前場コメント No.5 アエリア、キーエンス、多摩川HD、すかいらーく、テイク&ギヴニーズなど

2019/08/15(木) 11:30
★9:09  アエリア-買い気配 通期営業益を上方修正 上期は10%増益で着地
 アエリア<3758.T>が買い気配。同社は14日に、19.12期通期の連結営業利益予想を従来の22.0億円から32.0億円(前期比70.5%増)に引き上げると発表した。
 リベル・エンタテインメントが配信する「A3!」「蒼焔の艦隊」、前期から連結子会社となったサイバードの業績が順調に推移していることなどを踏まえた。
 併せて発表した、19.12期上期(1-6月)の連結営業利益は18.5億円(前年同期比9.7%増)だった。
 コンテンツ事業が、サイバードがグループに加わった影響と、スマホ向けゲーム「A3!」「蒼焔の艦隊」の収益が好調に推移したことにより、増益となったことが寄与した。

★9:10  キーエンス-野村が目標株価引き下げ 短期業績は楽観できないが中期見通しは明るい
 キーエンス<6861.T>が3日ぶり反落。野村証券では、短期業績は楽観できないが、中期見通しは明るいとして、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は70000円→68000円と引き下げた。
 短期的な業績動向は楽観でない。(1)米中通商摩擦の激化に伴う製造業の設備投資意欲の冷え込み、(2)同社での19.3期の大幅な人員増強(前期比20%・1339人増)による先行投資負担の拡大に留意。
 ただし、中期的な見通しは明るく、(3)顧客企業の次世代事業(5G通信、スマート工場、自動運転など)に絡んだ新規投資や省力化投資、(4)直販体制の原動力となる前述の人員(営業職、企画開発職)増強と「ニーズカード」に基づく新商品投入、(5)機動的な人事制度(業績連動型の月次・四半期・半期賞与、半年単位の昇給昇格制度)により多様化・高度化する設備需要を取り込むことで、来21.3期に最高業績の達成を予想。FA関連のコア銘柄として推奨するとした。

★9:10  多摩川HD-売り気配 1Q営業赤字拡大 再エネシステム販売事業の赤字拡大響く
 多摩川ホールディングス<6838.T>が売り気配。同社は14日に、20.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は6300万円の赤字(前年同期は1800万円の赤字)だったと発表した。再エネシステム販売事業や電子・通信用機器事業の赤字が拡大した。また、再エネ発電所事業が減益となったことも響いた。

★9:10  すかいらーく-急落 上期営業益8%増も7月既存店売上高は4%減
 すかいらーくホールディングス<3197.T>が急落。同社は14日、19.12期上期(1-6月)の連結営業利益(IFRS)が111億円(前年同期比7.5%増)だったと発表した。市場コンセンサスは109億円。
 既存店売上高が前年同期比2.7%増で推移したほか、新規出店による増収が寄与した。デリバリー売上高が前年同期比8%増となったことも増益につながった。
 併せて発表した7月の既存店売上高は前年同月比4.3%減となった。全店売上高は同2.4%減だった。既存店客数が同8.4%減、同客単価は4.5%の上昇となった。
 株価は7月月次の既存店売上高が前年同月比で減少に転じたことを嫌気した売りが優勢となっている。

★9:11  テイク&ギヴニーズ-いちよしがフェアバリュー引き上げ 海外需要も取り込みを強化
 テイクアンドギヴ・ニーズ<4331.T>が反落。いちよし経済研究所では、国内需要だけでなく、海外需要も取り込みを強化していると判断。レーティング「A」を継続、フェアバリューを3000円→3200円と引き上げた。
 今20.3期1Q(4~6月)営業利益は前年同期比0.4%減の8.54億円で着地(いちよし予想4.7億円:会社計画6億円)。7月2週時点の国内ウェディング事業の受注組数は既存店ベースで前年同週比0.7%増、海外・リゾートウェディングの6月の新規契約数は前年同月比2.2%増と復調傾向。また、商品力の強化、平均人数の回復などもあり、今20.3期1Qの婚礼組単価は同2.2%増の391万円と回復している。1月にリニューアルオープンした東京會舘コンサルティングは、年間1000組を超える受注を獲得している。いちよしでは、今20.3期営業利益見通しを上方修正するとした。


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