前場コメント No.9 阪和興業、日本和装、三菱マテリアル、イオンファンタジー、住友金属鉱山など
★9:18 阪和興業－大和が目標株価引き下げ 鉄鋼事業では需要減に伴い採算が低下傾向
阪和興業<8078.T>が9日ぶり反落。大和証券では、鉄鋼事業では需要減に伴って採算が低下傾向も、配当利回りが株価を下支えするとみて、投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続した。目標株価は3900円→3500円と引き下げた。
大和予想は経常利益で19年度：234億円（従来266億円）、20年度：242億円（同276億円）、21年度：253億円（同288億円）へ減額。主力の鉄鋼事業では鉄鋼メーカーからの値上げ圧力が強い中で国内外の需要が伸び悩み、仕入価格の転嫁による採算確保が難しい情勢。鉄鋼事業のトン当たり実質経常利益は1Q実績で前年同期比400円弱低下したと大和では試算しているとし、従来比では鉄鋼事業における取扱数量および利益率の両面でより保守的な前提に改めたとした。
阪和興業<8078.T>が9日ぶり反落。大和証券では、鉄鋼事業では需要減に伴って採算が低下傾向も、配当利回りが株価を下支えするとみて、投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続した。目標株価は3900円→3500円と引き下げた。
大和予想は経常利益で19年度：234億円（従来266億円）、20年度：242億円（同276億円）、21年度：253億円（同288億円）へ減額。主力の鉄鋼事業では鉄鋼メーカーからの値上げ圧力が強い中で国内外の需要が伸び悩み、仕入価格の転嫁による採算確保が難しい情勢。鉄鋼事業のトン当たり実質経常利益は1Q実績で前年同期比400円弱低下したと大和では試算しているとし、従来比では鉄鋼事業における取扱数量および利益率の両面でより保守的な前提に改めたとした。
★9:19 日本和装－急騰 グループ会社がベトナムで人材紹介ビジネス開始
日本和装ホールディングス<2499.T>が急騰。同社は17日に、グループ会社である日本和装ベトナム（ベトナム ホーチミン市）が、ベトナム国内にて、人材紹介ビジネスを展開するために必要なライセンスを取得したと発表した。
すでにグループ会社である日本和装カンボジアでは、カンボジア国内にて、マンツーマンの家庭教師方式で日常会話にスポットを当てて日本語を教えるサービス「Teachers」の提供を始めている。今回日本和装ベトナムが取得した「職業役務活動許認可」は、ベトナム国内において人材紹介事業ができるライセンスとなり、日本和装ベトナムでもカンボジアと同様のサービス提供が可能になるとしている。
日本和装ホールディングス<2499.T>が急騰。同社は17日に、グループ会社である日本和装ベトナム（ベトナム ホーチミン市）が、ベトナム国内にて、人材紹介ビジネスを展開するために必要なライセンスを取得したと発表した。
すでにグループ会社である日本和装カンボジアでは、カンボジア国内にて、マンツーマンの家庭教師方式で日常会話にスポットを当てて日本語を教えるサービス「Teachers」の提供を始めている。今回日本和装ベトナムが取得した「職業役務活動許認可」は、ベトナム国内において人材紹介事業ができるライセンスとなり、日本和装ベトナムでもカンボジアと同様のサービス提供が可能になるとしている。
★9:22 三菱マテリアル－大和が目標株価引き下げ 実体ベースで需要減影響が顕在化
三菱マテリアル<5711.T>が続落。大和証券では、一過性要因を除く実体ベースで需要減影響が顕在化していると判断。投資判断「4（アンダーパフォーム）」を継続、目標株価は2400円→2300円と引き下げた。
大和予想は経常利益で19年度：509億円（従来576億円）、20年度：475億円（同589億円）、21年度：513億円（同626億円）へ減額。従来比では銅加工・アルミ・電子材料事業や超硬工具の需要減速、銅製錬TCRCの前提引き下げなどを新たに織り込み直したとしている。
高機能製品事業では、自動車・半導体関連製品（銅加工、アルミ板材、電子デバイス製品など）の販売減少や多結晶シリコンの操業コスト増加、ペットボトル化に伴うアルミボトル缶需要減少が響き、1Q営業利益は前年同期比78％減の10億円にとどまった。飲料缶を中心にアルミ事業の利益が上期偏重の季節性を有する点を勘案すると、高機能製品事業の19年度会社計画（営業利益で前年度比22％増の145億円）は達成が困難と考えるとした。
