前場コメント No.3  UACJ、東洋合成、ケア21、スーパーツール、レオパレス21、信越化など

2020/01/22(水) 11:30
★9:08  UACJ-続落 タイ子会社が経常黒字に 21.3期 日経報道
 UACJ<5741.T>が続落。22日付の日本経済新聞朝刊は、同社が21.3期に、アルミ板事業を手掛けるタイの生産子会社の経常損益が通期として初めて黒字転換する見通しだと報じた。

 記事によれば、今期は45億円の赤字を見込んでいる。下工程への新規設備導入で生産能力が高まるほか、現地の従業員の習熟度が上がって歩留まりも改善するもよう。これまでタイ工場は安定操業に苦戦し、連結業績の下押し要因となっていたとしている。なお、株価は今期の赤字見込みは変わらず、依然として業績見通しは厳しいとの見方から売りが優勢となっている。

★9:08  東洋合成工業-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 株価上昇を踏まえ
 東洋合成工業<4970.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株価上昇を踏まえ、投資判断を「Buy」から「Hold」に下げ、目標株価は4000円→4800円に引き上げた。

 EUVやArFマルチパターニング用フォトレジストに加え、半導体パッケージ材料等の需要拡大による中長期的な成長シナリオに変更はないと指摘。しかし、足元までの株価上昇によりその成長性はある程度織り込まれたと判断している。今後の株価は、堅調な業績進捗などが下支え要因になりうるとしながらも、EUVへの過度な期待の反動などから日柄調整は避けがたいとみている。

★9:09  ケア21-買い気配 20万株・3億円の自己株取得枠を設定 割合は4.4%
 ケア21<2373.T>が買い気配。同社は21日、20万株・3億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2月3日~5月15日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は4.4%となる。
 

★9:09  スーパーツール-急落 3Q累計営業益6%増も3Q低調を嫌気
 スーパーツール<5990.T>が急落。同社は21日に、20.3期3Q累計(3月16日-12月15日)の連結営業利益は7.3億円(前年同期比6.4%増)だったと発表した。通期の会社計画9.5億円に対する進ちょくは76.5%となっている。

 環境関連事業が、従前より引き合いのあった大口の設備投資案件の受注、設置コストや運用面でメリットが多い水上設置型メガソーラーなどを軸とし、太陽光関連部材のラインナップ拡充を図ったことなどにより、大幅な増益となったことが寄与した。しかし、上期時点で5.9億円(前年同期比24.3%増)だったので、3Qは低調だった。

★9:09  レオパレス21-みずほが目標株価引き上げ 事業売却の可能性が浮上する一方、入居率は下ぶれが続く
 レオパレス21<8848.T>が反落。みずほ証券では、事業売却の可能性が浮上する一方、入居率は下ぶれが続くと指摘。投資判断は「アンダーパフォーム」を継続、目標株価は240円→320円に引き上げた。

 レノ社による株主提案により当社の賃貸事業が外部に売却される可能性が浮上したことを加味した。一方、ファンダメンタル面では、賃貸事業の入居率回復が遅れ、21/3期も営業赤字が続くと予想。営業損失を20億円と前期比では赤字幅は縮小するものの、会社計画の15億円の黒字から下振れると予想している。賃貸住宅の補修工事終了のずれ込みで入居率の改善が小幅にとどまることを理由に挙げている。22/3期の営業利益は100億円と黒字化、23/3期の営業利益を185億円と前期比1.85倍と予想している。

★9:09  信越化学-反発 5G半導体基板開発 大型化しやすく高周波にも対応 日経報道
 信越化学工業<4063.T>が反発。22日付の日本経済新聞朝刊は、同社が次世代高速通信規格「5G」向けの半導体に使う高機能のウエハーを開発したと報じた。

 記事によれば、窒化ガリウム(GaN)を使う製法で、従来製法よりも大型化しやすいことが特徴という。5Gで使う高周波の電波にも対応できる素材を提供し、半導体の高機能化を後押しするとしている。
 


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