後場コメント No.1  ナノキャリア、エコミック、鹿島、川重、太陽HD、リブワーク

2020/08/06(木) 15:03
★12:30  ナノキャリア-後場下げ幅縮小 悪性脳腫瘍に対する治療効果を飛躍的に高める化学免疫療法を実証
 ナノキャリア<4571.T>が後場下げ幅縮小。同社は6日11時30分に、川崎市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンター(以下、iCONM)が、東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻との共同研究により、脳腫瘍の中でも最も予後の悪いグリオブラストーマに対し、エピルビシンを内包させたナノミセルと免疫チェックポイント阻害剤を併用する新規治療法をマウスで実証したと発表したことを、同社のNC-6300(エピルビシンミセル)に関連する情報としてリリースした。

 同社は軟部肉腫を対象に米国でNC-6300の臨床試験を実施しているという。また、本剤と免疫チェックポイント阻害剤との平行による治療効果増強に関するiCONMとの共同研究により、ライセンスアウト/承認申請に向けた強固なデータ取得を進めているとした。

★12:31  エコミック-後場売り気配 1Q営業益75%減 営業強化で人件費増が重荷
 エコミック<3802.T>が後場売り気配。同社は6日11時30分、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が200万円(前年同期比74.5%減)だったと発表した。営業強化などに伴う人件費増加により販管費が増加したことが響いた。

★12:32  鹿島-後場買い気配 1Q営業益2倍 売上総利益率の改善などが寄与
 鹿島<1812.T>が後場買い気配。同社は6日12時、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は389億円(前年同期比2倍)だったと発表した。
 
 感染予防策を厳格に運用して再開したことから、建築現場における新型コロナウイルス感染症の影響が軽微となった。セグメント別では、手持ち工事の順調な進ちょくから土木事業が伸長した。建築事業、国内外の関係会社においても売上総利益率の改善から大幅に増益した。

★12:35  川崎重工業-後場下げ幅拡大 今期営業赤字300億円見込む 1Qは赤字転落
 川崎重工業<7012.T>が後場下げ幅拡大。同社は6日11時30分、従来未定としていた21.3期通期の連結営業損益予想は300億円の赤字(前期は620億円の黒字)、中間配当予想は無配(前年同期は35円)と発表した。
 
 新型コロナウイルス感染症拡大を受けて旅客需要が低迷していることから、航空宇宙システム事業の回復には相当の時間を要する想定。中国建機市場向け油圧機器や半導体向けロボットは回復基調にあるものの、その他製品の需要回復には一定期間を要する見通し。
 
 21.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は207億円の赤字(前年同期は11億円の黒字)だった。旅客需要の低迷により、民間航空機向け製造品やエンジン部品などが落ち込んだ。新興国や欧州向けの二輪車販売などが大きく減少したことも影響した。

★12:38  太陽HD-後場急騰 1Q営業益92%増 アストラゼネカから譲り受けた長期収載品が寄与
 太陽ホールディングス<4626.T>が後場急騰。同社は6日12時、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が33.7億円(前年同期比91.9%増)だったと発表した。2020年4月にアストラゼネカから譲り受けた4製品の長期収載品が寄与した。

★12:39  Lib Work-後場プラス転換 前期営業益を上方修正 戸建住宅需要で不動産市況は想定以上に好調
 Lib Work<1431.T>が後場プラス転換。同社は6日11時30分に、20.6期通期の営業利益予想を従来の1.1億円から1.5億円(前の期比72.7%減)に引き上げると発表した。

 リモートワークの普及もあり戸建住宅の需要が高まり、不動産市況は想定以上に好調。そのため評価損の計上額が減少し、また原価低減活動の成果で粗利率が上昇したことが寄与する。


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