日本ペイント-続落 R&Iが発行体格付けを「A-」に変更 レーティング・モニターを解除
日本ペイントホールディングス<4612.T>が続落。格付投資情報センター(R&I)は8月21日、同社の発行体格付けを「A」→「A-」に変更すると発表した。格付けの方向性は「安定的」。
2019年に入り、トルコBetekグループ、豪州DuluxGroup(Dulux)と立て続けにM&A(合併・買収)を実行。これら案件は収益源の地域分散に寄与する可能性が高い一方で、純有利子負債やのれん、その他の無形資産が増大することが見込まれる。日本ペイントHDの自己資本の厚みや設備投資負担の軽い塗料事業の特性を考慮しても、「A」中位相当まで財務バランスが改善するには一定の時間がかかると判断し、レーティング・モニターを解除した上で、発行体格付けを変更したとしている。
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