げ、電気機器、非鉄金属などを下げた。内需関連では証券、保険などを引き上げ、食品、医薬品、小売り、建設などを引下げた。また、業種別の相対組み入れ(東証33業種、対TOPIX)を2006年以降の平均と比べて組み入れが低い業種は、ゴム製品、自動車(輸送用機器)、精密機器、運輸、小売であり、組み入れが高い業種は、機械、保険、証券であると指摘している。 【10:50】対戦モード実装で「パズドラレーダー」のランキングが急浮上~SMBC日興  SMBC日興証券ではエンタテイメントセクターに関して、スマホゲーム関連でガンホー(3765)の「パズドラレーダー」に注目している。12日に新機能「対戦モード」とそれに伴うガチャ機能が大型アップデートで実装され、マネタイズが本格化したとのこと。パズドラレーダーは、東京ゲームショウのeスポーツイベント「e-Sports X」にて対戦機能が披露されており、実装後の動向が注目されていたが、対戦モード実装により、売り上げランキングも急浮上していることを指摘している。ほか、サイバーエージェント(4751)の子会社のサムザップが今秋に配信を予定している「戦国ASURA」の事前登録者数が40万人を突破しており、配信後のスタートダッシュが期待できると考えている。 【10:15】神戸鋼が説明会開催、資金面では当面問題はなさそう~野村  野村証券では、16日に神戸製鋼所(5406)が開催した一連のデータ改ざんなどの不適切行為についての説明会を受けてリポートしている。川崎博也会長兼社長が出席し、活発な質疑応答が実施されたとのこと。説明会では、当面は資金面での不安がないことを確認できたほか、現状で明らかになっているデータ改ざん行為の売り上げが年間120億円前後と、アルミ・銅事業部門の17.3期売上の4%、全社売上の1%以下にとどまることを確認できた点で、現状の株価に対してはややポジティブな内容であったと野村では判断している。ただし、現時点では、リコールの発生や今後のデータ改ざんの範囲の広がりなどのリスク要因が依然残るほか、コンプライアンス、ガバナンス上は深刻な問題であることには変わりはないと指摘。早急な全製品の品質問題の検証、今回のデータ改ざんの原因究明と再発防止策が求められるとコメントしている。 【9:50】FAセクターは中長期的に魅力的な投資対象~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、FA(Factory Automation)セクターは中長期的に魅力的な投資対象と考えている。(1)中国を中心とした新興国で自動化投資の拡大余地が大きい、(2)エレクトロニクス産業向けを中心にFA需要のすそ野は拡大傾向、(3)FA業界では日本企業が高い競争力を有している、(4)IoTの高まりでFA企業のビジネスチャンスが拡大する―といった点をその背景に挙げている。ただし、景気サイクルの後半戦に入る可能性が高いと判断しており、投資戦略としては、循環よりも個別要因による成長力に注目した選別をすべきと考えている。同観点から、SMC(6273)、CKD(6407)、THK(6481)の3社をトップピックとしている。 【9:10】建設はオリンピック前まで業績拡大が続く~みずほ  みずほ証券では、建設セクターについて、オリンピック前までは業績拡大が続くと予想している。18.3期上期の株価上昇も、増益モメンタム継続への見方と相まって、バリュエーションの割安感が見直された結果と受け止めている。特に大手ゼネコンは、手持ち案件の完工と追加設計変更などの獲得によって業績が拡大する可能性が高いとみており、バリュエーションの割安感は依然として強いと考えている。大手ゼネコンの中では、潤沢な受注残と前向きな株主還元姿勢を示す大成建設(1801)と、大型再開発の完工を控える鹿島(1812)を、投資判断「買い」としている。オリンピック後については、事業戦略に特色のある前田建設(1824)や五洋建設(1893)などに注目している。 【8:45】寄り前気配は豊田織機、ユニプレス、東宝、東邦HDが高い気配値  主力株の寄り前気配では、豊田織機(6201) +5.25%、ユニプレス(5949) +3.31%、東宝(9602) +2.72%、東邦HD(8129) +2.71%、ケーズHD(8282) +2.63%、リョーサン(8140) +2.57%、邦ガス(9533) +2.23%、クレセゾン(8253) +2.08%、大和工(5444) +2.06%、日化薬(4272) +1.98%などが高い気配値。  一方、東京精(7729)-10.08%、阿波銀(8388) -7.18%、京阪電(9045) -3.49%、コスモス薬(3349) -2.30%、豊田合(7282) -2.02%、大気社(1979) -1.85%、武蔵銀(8336) -1.70%、雪印メグ(2270) -1.22%、東亜合成(4045) -1.22%、アイシン精(7259) -1.17%などが安い気配値となっている。
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NYダウ 37,986.40 +211.02
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