前場コメント No.1 バンダイナムコ、スルガ銀行、クレハ、オプティム、出光興産など
★9:00 バンダイナムコ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 主力のガンプラ拡販がけん引
バンダイナムコホールディングス<7832.T>が続落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、主力のガンプラ拡販などがけん引し、今20.3期の出だしは収益好調と判断。投資判断「Overweight」を再強調、目標株価を10000円→10200円と引き上げた。
「Overweight」を再強調する理由は下記の5点。（1）足もとの収益動向や取り巻く事業環境を考慮し、20.3期～24.3期営業利益予想は据え置く。なお、20.3期1Qの営業利益は前年同期比27.6％増の228億円と、出だし収益好調。市場が注目する大人・オタク向けハイターゲット商品売上高（バンダイスピリッツ）は主力のガンプラ拡販がけん引し、200億円（同33％増、推定）と高成長。（2）8月1日から同社は日経平均株価の構成銘柄に採用。（3）目標株価に対する上昇余地が大きい。（4）「今後5期間（20.3期～24.3期）連続で2ケタ営業利益成長が続く」という中期成長シナリオは変わらず。（5）売上高1兆円以上かつ営業利益1000億円以上という世界的なエンターテインメント企業の要件を、同社が23.3期までに満たすとの見方も不変。
バンダイナムコホールディングス<7832.T>が続落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、主力のガンプラ拡販などがけん引し、今20.3期の出だしは収益好調と判断。投資判断「Overweight」を再強調、目標株価を10000円→10200円と引き上げた。
「Overweight」を再強調する理由は下記の5点。（1）足もとの収益動向や取り巻く事業環境を考慮し、20.3期～24.3期営業利益予想は据え置く。なお、20.3期1Qの営業利益は前年同期比27.6％増の228億円と、出だし収益好調。市場が注目する大人・オタク向けハイターゲット商品売上高（バンダイスピリッツ）は主力のガンプラ拡販がけん引し、200億円（同33％増、推定）と高成長。（2）8月1日から同社は日経平均株価の構成銘柄に採用。（3）目標株価に対する上昇余地が大きい。（4）「今後5期間（20.3期～24.3期）連続で2ケタ営業利益成長が続く」という中期成長シナリオは変わらず。（5）売上高1兆円以上かつ営業利益1000億円以上という世界的なエンターテインメント企業の要件を、同社が23.3期までに満たすとの見方も不変。
★9:00 スルガ銀行－買い気配 1Q最終益22％増 不良債権処理額などの与信費用が減少
スルガ銀行<8358.T>が買い気配。同社は14日に、20.3期1Q（4-6月）の連結純利益は38.5億円（前年同期比21.7％増）だったと発表した。不良債権処理額などの与信費用が減少したことなどが寄与した。上期の会社計画50.0億円に対する進ちょくは76.9％となっている。
スルガ銀行<8358.T>が買い気配。同社は14日に、20.3期1Q（4-6月）の連結純利益は38.5億円（前年同期比21.7％増）だったと発表した。不良債権処理額などの与信費用が減少したことなどが寄与した。上期の会社計画50.0億円に対する進ちょくは76.9％となっている。
★9:01 クレハ－売り気配 三菱ＵＦＪＭＳが「Neutral」へ引き下げ PGA拡販ペースにリスク
クレハ<4023.T>が売り気配。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、PGA拡販ペースにリスクありと判断。投資判断を「Overweight」→「Neutral」、目標株価を10120円→6500円と引き下げた。
投資判断を「Neutral」へ引き下げるのは、販売パートナーであるMagnum Oil Tools International向けのPGA製プラグ販売が鈍化しており、今後、これまでの「協業関係」が「競業関係」に変化する可能性が高まっているため。今20.3期のPGA販売は自社販売分を含め、73億円から41億円へ予想を下方修正。PGA拡販は同社の業績拡大ストーリーの中核に あり、株価へはネガティブ材料であるとした。
