前場コメント No.9 オンコリス、MrMax、宇部興産、商船三井、ユニチャームなど

2018/07/20(金) 11:30
★9:40  オンコリス-ストップ高買い気配 日本臨床腫瘍学会でテロメライシンと放射線併用の研究結果発表
 オンコリスバイオファーマ<4588.T>がストップ高買い気配。同社は19日に、岡山大学における食道がんを適応症とした、テロメライシンと放射線の併用に関する医師主導臨床研究の研究結果が、第16回日本臨床腫瘍学会学術集会(7月19日~21日)初日開催の「消化器癌に対する新たな治療モダリティ」と題されたInternational Symposiumにて発表されたことをリリースした。
 この医師主導臨床研究では、手術不能・化学療法不適応の食道がん13例を対象に、テロメライシンと放射線の併用投与を行った。その結果、局所での奏功率(抗がん剤などの薬物療法の効果を示す割合)は13例中8例でCR(Complete Response:完全奏功(腫瘍が完全に消失した状態))、3例でPR(Partial Response:部分奏功(腫瘍の大きさの和が30%以上減少した状態))、CRとPRを合わせ84.6%となったという。なお、これまでに重篤な副作用(有害事象)は報告されていないとしている。

★9:46  MrMax-SBIが「強気」継続 株価バリュエーションの割安感が強まる
 MrMaxHD<8203.T>が続伸。SBI証券では、株価バリュエーションの割安感が強まっていると判断。投資評価「強気」、目標株価1050円を継続した。
 7月豪雨の影響など不透明な部分はあるものの、特殊要因がなくなり、2Q以降の月次売上高の堅調な推移を見込まれる。また、 店舗作業改革などによる販管費削減も進んでおり、会社計画を若干上回る増収増益を予想。SBI予想は据え置くとした。7月13日にグランドオープンした南桜井店も好調な出足となっているもようで、スーパーマーケットとの共同出店が増えてくる可能性もあり、今19.2期以降も前期比での増収、営業・経常増益が続くとのSBI予想に変更はないとした。

★9:53  宇部興産-SBIが「強気」継続 7月のカプロラクタムの採算は会社想定を上回った
 宇部興産<4208.T>が続伸。SBI証券では、7月のカプロラクタムの採算は会社想定を320ドル上回ったと判断。投資評価「強気」、目標株価4100円を継続した。
 ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)の採算改善により、業績上乗せが期待される同社を総合化学セクターにおけるトップピックとして推奨。7月のCPLの採算も会社想定を上回って推移しており、1Q決算でも業績好調が期待される。注目点は以下のとおり。(1)カプロラクタムの採算は7月も会社想定を上回る、(2)カプロラクタムの市況上昇効果。

★9:55  商船三井-続伸 住友共同電力向け新造石炭専用船 外航輸送契約を締結
 商船三井<9104.T>が続伸。同社は19日に、住友化学<4005.T>系の住友共同電力(愛媛県新居浜市)と石炭専用船外航輸送契約を締結したと発表した。
 この新造船は、2006年より住友共同電力向け専用船として活躍している石炭専用船「ISHIZUCHI(いしづち)」の後継船として、2020年上半期の竣工を予定し、引続き住友共同電力の石炭火力発電所向け石炭輸送の中心的役割を担うとしている。

★9:56  ユニチャーム-JPモルガンが目標株価引き上げ 成長加速のフェーズ入り
 ユニ・チャーム<8113.T>が3日ぶり反発。JPモルガン証券では、「インドで台風の目、成長加速のフェーズ入り」とコメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を3500円→4000円と引き上げた。
 競合が脱落し続ける中で、インド西域の新工場が6月に稼動、同社はストロング#2の地位をさらに強化するフェーズに入る。同社はインドのおむつ市場で破壊的存在だが、今後は利益を伴う成長が見込まれる。株式市場は中国ばかりに気をとられ、インドの成長ポテンシャルはまだ十分に織り込まれていないと判断。
 2Q決算見通しは原料高影響や一部マーケティング費用の積み増しが想定され、1Qと比べて営業利益成長率は約5%に鈍化、コンセンサスを約4%下回る。8/6発表予定の中間決算では通期業績は据え置かれるとみているとした。


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