前場コメント No.9 トラストテック、JCRファーマ、カイカ、クレハ、フリービットなど

2019/09/17(火) 11:30
★9:29  トラストテック-みずほが目標株価引き下げ さらなる株価調整の可能性は低い
 トラスト・テック<2154.T>が反発。みずほ証券では、さらなる株価調整の可能性は低いと判断。投資判断「中立」を継続も、目標株価は1800円→1300円と引き下げた。
 決算公表後の株価下落は、今20.6期計画の増益率鈍化が背景。これまで競合対比で高い利益成長を実現してきたため、市場では成長鈍化が意識されたと思われる。今20.6期上期は(1)稼働日減少、(2)新卒稼働の遅れの影響で前年比減益を予想しているとし、目先は注目し難い。ただし、2けた利益成長の継続やエンジニア需要の底堅さを考慮すると、株価がさらに調整する可能性は低い。また、低調な製造派遣の業績上の影響も限定的との見方を示した。

★9:33  JCRファーマ-JPモルガンが新規「OW」 アップサイドは大きい
 JCRファーマ<4552.T>が続伸。JPモルガン証券では、アップサイドは大きいと判断。投資判断「Overweight」、目標株価10000円として、カバレッジを開始した。
 同社はバイオ技術、細胞医療・再生医療技術を活かし、希少疾患治療薬の開発・生産・販売に注力する、バイオ医薬品企業。同社株は年初来+60.0%と好パフォーマンスを示しているが、パイプラインの進捗やパートナリングの進展でさらなるアップサイドが見込まれるとした。

★9:35  インパクトHD-ストップ安売り気配 東証が監理銘柄(確認中)に指定
 インパクトホールディングス<6067.T>がストップ安売り気配。同社は13日に、9月13日までに19.12期第2四半期報告書の提出が事実上不可能になったと発表した。
 これを受けて東証は9月13日付で監理銘柄(確認中)に指定した。同社が四半期報告書を延長承認を受けた法定提出期限の経過後、休業日を除き8日目の日(9月27日)までに提出しなかった場合、東証は同社株式の上場廃止を決定する。
 同社は、9月27日までに19.12期第2四半期報告書を提出すべく、監査法人と協議を進めるとしている。

★9:37  カイカ-急落 通期業績を下方修正 営業益赤字転落見込み
 カイカ<2315.T>が急落。同社は13日に、19.10期通期の連結営業損益予想を従来の6.3億円の黒字から4.8億円の赤字(前年同期は4.0億円の赤字)に引き下げると発表した。
 連結子会社であるネクス・ソリューションズを譲渡したことによる減収効果や販管費の増加により、当初予想から減少する見込み。
 併せて発表した19.10期3Q累計(11-7月)の連結営業損益は4.4億円の赤字(前年同期は3.2億円の赤字)だった。仮想通貨関連事業におけるシステム開発の先行投資費用や、前期に連結子会社化したアイスタディ<2345.T>ののれん償却費2800万円の計上などが響いた。

★9:41  クレハ-大和が新規「2」 高付加価値品の拡大で利益成長が続こう
 クレハ<4023.T>が6日続伸。大和証券では、高付加価値品の拡大で利益成長が続こうとコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」、目標株価7400円として、カバレッジを開始した。
 注目点は、(1)PGAの本格的な収益貢献期待、(2)PVDFなど高機能樹脂の拡大。このうち(1)はシェールガスの掘削用器具向けに需要が拡大中。PGAは低コストかつ多くの掘削が可能、環境に優しいなどが特徴。大和では、今20.3期のPGA事業の営業利益を2億円(19.3期は10億円の赤字)、来21.3期は10億円と予想。(2)はLiBの電極用バインダーなどの材料。世界シェア約4割。韓国や中国電池メーカー向けに需要が拡大しており、業績をけん引する見通し。

★9:41  フリービット-急落 1Q営業益17%減 インフラテック事業やアドテク事業の減益響く
 フリービット<3843.T>が急落。同社は13日に、20.4期1Q(5-7月)の連結営業利益は3.3億円(前年同期比17.0%減)だったと発表した。インフラテック事業やアドテク事業が減益となった。また、ヘルステック事業の赤字が拡大したことも響いた。


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