後場コメント No.2  日本テレホン、日立、ユニチカ、梅の花、石川製、ニッタゼラチン

2020/07/14(火) 15:07
★12:48  日本テレホン-後場急騰 日本通信の新料金プラン発表で中古スマホ利用増の思惑
 日本テレホン<9425.T>が後場急騰。MVNO(仮想移動体通信事業者)の日本通信<9424.T>が14日、新しい携帯料金プランを発表したことが手がかり。

 同プランは月額2480円(税別)で音声通話はかけ放題、データ通信は3GB付の内容。大手通信キャリアよりも割安なプランとなっていることから、格安シム利用者が増加するとの思惑により中古スマホ販売事業を手掛ける同社に買いが向かっているようだ。株価は前引け時点でマイナスから、後場ストップ高まであと2円にせまる426円(前日比22%高)を付ける場面があった。

★12:54  日立製作所-底堅い ダイキンと協創し最適な生産・販売計画の立案・実行支援ソリューション実用化
 日立製作所<6501.T>が底堅い。同社は14日に、ダイキン工業<6367.T>と協創を通じ、化学事業において需要変動に即応する最適な生産・販売計画の立案・実行支援ソリューションを実用化し、その運用を開始すると発表した。

 複数の製造・販売拠点の需給バランスをもとに、利益、売り上げ、キャッシュフローなどの重要業績指標(KPI)の最大化に向けて適正化した製造・販売施策シナリオや生産計画を自動で提示し、意思決定の迅速化に貢献するとともに、ウィズ・アフターコロナ時代の急激な需要変化にも対応するとしている。

★12:57  ユニチカ-続伸 長瀬産業と共同開発の省エネ開発がNEDO助成事業に採択
 ユニチカ<3103.T>が続伸。同社は14日、長瀬産業<8012.T>との共同開発である「有機溶剤回収の省エネルギー化を目指した耐溶剤性分離膜プロセスの開発」が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「2020年度戦略的省エネルギー技術革新プログラム/実用化開発の助成事業」に採択されたと発表した。

 化学工業などにおいて、有機溶剤の分離・濃縮に多用される蒸留法はエネルギー消費の大きいことから、国内のCO2排出量の約4%を占める。一方で膜分離法は、蒸留法と比べて最大1000分の1の大幅な省エネルギー化が可能という。
 
 そのような背景のなか、耐溶剤性が高いナイロンに着目し研究を進めた結果、幅広い有機溶剤に耐性を持つナイロン中空糸ナノろ過膜「WINSEP NF」の開発に成功したとしている。

★13:09  梅の花-後場下げ幅拡大 前期最終赤字拡大 期末配当も無配に
 梅の花<7604.T>が後場下げ幅拡大。同社は14日13時、20.4期通期の連結最終損益は43.9億円の赤字(前の期は9.8億円の赤字)だったと発表した。未定としていた期末配当についても、前の期と同じく無配に決定した。

 4Q(2-4月)において、新型コロナウイルス感染拡大の影響により売上高が大幅に減少したほか、固定資産の減損処理、感染症関連費用、連結子会社ののれん一括償却などが影響した。

 21.4期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大の影響から合理的な算出が困難のため、未定とした。

★13:14  石川製作所など-防衛関連が上げ幅拡大 中国海警局船が尖閣諸島沖の日本領海に侵入
 石川製作所<6208.T>、細谷火工<4274.T>、豊和工業<6203.T>など防衛関連が後場上げ幅拡大。NHKは14日12時41分、同日午前に沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船4隻が日本の領海に侵入したと報じた。

 報道によれば、第11管区海上保安本部が直ちに領海から出るよう警告を続けているとしている。報道を受け、地政学リスクの高まりが意識されたことから防衛関連銘柄に買いが入っているようだ。

★13:31  新田ゼラチン-もみ合い 機能性表示食品の消費者庁届け出が受理
 新田ゼラチン<4977.T>がもみ合い。同社は14日13時、機能性食品「Wellnex(ウェルネックス)肌。(マル)」について、消費者庁への届け出が受理されたと発表した。この製品には、魚由来の低分子コラーゲンペプチドが含まれているという。肌の水分量と弾力の低下を緩和し、肌の健康維持に役立つことが報告されたとしている。


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