前場コメント No.3 リンテック、豊田自動織機、ブシロード、エーザイ、ヒロセ電機など

2019/09/17(火) 11:30
★9:03  リンテック-みずほが目標株価引き下げ 中長期的な視点で臨みたい
 リンテック<7966.T>が6日ぶり反落。みずほ証券では、中長期的な視点で臨みたいとし、投資判断「買い」を継続した。目標株価は2700円→2600円と引き下げた。
 業績予想を下方修正。半導体市場の低迷による半導体テープおよび関連装置の出荷減、天候不順による食品・飲料向けシール・ラベル用粘着製品の販売不振、米MACtac社の収益改善の遅れなどが主因。みずほが従前描いてきた成長シナリオ、(1)半導体テープおよび関連装置、MLCC用コートフィルムなど電子・光学関連の収益拡大、(2)海外子会社の収益改善ならびに相乗効果の発現については先送りとなるが、5G関連投資の拡大などによる半導体市場の回復、MLCCの自動車用途の拡大、MACtac社との販売網を活用した相乗効果など、来21.3期には成長軌道に戻るものと予想。

★9:03  豊田自動織機-みずほが目標株価引き上げ 安定的に利益拡大が続くとの見方は不変
 豊田自動織機<6201.T>が底堅い。みずほ証券では、産業車両、自動車ともに安定的に利益拡大が続くとの見方は不変とコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価は7100円→7650円と引き上げた。
 「買い」を継続する理由は以下の通り。(1)1Qの産業車両事業の営業利益はみずほ予想を下回ったが、品質関連費用の計上(一過性)が主因であり、それを除けば拡大基調。(2)自動車事業は車両、エンジンで立ち上げ費用が一巡し、欧米でのカーエアコン用コンプレッサーの販売減速影響もおおむね想定の範囲内で順調に利益が回復。(3)以上により、4月3日付けで投資判断を「買い」に引き上げた論点(産業車両事業の拡大、自動車事業の回復)は不変。(4)中国新車市場の低迷など外部環境が不透明ななかで、同社の業績は安定感があり、選好されやすいと考える。(5)保有するトヨタ株の上昇も考慮。

★9:03  ブシロード-買い気配 今期営業益1%増 前期は4%増で着地
 ブシロード<7803.T>が買い気配。同社は13日に、20.7期通期の連結営業利益予想は31.0億円(前期比1.4%増)だと発表した。売上高の2桁成長を目標に置きつつも、開発費および宣伝費への積極的な投資を行うとしている。
 19.7期通期の連結営業利益は30.6億円(前の期比4.4%増)だった。エンターテイメント事業が好調に推移したものの、スポーツ事業のセグメント利益が前期比21.1%と低調だったことが利益の伸びを抑えた。

★9:03  エーザイ-大幅反落  アルツハイマー病対象としたエレンベセスタットの臨床第3相試験の中止決定
 エーザイ<4523.T>が大幅反落。同社とバイオジェン(米国マサチューセッツ州)は13日に、経口βサイト切断酵素(BACE)阻害剤エレンベセスタット(開発コードE2609)について、早期アルツハイマー病(AD)を対象とした臨床第3相試験の中止を決定したと発表した。
 この決定は、独立安全性データモニタリング委員会により行われた安全性レビューにおいて、この試験を継続しても最終的にベネフィットがリスクを上回ることはないとの判断から試験の中止が勧告されたことに基づくものという。
 今回の決定に伴い、エレンベセスタットの臨床第2相試験(202試験)の長期継続投与試験についても中止するとしている。

★9:04  ヒロセ電機-JPモルガンが「UW」へ引き下げ 一般産機需要が弱い やや下方修正
 ヒロセ電機<6806.T>が10日ぶり大幅反落。JPモルガン証券では、一般産機需要が弱く、業績予想をやや下方修正し、投資判断を「Neutral」→「Underweight」と引き下げた。目標株価は11500円を継続。
 一般産機向けコネクター需要が想定以上に弱い。下期以降、自動車向けコネクターの成長期待には変化はないとしたが、今期は会社計画未達、来期も小幅利益成長にとどまると予想。来年5月の本決算時に中期株主還元の方向性を公表する予定であるが、もともと同社の株価は豊富なネットキャッシュを考慮した株価形成が行われているほか、ネットキャッシュを原資とした株主還元はなさそう。以上のことから、短期的な株価の戻りで割高感が強まったとの見方を示した。


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