前場コメント No.5 アズビル、ユナイテッド、東レ、AmidA、ペプチドリームなど

2019/08/19(月) 11:30
★9:05  アズビル-みずほが目標株価引き上げ 株価が調整すれば積み増しの機会になる
 アズビル<6845.T>が続伸。みずほ証券では、2Q営業減益への警戒から、株価が調整すれば積み増しの機会になると判断。投資判断「買い」を継続、目標株価は2850円→3100円と引き上げた。
 株式市場の一部には(1)20.3期2QがFA系事業の苦戦で1年半ぶりに前期比で営業減益へ転落する見通しであることへの懸念、(2)セクターローテーションの観点から、同社のようなディフェンシブ性の高い銘柄を深追いするよりは、SPE関連やFA関連などの循環回復に備えたいという見方がある。みずほも(1)や(2)の見方に異論はないトコメント。
 ただし(1)はあくまで一時的な減益であり、3Q以降はBAのけん引などから再び増益転換を予想、(2)は単なるディフェンシブ銘柄ではなく、ディフェンシブグロース銘柄として評価できると考えているとした。上記の(1)が警戒され、短期的な株価が調整するなら積み増しの機会と判断するとした。

★9:07  ユナイテッド-3日ぶり反発 出資先のサイバーバズがマザーズ市場に上場へ 一部を売り出し
 ユナイテッド<2497.T>が3日ぶり反発。16日に出資先であるサイバー・バズ<7069.T>が、東京証券取引所よりマザーズ市場への新規上場を承認された。
 同社のサイバー・バズの保有株数は25万株で、株式総数に対する所有株式数の割合は6.78%となっている。なお、上場に伴い同社は保有株数のうち11万5000株を売り出す予定となっている。

★9:07  東レ-SBIが目標株価引き下げ 炭素繊維複合材料の自動車向け本格採用が待たれる
 東レ<3402.T>が小高い。SBI証券では、炭素繊維複合材料の自動車向け本格採用が待たれるとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は800円→770円と引き下げた。
 SBIでは同社の為替前提変更により19年度の営業利益予想を1600億円から1570億円へ引き下げ。SBIでは為替前提を1ドル=110円から107円へ変更。同社の為替感応度は、対ドル1円の円高で年間12億円の営業利益減益要因と試算される。
 1Q営業利益(345億円)は前年比1.9%増益と好調。炭素繊維複合材料は航空機向け需要拡大により、前年比28億円の営業増益。繊維は海外売上高が市況低迷や衣料用途などの需要減により同15%減と厳しく、同37億円の営業減益。しかし、18年度4Qからは22億円の増益と改善傾向と指摘。

★9:08  AmidA-6日ぶり反発 役員退職慰労引当金戻入益5000万円を特別利益に計上へ
 AmidAホールディングス<7671.T>が6日ぶり反発。同社は16日に、役員退職慰労引当金の取り崩しを行うことを決定し、20.6期1Q決算において、役員退職慰労引当金戻入益5000万円を特別利益に計上する予定であると発表した。
 取締役の2名より役員退職慰労金の一部を放棄する旨の申し入れがあったので、役員退職慰労引当金を取り崩すこととした。なお、20.6期の業績予想には織り込み済みとしている。

★9:08  ペプチドリーム-エースが目標株価引き上げ 20.12期営業利益53億円以上と伸長が続く
 ペプチドリーム<4587.T>が小高い。エース経済研究所では、競争力のある創薬システムと有望技術を持つ企業との提携実績などを評価。投資判断「強気」を継続、目標株価を6300円→6500円と引き上げた。
 前19.6期は過去最高決算となり、会社計画を達成。2019 年度は7~12月の6カ月変則決算、業績偏重期を含まないため赤字計画。来20.12期は売上高100億円以上、営業利益53億円以上と伸長が続く。最先行の開発プログラムはフェーズ1段階。注射剤と経口剤を検討中。インフルエンザ薬は今後、ライセンス交渉が加速する可能性もあるとした。


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