前場コメント No.2 東京エレクトロン、MRT、武田、Jフロント、ヤマハ発動機など

2019/08/16(金) 11:30
★9:01  東京エレクトロン-三菱UFJMSが「OW」へ引き上げ 半導体のシクリカルな拡大局面に期待
 東京エレクトロン<8035.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、半導体のシクリカルな拡大局面に期待。投資判断を「Neutral」→「Overweight」、目標株価を16200円→25000円と引き上げた。
 エクイティストーリーを変更。従来、米中貿易摩擦の激化による悪影響を懸念し「半導体市況の底入れ待ち」としていた。しかし、予想以上に強い5G関連需要や日韓の半導体材料問題などによって、予想よりメモリー市況が早く底打ちする可能性がでてきたことなど、状況は好転。このため、エクイティストーリーを「半導体のシクリカルな拡大局面への期待」に変更するとした。
 WFE(Wafer Fabrication Equipment)市場を2019年:42.2bnドル(前年比19%減。従来39.3bnドル、前年比25%減)、2020年:44.3bnドル(前年比5%増。従来40.9bnドル、前年比4%増)、2021年:52.6bnドル(前年比19%増、従来46.5bnドル、前年比14%増)と予想。

★9:01  MRT-買い気配 19万株・1.5億円の自己株取得枠を設定 割合は3.33%
 MRT<6034.T>が買い気配。同社は15日、19万株・1.5億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は8月16日~11月29日。なお、上限19万株を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は3.33%となる。

★9:01  武田-大和が「3」へ引き下げ ニンラーロやアジルバなどの売上予想を引き下げ
 武田薬品工業<4502.T>が続落。大和証券では、ニンラーロ、アジルバ、Cinryze、エンブレルなどの売上予想を引き下げ。投資判断を「2(アウトパフォーム)」→「3(中立)」、目標株価を4500円→3700円と引き下げた。
 多発性骨髄腫治療剤ニンラーロの売り上げについて、大和の従来想定を下回って推移していることなどから予想を引き下げ、今20.3期722億円(従来789億円)、24.3期1705億円(2128億円)とした。同様の理由で、高血圧症治療剤アジルバや遺伝性血管性浮腫治療剤Cinryzeなどの売上予想も減額。共同販促終了が発表された関節リウマチ治療剤エンブレルの売上高も来21.3期以降の予想から除外(24.3期従来予想135億円)。この他のほとんどの品目も、今20.3期2Q以降の為替の想定を1ドル=105円(従来110円)など円高方向に変更したことなどで、円建て売上予想を引き下げ。新薬開発の具体的進展を待ちたいとした。

★9:01  Jフロントリテイリング-続落 7月百貨店6%減収
 J.フロントリテイリング<3086.T>が続落。同社は15日、7月度の百貨店事業の売上高(速報値)が前年同月比6.2%減だったと発表した。
 ラグジュアリーブランドと化粧品が引き続き好調を持続したものの、梅雨明けが昨年より大幅に延びたことによる降雨日数増や低気温の影響により夏ものファッション全般の動きが鈍かったことが影響した。

★9:02  ヤマハ発動機-大和が「3」へ引き下げ 20.12期は増益回帰を予想も見極めが必要
 ヤマハ発動機<7272.T>が続落。大和証券では、来20.12期は増益回帰を予想も不振事業が多く、見極めが必要と判断。投資判断を「2(アウトパフォーム)」→「3(中立)」、目標株価を2900円→1800円と引き下げた。
 今19.12期計画は下方修正。営業利益は1250億円(従来比▲80億円)。YMRH(旧新川など)の子会社化影響(-29億円)を新たに織り込んだことも一因。大和予想は下半期以降では105円/ドル(従来110円/ドル)を前提とし、19.12期:同1250億円(従来比▲150億円)、20.12期:1380億円(同▲190億円)を予想。今19.12期会社計画はおおむね妥当と判断(ただし、経常利益以下では余裕あり)。来20.12期は大幅に収益が悪化する事業がないと想定。マリンやインドネシア事業の好調持続、および先進国二輪車事業の赤字縮小が利益に顕在化することで、増益回帰を予想するとした。


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