クレハ<4023.T>が売り気配。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、PGA拡販ペースにリスクありと判断。投資判断を「Overweight」→「Neutral」、目標株価を10120円→6500円と引き下げた。
投資判断を「Neutral」へ引き下げるのは、販売パートナーであるMagnum Oil Tools International向けのPGA製プラグ販売が鈍化しており、今後、これまでの「協業関係」が「競業関係」に変化する可能性が高まっているため。今20.3期のPGA販売は自社販売分を含め、73億円から41億円へ予想を下方修正。PGA拡販は同社の業績拡大ストーリーの中核に あり、株価へはネガティブ材料であるとした。
★9:01 オプティム－売り気配 1Q営業赤字1.9億円で着地 売り上げ構造は下期偏重
オプティム<3694.T>が売り気配。同社は14日に、20.3期1Q（4-6月）の連結営業損益は1.9億円の赤字だったと発表した。同社は20.3期1Qより、四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同期比較はできない。
売上高については、計画通り順調に進ちょくしている。売り上げ構造が、下期偏重になっていること、売り上げの中心である既存ビジネスのライセンス数も順調に積み上がっていること、これらの理由から通期の連結業績予想は達成できる見込みとしている。
オプティム<3694.T>が売り気配。同社は14日に、20.3期1Q（4-6月）の連結営業損益は1.9億円の赤字だったと発表した。同社は20.3期1Qより、四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同期比較はできない。
売上高については、計画通り順調に進ちょくしている。売り上げ構造が、下期偏重になっていること、売り上げの中心である既存ビジネスのライセンス数も順調に積み上がっていること、これらの理由から通期の連結業績予想は達成できる見込みとしている。
★9:01 出光興産－売り気配 1Q営業益53％減 在庫評価の減少が響く
出光興産<5019.T>が売り気配。同社は14日、20.3期1Q（4-6月）の連結営業利益は340億円（前年同期比52.5％減）だったと発表した。市場コンセンサスは250億円。
売上高は昭和シェル石油との経営統合により大幅増となったが、利益面では燃料油セグメントにおける石油製品マージンの縮小や在庫評価影響から減益となった。
出光興産<5019.T>が売り気配。同社は14日、20.3期1Q（4-6月）の連結営業利益は340億円（前年同期比52.5％減）だったと発表した。市場コンセンサスは250億円。
売上高は昭和シェル石油との経営統合により大幅増となったが、利益面では燃料油セグメントにおける石油製品マージンの縮小や在庫評価影響から減益となった。
★9:01 いちごオフィスリート－みずほが「中立」へ引き下げ 差別化要素は織り込み済み
いちごオフィスリート投資法人<8975.T>が小安い。みずほ証券では、差別化要素は織り込み済みとみて、投資判断を「買い」→「中立」と引き下げた。目標株価は9.95万円→11.00万円と引き上げた。
2017年央以降、株価は東証REIT指数を大幅にアウトパフォームし、バランスシート拡大を抑制し、物件入替と内部成長を重視する戦略はすでに織り込まれた。今後はさらなる評価上昇を裏付ける明確な差別化要素が不足すると考えられ、投資判断を「中立」へ引き下げ。相対的に重い財務コストの低減策や、市場平均を上回る内部成長に向けた施策が新機軸として打ち出されれば、新たなカタリストとして再評価の機会になるとした。
いちごオフィスリート投資法人<8975.T>が小安い。みずほ証券では、差別化要素は織り込み済みとみて、投資判断を「買い」→「中立」と引き下げた。目標株価は9.95万円→11.00万円と引き上げた。
2017年央以降、株価は東証REIT指数を大幅にアウトパフォームし、バランスシート拡大を抑制し、物件入替と内部成長を重視する戦略はすでに織り込まれた。今後はさらなる評価上昇を裏付ける明確な差別化要素が不足すると考えられ、投資判断を「中立」へ引き下げ。相対的に重い財務コストの低減策や、市場平均を上回る内部成長に向けた施策が新機軸として打ち出されれば、新たなカタリストとして再評価の機会になるとした。
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