前場コメント No.12 フジクラ、日本軽金属、UACJ、LINE、大阪チタニウムなど

2019/09/18(水) 11:30
★9:50  フジクラ-大和が目標株価引き下げ 光ファイバーとFPCで収益性が低迷
 フジクラ<5803.T>が9日ぶり反落。大和証券では、光ファイバーとFPCで収益性が低迷していると判断。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は380円→360円と引き下げた。
 大和予想は営業利益で19年度:209億円(従来262億円)、20年度:220億円(同271億円)、21年度:229億円(同283億円)へ減額。1Q営業利益にはFPCのたな卸資産評価減を含めて15億円~20億円程度の一過性押し下げ影響が含まれるもよう。2Qに向けて需要期入りするスマホ向けFPCの損益改善も見込まれ、一過性や季節性の要因で1Qの利益水準が低い側面はある。ただし、光ファイバー価格下落影響がエネルギー・情報通信事業の大きな減益要因となっており、今後も世界的な光ファイバーの需給緩和が継続する可能性が高い点を勘案し、大和では同事業の19年度以降の利益見通しを従来比で減額したとしている。

★9:54  日本軽金属-大和が目標株価引き下げ 成長シナリオは不変も需要減少に伴い業績悪化
 日本軽金属ホールディングス<5703.T>が7日ぶり反落。大和証券では、成長シナリオは不変も、需要減少に伴って業績が悪化していると判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は350円→230円と引き下げた。
 大和予想は営業利益で19年度:274億円(従来320億円)、20年度:287億円(同332億円)、21年度:299億円(従来343億円)へ減額。板・押出事業、加工関連事業の販売減とミックス悪化の影響を織り込んだとした。半導体や自動車関連需要の弱含みの影響は下期にも継続する可能性が高く、下期会社計画の下方修正リスクもある。
 大和では18年度での原燃料価格高騰や足元の需要調整等の向かい風の事業環境の中、新商品開発や高付加価値化、価格改定の取り組みを通じて着実に収益力をつけてきていると評価していたが、板・押出製品、加工製品関連の需要低迷の影響は大きく、事業環境は想定以上に悪化していると判断。半導体や自動車の最終需要が回復しなければ、高付加価値品や新商品の出荷の伸びや業績寄与も限定的となる可能性があり、業績回復には時間を要すると見ているとした。

★9:59  UACJ-大和が目標株価引き下げ 国内・タイでの業績回復には時間を要すると見込む
 UACJ<5741.T>が続落。大和証券では、国内およびタイでの業績回復には時間を要すると想定。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は1680円→1610円と引き下げた。
 大和予想は実質経常利益で19年度:63億円(従来137億円)、20年度:121億円(同170億円)、21年度:185億円(同235億円)へ減額。需要低迷を背景とした国内圧延事業での損益悪化を主因に、加工品・関連事業や米国TAA、WHでの1Q進ちょく状況、UACJ銅管の売却影響も踏まえて下方修正。タイ事業については、たな卸資産評価影響を除く1Q実質経常損益は▲15億円。生産販売状況は改善しているが、年産18万トンの現状設備では利益が出ておらず、2Q(タイ4~6月)においても大きな改善は見られないと見込まれる。一方、追加投資設備の試運転は順調に開始しており、貿易統計から推測すると7月には18000トン程度の生産が行われたもよう。月次でのブレはあり、増強に伴う減価償却負担(年間で20億円増と推定)、ボディ材比率上昇に伴うミックス悪化により損益分岐点は高まっていると推定されるため、採算については引き続き慎重に見る必要があるとした。

★10:00  LINE-反発 グループ会社が国内に向けた仮想通貨取引サービス「BITMAX」提供開始
 LINE<3938.T>が反発。同社は17日に、グループ会社であり同社の仮想通貨事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC(東京都品川区)が、仮想通貨取引サービス「BITMAX」の提供を開始したと発表した。
 「BITMAX」は、国内で月間8100万人以上が利用する「LINE」上の「LINE ウォレット」タブからアクセスでき、仮想通貨取引が未経験の人でもセキュアで簡単に利用できる仮想通貨取引サービスという。
 ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコインの計5種類の仮想通貨を取り扱い、安心・安全に取引してもらうことを最優先にサービスを構築したとしている。

★10:05  大阪チタニウム-大和が目標株価引き下げ 数量増による業績回復を見込む
 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>が9日ぶり反落。大和証券では、マージン悪化には留意も、数量増による業績回復を見込むと判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は2090円→2060円と引き下げた。
 増産費用や原料コスト増の影響は年度を通じて計上される見込みであり、マージン悪化には留意する必要があるが、輸出数量の増加や稼働率向上、国内向け値上げの進展に伴う業績改善余地に引き続き注目。
 大和予想は営業利益で19年度:22億円(従来28億円)、20年度:32億円(同35億円)、21年度:41億円(同42億円)。チタン事業でのマージン悪化や円高影響、高機能材料事業での高純度チタンの出荷減の影響を織り込んだとした。


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