前場コメント No.11  保土谷、JR東、ランディックス、DeNA、プラットホーム、小島鉄、インフォM、ジェイリース

2020/07/08(水) 11:33
★10:51  保土谷化学-ストップ高 米アップルが有機EL採用報道で関連銘柄に物色 シャープは大幅安
 保土谷化学工業<4112.T>がストップ高。8日付けの日本経済新聞朝刊が、米アップルが2020年後半に発売するスマートフォン「iPhone」の全新機種に高精細で軽量の有機ELパネルを採用する見通しだと報じたことが手がかり。

 保土谷化学は、有機EL材料を戦略分野に設定していることもあり、収益拡大につながるとの思惑から買いが入っているもよう。株価は10時38分にストップ高の4910円を付け、その後もストップ高買い気配で推移している。

 そのほか、有機EL関連としてケミプロ化成<4960.T>が10時46分時点で寄り付かず、買い気配のまま気配値をストップ高水準の294円まで切り上げており、全市場値上がり率トップ。倉元製作所<5216.T>も大幅高となっている。

 一方で液晶関連ではシャープ<6753.T>が安いところで前日比3%近く下落したほか、同日リリースを発表したミネベアミツミ<6479.T>がマイナス圏で推移している。

★10:52  JR東日本-反発 ダイヤや運賃などの見直しを検討=日経
 JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020.T>が反発。8日付の日本経済新聞朝刊は、同社が時間帯別の運賃など柔軟な体系を考える方針を示したと報じた。

 記事によれば、同社の深沢祐二社長は7日の会見で「ダイヤや運賃などの見直しを検討している」と述べた。新型コロナウイルスの流行による旅客利用の低迷が背景にある。深沢社長は「(乗車の)ピークをシフトするような体系が考えられる」とも説明した。

★10:54  ランディックス-急騰 1Qグループ業績動向を発表 6月仕入額が好調
 ランディックス<2981.T>が急騰。同社は8日10時30分に、21.3期1Qのグループ業績動向を発表した。

 緊急事態宣言の解除後は、対面でのご相談、現地案内等の数が通常の数値に戻り、その結果、契約件数も例年並みに戻ってきている。また、仕入についても、4・5月は案件が減少し、全体の仕入額が前年を下回ったが6月は好調となっているとした。

 集客数は、営業部が4月は前年同月比37%増、5月が同2.2倍、6月が同36%増となり、sumuzuが4月は前年同月比2.7倍、5月が同8.8倍、6月が同7.8倍となっている。仲介契約数は、4月が同56%減、5月が同28%減、6月が同11%減。仕入額は、4月が同25%減、5月が同63%減、6月が4.5倍となっている。

★11:01  DeNA-反発 TBSと電子コミック事業で協業=日経
 ディー・エヌ・エー<2432.T>が反発。日本経済新聞電子版は8日10時45分、同社子会社のマンガボックスがTBSホールディングス<9401.T>を引受先とする第三者割当増資を実施したと報じた。マンガボックスの株式は同社が51%、TBSが49%保有する形になるという。

 共同出資を機に人気マンガのアニメ化やドラマ化など、コンテンツIP(知的財産)に注力する方針としている。マンガボックスがオリジナル作品を提供し、TBSが原作の映像化を手がけるという。

★11:07  ぷらっとホーム-急騰 慶大SFC研究所とIoTデータ交換の標準的なプロトコル策定に関する共同研究開始
 ぷらっとホーム<6836.T>が急騰。同社は8日11時に、慶應義塾大学SFC研究所と「サイバーフィジカルワールドを実現させるためのプロトコル研究」を開始したと発表した。

 共同研究にあたっては、IoTを扱うデバイスアセットトークンを含む、標準的なプロトコルを策定することを目標とする。また、それらが今後のIoTの普及促進に寄与することを目指すとしている。

★11:12  小島鉄工所-一時ストップ高 個人投資家が大量保有報告 MBO絡みで思惑
 小島鉄工所<6112.T>が一時ストップ高。同社株について、個人投資家の播磨利彰氏が7日受付で財務省に大量保有報告書を提出したことが手がかり。播磨利彰氏および共同保有者の同社株の保有比率は5.35%となり、新たに5%を超えた。

 保有目的として、共同で少数株主権の権利行使を行う可能性があるとしており、同社が6月26日に発表したMBOに関し、買付価格の引き上げなどを提案するとの思惑から買いが入っているようだ。

 株価はTOB価格570円を大幅に上回り、一時ストップ高水準の742円まで上昇。その後も高値圏で推移している。

★11:13  インフォマート-反発 「BtoBプラットフォーム 請求書」と「ASTERIA Warp」がAPI連携
 インフォマート<2492.T>が反発。同社は8日11時、アステリア<3853.T>が提供する「ASTERIA Warp」と同社の「BtoBプラットフォーム 請求書」がAPI連携すると発表した。

 今回の連携で、「BtoBプラットフォーム 請求書」に登録したデータは「ASTERIA Warp」を経由して基幹システムやクラウドサービスに取り込むことができるという。また、「ASTERIA Warp」を経由して出力される請求データを「BtoBプラットフォーム 請求書」を通じて取引先に電子請求することが可能となるとしている。

★11:21  ジェイリース-急騰 アットホームの「スマート申込」とAPI連携開始
 ジェイリース<7187.T>が急騰。同社は8日、不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)と業務提携し、アットホームが提供する賃貸物件の入居申込みをWeb上の専用フォームから行える「スマート申込」において、APIによるシステム連携を開始すると発表した。

 これにより、「スマート申込」を導入している不動産管理会社は、同社への保証審査申込みや、審査結果の確認をWeb上で行うことができるとしている。


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