三菱マテリアル<5711.T>が続落。大和証券では、一過性要因を除く実体ベースで需要減影響が顕在化していると判断。投資判断「4（アンダーパフォーム）」を継続、目標株価は2400円→2300円と引き下げた。
大和予想は経常利益で19年度：509億円（従来576億円）、20年度：475億円（同589億円）、21年度：513億円（同626億円）へ減額。従来比では銅加工・アルミ・電子材料事業や超硬工具の需要減速、銅製錬TCRCの前提引き下げなどを新たに織り込み直したとしている。
高機能製品事業では、自動車・半導体関連製品（銅加工、アルミ板材、電子デバイス製品など）の販売減少や多結晶シリコンの操業コスト増加、ペットボトル化に伴うアルミボトル缶需要減少が響き、1Q営業利益は前年同期比78％減の10億円にとどまった。飲料缶を中心にアルミ事業の利益が上期偏重の季節性を有する点を勘案すると、高機能製品事業の19年度会社計画（営業利益で前年度比22％増の145億円）は達成が困難と考えるとした。
★9:22 イオンファンタジー－急騰 8月次の既存店売上高4％増 曜日調整後は2％増
イオンファンタジー<4343.T>が急騰。同社は17日、8月次の売上概況を発表した。既存店売上高は前年同月比3.8％増、全店では2.8％増となった。曜日調整後の既存店売上高前年比は1.8％増だった。
カプセル玩具のインバウンド需要の高まりなどによる市場拡大にともない、商業集積へのカプセル玩具ショップ出店増加に対応するべく、ショッピングセンターにガチャ専門店「TOYS SPOT PALO」（10～30坪）をこれまで13カ所出店し、売上が順調に拡大しているとしている。
イオンファンタジー<4343.T>が急騰。同社は17日、8月次の売上概況を発表した。既存店売上高は前年同月比3.8％増、全店では2.8％増となった。曜日調整後の既存店売上高前年比は1.8％増だった。
カプセル玩具のインバウンド需要の高まりなどによる市場拡大にともない、商業集積へのカプセル玩具ショップ出店増加に対応するべく、ショッピングセンターにガチャ専門店「TOYS SPOT PALO」（10～30坪）をこれまで13カ所出店し、売上が順調に拡大しているとしている。
★9:26 住友金属鉱山－大和が目標株価引き上げ ニッケル価格は上昇しているが強弱要因が混在
住友金属鉱山<5713.T>が反落。大和証券では、ニッケル価格は上昇しているが、強弱要因が混在していると判断。投資判断「3（中立）」を継続も、目標株価は2700円→3200円と引き上げた。
大和予想はコバルト価格や為替前提を保守的な見方に改め、税前利益で19年度：587億円（従来648億円）、20年度：640億円（同693億円）、21年度674億円（同727億円）へ減額。ニッケル価格はインドネシアにおける鉱石輸出禁止措置などが材料視されて9月12日時点で8.23ドル/lbまで上昇しているが、将来的にインドネシアにおけるフェロニッケル・NPIの生産増が予想され、ニッケル価格上昇の持続性には留意すべきとした。昨年度は操業トラブルに苦しんだタガニートHPAL（THPAL）の生産量は1Q実績で9.1千トンとフル操業水準を実現。シエラゴルダ鉱山に関しても稼働改善で1Qの持ち分法損失が14億円へ縮小（前年同期比7億円改善、前四半期比46億円改善）した点は前向きな材料と指摘。
住友金属鉱山<5713.T>が反落。大和証券では、ニッケル価格は上昇しているが、強弱要因が混在していると判断。投資判断「3（中立）」を継続も、目標株価は2700円→3200円と引き上げた。
大和予想はコバルト価格や為替前提を保守的な見方に改め、税前利益で19年度：587億円（従来648億円）、20年度：640億円（同693億円）、21年度674億円（同727億円）へ減額。ニッケル価格はインドネシアにおける鉱石輸出禁止措置などが材料視されて9月12日時点で8.23ドル/lbまで上昇しているが、将来的にインドネシアにおけるフェロニッケル・NPIの生産増が予想され、ニッケル価格上昇の持続性には留意すべきとした。昨年度は操業トラブルに苦しんだタガニートHPAL（THPAL）の生産量は1Q実績で9.1千トンとフル操業水準を実現。シエラゴルダ鉱山に関しても稼働改善で1Qの持ち分法損失が14億円へ縮小（前年同期比7億円改善、前四半期比46億円改善）した点は前向きな材料と指摘。
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