前場コメント No.2 沢井製薬、ＪＴ、北越メタル、島精機製作所、エーアイなど
★9:01 沢井製薬－売り気配 薬価制度議論への懸念が当面の重し 「売り」へ引き下げ
沢井製薬<4555.T>が売り気配。ゴールドマン・サックス証券では、中期成長期待は健在も、薬価制度議論への懸念が当面の重しと判断。投資判断を「中立」→「売り」、目標株価を7500円→5000円と引き下げた。
ジェネリック数量増の鈍化、薬価圧力の高まりなど国内の事業環境は厳しさを増している。また、米国事業では新製品育成に同社/ＧＳ想定以上に時間を要しており、当面は国内での薬価制度議論を通じた懸念拡大が株価の重しとなるリスクが高いと判断。
中長期視点では（1）国内：業界再編などによるシェア上昇、（2）米国：沢井の国内/パラグラフIV承認品目の上市などによる成長期待はあるものの、目先は薬価制度に関わる（1）初収載価格水準の引き下げや価格帯の収斂（19年）、（2）毎年改定の対象品目（20年）などの議論が懸念材料として浮上し得ると考えるとした。
沢井製薬<4555.T>が売り気配。ゴールドマン・サックス証券では、中期成長期待は健在も、薬価制度議論への懸念が当面の重しと判断。投資判断を「中立」→「売り」、目標株価を7500円→5000円と引き下げた。
ジェネリック数量増の鈍化、薬価圧力の高まりなど国内の事業環境は厳しさを増している。また、米国事業では新製品育成に同社/ＧＳ想定以上に時間を要しており、当面は国内での薬価制度議論を通じた懸念拡大が株価の重しとなるリスクが高いと判断。
中長期視点では（1）国内：業界再編などによるシェア上昇、（2）米国：沢井の国内/パラグラフIV承認品目の上市などによる成長期待はあるものの、目先は薬価制度に関わる（1）初収載価格水準の引き下げや価格帯の収斂（19年）、（2）毎年改定の対象品目（20年）などの議論が懸念材料として浮上し得ると考えるとした。
★9:01 ＪＴ－大和が「3」へ引き下げ 国内RRPのトレンドは弱い
ＪＴ（日本たばこ産業）<2914.T>が小安い。大和証券では、国内RRPのトレンドは弱いと判断。投資判断を「2（アウトパフォーム）」→「3（中立）」、目標株価を2800円→2400円と引き下げた。
決算の印象はややネガティブ。1Q決算はおおむね想定通りであったが、為替前提の変更により調整後営業利益の通期会社計画が5230億円（前回5460億円）へ引下げられたため。為替一定調整後営業利益は海外たばこの上振れにより据え置かれたが、国内たばこの利益見通しはRRPの低迷により減額され、減益見通しとなった。同社の母国市場であり、RRPの先行市場でもある国内たばこの利益回復の遅れは残念であるとした。
ＪＴ（日本たばこ産業）<2914.T>が小安い。大和証券では、国内RRPのトレンドは弱いと判断。投資判断を「2（アウトパフォーム）」→「3（中立）」、目標株価を2800円→2400円と引き下げた。
決算の印象はややネガティブ。1Q決算はおおむね想定通りであったが、為替前提の変更により調整後営業利益の通期会社計画が5230億円（前回5460億円）へ引下げられたため。為替一定調整後営業利益は海外たばこの上振れにより据え置かれたが、国内たばこの利益見通しはRRPの低迷により減額され、減益見通しとなった。同社の母国市場であり、RRPの先行市場でもある国内たばこの利益回復の遅れは残念であるとした。
★9:02 北越メタル－買い気配 通期営業益を上方修正 鉄スクラップ価格の下落が寄与
北越メタル<5446.T>が買い気配。同社は13日に、20.3期通期の連結営業利益予想を従来の3.7億円から7.2億円（前期比3.3倍）に引き上げると発表した。
上期において、主原料である鉄スクラップ価格が期初から下落し、想定を下回る水準で推移するなか、諸資材や輸送コストの上昇を背景に、製品販売価格の維持に努めたことで、鉄スクラップ価格との値差が拡大したことが寄与する。
また、20.3期上期（4-9月）の連結営業利益は従来の0.9億円から4.4億円（前年同期比2.8倍）に引き上げた。
併せて、従来未定としていた20.3期の中間配当を20円（前期は5円）にすることも発表した。
