前場コメント No.10  伊藤忠、メニコン、ANA、JAL、日立造、中央化学など

2020/04/08(水) 11:48
★11:09  伊藤忠商事-底堅い 個人向け金融を強化へ=日経
 伊藤忠商事<8001.T>が底堅い。日本経済新聞電子版は8日11時に、同社が個人向け金融を強化すると報じた。

 後払い決済のPaidy(ペイディー、東京・港)に追加出資し、持ち分法適用会社にした。同社は2022年までに、金融サービス全体で2000万人の顧客基盤を構築する考え。リースを基軸とする他の総合商社とは異なるアプローチで、金融事業を育成するとしている。

★11:13  メニコン-大幅に4日続伸 家畜の「げっぷ」低減飼料を開発=日経
 メニコン<7780.T>が大幅に4日続伸。日本経済新聞電子版は8日11時に、同社が牛のメタンガス排出量を削減する飼料を開発したと報じた。

 コーヒー豆の搾りかすを、メニコンがコンタクトレンズの洗浄液などを開発する過程で発見した酵素を活用し発酵させることで飼料化する。畜産由来の温暖化ガスを減らす技術として、事業性を確認したうえで実用化を目指すとしている。

★11:13  ANAHD-大幅高 2月国際線利用率36%減も原油安で燃料コスト減を好感
 ANAホールディングス<9202.T>が大幅高。同社傘下の全日本空輸は7日、2月の利用実績を発表した。国際線は旅客数が前年同月比25.2%減の56万9460人。利用率は35.6%減だった。

 なお、株価は7日のWTI期近の5月物が前日比2.45ドル(9.4%)安の1バレル23.63ドルに下落したことを受け、燃料コスト減少につながるとの見方から買いが優勢となっている。日本航空<9201.T>も高い。

★11:16  日立造船-3日続伸 安価な浮体式風力発電を23年にも実用化=日経
 日立造船<7004.T>が3日続伸。日本経済新聞電子版は8日11時に、同社が2023年にも洋上に風車を浮かべる浮体式の風力発電設備を実用化すると報じた。

 固定買い取り価格(FIT)でも採算に合うよう、建設費を従来より3割減の1キロワット当たり60万円に抑える新工法を開発した。浮体式を実用化できれば発電設備を設置できる洋上面積が広がり、遅れている再生可能エネルギーの普及につながりそうだとしている。

★11:28  中央化学-ストップ高 テイクアウト増加による食品容器需要拡大の思惑
 中央化学<7895.T>がストップ高。緊急事態宣言発令により多くの企業が臨時休業を発表しているなかで、店内飲食からテイクアウトへの需要が増加するとの思惑から、食品用プラスチック容器の製造販売を手掛ける同社へ買いが向かっているようだ。
 
 本日はカカクコム<2371.T>が、運営する「食べログ」でテイクアウトができる店舗の情報発信を開始したことを発表して買われており、これもテイクアウトに関連する銘柄への注目度を高めているもよう。


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