前場コメント No.8  LINE、コンコルディア、日通、大成建、トップカルチャ、ゲオHD、三菱紙 など

2020/02/28(金) 11:33
★10:24  LINE-底堅い 対話アプリLINE上の広告強化 代理店通さず出稿可=日経
 LINE<3938.T>が底堅い。日経新聞電子版は28日、同社が対話アプリ「LINE」上の広告事業を強化すると報じた。金融系のサービスを提供する「ウォレット」上に広告出稿スペースを設けたもよう。
 
 記事によれば、ウォレットは決済や証券、家計簿管理などの窓口となっており、月間5400万人が利用している。LINEアプリのハブになりつつあり、広告価値は高いと判断した。広告代理店を経ずに出稿できる仕組みも用意し、中小企業からの広告獲得も狙うとしている。

 

★10:27  コンコルディア-大幅安 3600万株の自己株消却を実施 割合は2.89%
 コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186.T>が大幅安。同社は27日、3600万株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は3月30日。消却前の発行済株式総数に対する割合は2.89%となる。なお、株価は地合いの悪さに連れ安している。
 

★10:30  日本通運-みずほが目標株価引き下げ 21/3期は費用減と支店統合効果に注目
 日本通運<9062.T>が大幅安。みずほ証券では、21/3期は費用減と支店統合効果に注目。投資判断は「買い」を継続、目標株価は7300円→6500円に引き下げた。

 物流セクターにおける新型コロナウイルスの拡大による影響を定量的に予想するのは困難としながらも、景況感の悪化による物量減という形で織り込んだ。21/3期は前期に計上した賞与支給対象期間の変更による費用増(46億円)が剥落し、2019年10月より国内ブロック188支店を114支店へ統廃合した効果が21/3期に出現するとみている。海外事業の21/3期営業利益は前期比横ばいと予想。海外は12月決算であるため、新型コロナウイルスの業績へのマイナス影響は20/3期より21/3期上期に大きく出ると予想したためと解説している。

★10:39  大成建設-大和が投資判断引き下げ 大型案件の竣工による期待した利益は得られず
 大成建設<1801.T>が大幅続落。大和証券では、大型案件の竣工による期待した利益は得られずと指摘。投資判断は→「1(買い)」→「2(アウトパフォーム)」に引き下げ、目標株価は5400円→4400円に引き下げた。

 20/3期連結営業利益は1570億円(前期比+2.4%、会社計画 1530億円)と予想。従来予想比▲130億円の修正。今期はもともと大型建築案件の竣工ラッシュが予定されていたため、大和では追加変更獲得やリスク費の解除等による利益率押し上げ効果に期待していたが、残念ながら3Qまでに竣工した大型案件はいずれも利益率の押し上げ要因にはならなかったばかりか、工程促進費用の計上等で利益率低下要因になった案件が多かったと推察している。

★10:40  トップカルチャーとゲオ-大幅高 休校要請受け巣ごもり物色広がる レンタルや宅食に買い
 トップカルチャー<7640.T>が大幅高。安倍首相が全国の小中や高校などを休校するよう要請するなど、新型肺炎に対する懸念がますます強まっており、巣ごもり銘柄への物色が続いている。TSUTAYAフランチャイジーの同社は高いところで前日比14%高、ゲオホールディングス<2681.T>も同7%高となってる。
 
 また、食事に関して、出前の需要が増えるとの思惑から出前館<2484.T>、ライドオンエクスプレスホールディングス<6082.T>なども高い。

★10:44  三菱製紙-13日続落 廃プラ削減の代替紙材を販売
 三菱製紙<3864.T>が変わらずを挟み13日続落。同社は28日、廃棄プラスチック削減に貢献できる代替素材として、優れた生分解性とリサイクル性を有する紙素材による包装用コート紙「barricote(バリコート)」および「barrisherpa(バリシェルパ)」を5月より販売開始すると発表した。

 今後、日本を含むアジア市場で幅広い顧客獲得を目指し、製品ポートフォリオの拡充と安定した生産体制の確立を図るとしている。なお、株価は地合いの悪さに連れ安しているが、全体相場と比べて小幅に踏みとどまっている。

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