北越メタル<5446.T>が買い気配。同社は13日に、20.3期通期の連結営業利益予想を従来の3.7億円から7.2億円（前期比3.3倍）に引き上げると発表した。
上期において、主原料である鉄スクラップ価格が期初から下落し、想定を下回る水準で推移するなか、諸資材や輸送コストの上昇を背景に、製品販売価格の維持に努めたことで、鉄スクラップ価格との値差が拡大したことが寄与する。
また、20.3期上期（4-9月）の連結営業利益は従来の0.9億円から4.4億円（前年同期比2.8倍）に引き上げた。
併せて、従来未定としていた20.3期の中間配当を20円（前期は5円）にすることも発表した。
★9:02 島精機製作所－続落 設備投資意欲回復には時間を要する 「中立」へ引き下げ
島精機製作所<6222.T>が続落。ゴールドマン・サックス証券では、WGの技術優位性は依然高いが、設備投資意欲回復には時間を要すると判断。投資判断を「買い」→「中立」を継続、目標株価を6000円→2800円と引き下げた。
1Q決算では前年度から不調が続く従来機に加え、主力のホールガーメント機（WG）についても業績および今後の見通しが急激に悪化していることを確認。（1）中国でのニット生産における投資センチメントの回復は短期的には見込みづらい、（2）中国→東南アジア等への汎用ニット製品の生産地移転の流れの中、新規参入による価格競争激化で島精機の従来機はシェアを奪われていると結論。足元の事業環境の悪化を踏まえ、今20.3期～24.3営業利益予想を67～91％と大幅に引き下げるとした。
島精機製作所<6222.T>が続落。ゴールドマン・サックス証券では、WGの技術優位性は依然高いが、設備投資意欲回復には時間を要すると判断。投資判断を「買い」→「中立」を継続、目標株価を6000円→2800円と引き下げた。
1Q決算では前年度から不調が続く従来機に加え、主力のホールガーメント機（WG）についても業績および今後の見通しが急激に悪化していることを確認。（1）中国でのニット生産における投資センチメントの回復は短期的には見込みづらい、（2）中国→東南アジア等への汎用ニット製品の生産地移転の流れの中、新規参入による価格競争激化で島精機の従来機はシェアを奪われていると結論。足元の事業環境の悪化を踏まえ、今20.3期～24.3営業利益予想を67～91％と大幅に引き下げるとした。
★9:02 エーアイ－買い気配 上期営業益を上方修正 次世代音声合成エンジンの企業化も発表
エーアイ<4388.T>が買い気配。同社は13日に、20.3期上期（4-9月）の営業利益予想を従来の2300万円から5300万円（前期比23.2％減）に引き上げると発表した。
外注予定であった製品開発を社内の工数で賄えたこと、中途採用者の入社時期が後ろ倒しになったことにより人件費の発生が減少したこと、人材紹介会社の使用を抑えたことにより採用コストを削減できたことなど、費用の発生が当初計画数値を下回ったことが寄与する。
併せて、次世代音声合成エンジン 「AITalk 5」 の企業化を行うと発表した。音声認識や画像認識、機械翻訳などの様々なAI技術において広く活用されている最先端の技術である深層学習を活用した「DNN音声合成エンジン」の研究開発を進めてきたが、その成果を企業化することとした。
エーアイ<4388.T>が買い気配。同社は13日に、20.3期上期（4-9月）の営業利益予想を従来の2300万円から5300万円（前期比23.2％減）に引き上げると発表した。
外注予定であった製品開発を社内の工数で賄えたこと、中途採用者の入社時期が後ろ倒しになったことにより人件費の発生が減少したこと、人材紹介会社の使用を抑えたことにより採用コストを削減できたことなど、費用の発生が当初計画数値を下回ったことが寄与する。
併せて、次世代音声合成エンジン 「AITalk 5」 の企業化を行うと発表した。音声認識や画像認識、機械翻訳などの様々なAI技術において広く活用されている最先端の技術である深層学習を活用した「DNN音声合成エンジン」の研究開発を進めてきたが、その成果を企業化することとした。
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