前場コメント No.6 早稲田アカデミー、スクウェアエニックス、サムコ、ファナック、コマツなど
★9:09 早稲田アカデミー－急落 22万株の立会外分売を実施すると発表
早稲田アカデミー<4718.T>が急落。同社は20日、立会外分売を実施すると発表した。8月27日～8月29日に22万株の立会外分売を実施する。分売価格は分売実施日の前日の終値もしくは最終気配値を基準として決定する。
実施目的は、一定数量の売却意向があり同社として検討した結果、立会外分売による同社株式の分布状況改善および流動性向上を図るためとしている。なお、株価は需給悪化懸念から売りが出ている。
早稲田アカデミー<4718.T>が急落。同社は20日、立会外分売を実施すると発表した。8月27日～8月29日に22万株の立会外分売を実施する。分売価格は分売実施日の前日の終値もしくは最終気配値を基準として決定する。
実施目的は、一定数量の売却意向があり同社として検討した結果、立会外分売による同社株式の分布状況改善および流動性向上を図るためとしている。なお、株価は需給悪化懸念から売りが出ている。
★9:09 スクウェアエニックス－大和が目標株価引き上げ 不安後退 アウトパフォーム続こう
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が変わらずを挟んで4日続伸。大和証券では、不安後退、アウトパフォーム局面が続こうとコメント。投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を4610円→4830円と引き上げた。
今20.3期1Q決算は（1）パッケージゲームソフトウェアのリピート販売本数の減少が従来想定ほどではなかったこと、（2）出版事業において電子書籍の売上高が好調に推移したこと、（3）アミューズメント事業において施設の既存店売上高が好調に推移したことの3点においてポジティブ。アミューズメント事業に関しては消費税増税を控えているため業績予想の増額は控えたが、他の2点に関しては継続性があると見て、大和予想を増額するとした。
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が変わらずを挟んで4日続伸。大和証券では、不安後退、アウトパフォーム局面が続こうとコメント。投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を4610円→4830円と引き上げた。
今20.3期1Q決算は（1）パッケージゲームソフトウェアのリピート販売本数の減少が従来想定ほどではなかったこと、（2）出版事業において電子書籍の売上高が好調に推移したこと、（3）アミューズメント事業において施設の既存店売上高が好調に推移したことの3点においてポジティブ。アミューズメント事業に関しては消費税増税を控えているため業績予想の増額は控えたが、他の2点に関しては継続性があると見て、大和予想を増額するとした。
★9:09 サムコ－続伸 前期営業益を下方修正 半導体関連の受注伸び悩む
サムコ<6387.T>が続伸。同社は20日、19.7期通期の営業利益予想を従来の5.4億円から3.2億円（前期比49.8％減）に引き下げると発表した。
主要取引先である電子部品メーカーの設備投資意欲が低下したことにより、当社の半導体電子部品製造装置の受注が伸び悩んだほか、中国向けの大口案件の出荷を顧客都合により次期に延期せざるを得なくなったことから、予想を修正するとしている。ただし、株価は足元安値圏で推移していたこともあり、悪材料出尽くしとの見方から買いが優勢となっている。
サムコ<6387.T>が続伸。同社は20日、19.7期通期の営業利益予想を従来の5.4億円から3.2億円（前期比49.8％減）に引き下げると発表した。
主要取引先である電子部品メーカーの設備投資意欲が低下したことにより、当社の半導体電子部品製造装置の受注が伸び悩んだほか、中国向けの大口案件の出荷を顧客都合により次期に延期せざるを得なくなったことから、予想を修正するとしている。ただし、株価は足元安値圏で推移していたこともあり、悪材料出尽くしとの見方から買いが優勢となっている。
★9:10 ファナック－みずほが目標株価引き下げ 「下方修正は不要だったのでは？」
ファナック<6954.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、「下方修正は不要だったのでは？」とコメント。北米ロボットや中国NC装置の受注動向を見守りたいとし、投資判断「中立」を継続、目標株価は20000円→19000円と引き下げた。
主なポイントは（1）1Q決算時の下方修正発表はやや想定外、（2）しかし、期初計画に対する足元のFA受注の下振れを反映する一方、当初想定より抑制方向でコントロールしているとみられる固定費の動向は修正していないと見受けられ、保守的な為替前提を含めて会社計画は超過の公算大ととらえられる、（3）スマホ金属筐体関係のロボドリル需要に大きな期待を持てない中、目先に独自の成長ドライバーも想定し難いが、株式市場の期待値は低い印象など。
北米自動車業界向けロボット受注や、中国工作機械業界向けNC装置需要に少しでも改善の兆しが見えれば再評価されやすい状態ととらえているとし、過度に悲観視することはむしろリスクと考えられるとした。
ファナック<6954.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、「下方修正は不要だったのでは？」とコメント。北米ロボットや中国NC装置の受注動向を見守りたいとし、投資判断「中立」を継続、目標株価は20000円→19000円と引き下げた。
主なポイントは（1）1Q決算時の下方修正発表はやや想定外、（2）しかし、期初計画に対する足元のFA受注の下振れを反映する一方、当初想定より抑制方向でコントロールしているとみられる固定費の動向は修正していないと見受けられ、保守的な為替前提を含めて会社計画は超過の公算大ととらえられる、（3）スマホ金属筐体関係のロボドリル需要に大きな期待を持てない中、目先に独自の成長ドライバーも想定し難いが、株式市場の期待値は低い印象など。
北米自動車業界向けロボット受注や、中国工作機械業界向けNC装置需要に少しでも改善の兆しが見えれば再評価されやすい状態ととらえているとし、過度に悲観視することはむしろリスクと考えられるとした。
★9:10 コマツ－みずほが目標株価引き下げ 割高感ないがジリジリとしたモメンタム鈍化が重荷
コマツ<6301.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、割高感はないが、ジリジリとしたモメンタム鈍化が重荷と判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は2500円→2400円と引き下げた。
会社側は1Q利益実績を「想定比上振れ」としたが、会社前提より円安で推移したことによるもの。円安の恩恵を除けば、建機・車両/産機両事業ともに想定以上に厳しい出だし。今後はインドなどにおける選挙に関わる一時的な需要の落ち込みから回復が期待できる地域もあるが、全体としては需要は鈍化傾向が続くと懸念される。
バリュエーションに特段割高感はないものの、FA関連等と異なり、需要減速はまだ始まったばかりな点がパフォーマンス好転の重荷。再評価には（1）20年末予定の排ガス規制強化を契機に中国建機需要が反転するか、（2）KOMTRAXの活用によるアフタービジネス強化が加速するか、（3）自社株買いなど株主還元強化の可能性が求められるとした。
コマツ<6301.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、割高感はないが、ジリジリとしたモメンタム鈍化が重荷と判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は2500円→2400円と引き下げた。
会社側は1Q利益実績を「想定比上振れ」としたが、会社前提より円安で推移したことによるもの。円安の恩恵を除けば、建機・車両/産機両事業ともに想定以上に厳しい出だし。今後はインドなどにおける選挙に関わる一時的な需要の落ち込みから回復が期待できる地域もあるが、全体としては需要は鈍化傾向が続くと懸念される。
バリュエーションに特段割高感はないものの、FA関連等と異なり、需要減速はまだ始まったばかりな点がパフォーマンス好転の重荷。再評価には（1）20年末予定の排ガス規制強化を契機に中国建機需要が反転するか、（2）KOMTRAXの活用によるアフタービジネス強化が加速するか、（3）自社株買いなど株主還元強化の可能性が求められるとした。
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