前場コメント No.8 クリーク&リバー、中外製薬、サイバネット、平和不動産、GMOなど

2019/10/04(金) 11:30
★9:23  クリーク&リバー-急落 上期営業益は前期並み 医療分野好調もクリエイティブ分野(日本)は減益
 クリーク・アンド・リバー社<4763.T>が急落。同社は3日に、20.2期上期(3-8月)の連結営業利益は12.7億円(前年同期比0.1%増)だったと発表した。通期の会社計画23.5億円に対する進ちょくは53.8%となっている。
 医療分野や会計・法曹分野が増益となった。一方で、クリエイティブ分野(日本)は、既存事業部門における需要増に伴う人員増強などで販管費が増加したことにより、減益となった。

★9:28  中外製薬-野村が目標株価引き上げ Tecentriq中心とした業績予想を引き上げ
 中外製薬<4519.T>が底堅い。野村証券では、Tecentriq中心とした業績予想を引き上げ。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は8000円→8800円と引き上げた。
 主にTecentriqの業績予想を引き上げ、DCF算出の目標株価は8800円と算出。今19.12期業績は薬価引き下げリスク回避で会社予想上回る水準と想定。来20.12期は4つの減益要因を(A)Hemlibraの初期出荷価格から通常出荷価格での輸出開始と、(B)トリプルネガティブ乳がんおよび小細胞肺がんの適応拡大によるTecentriqの成長の2点が上回ると考えたとした。4つの減益要因は以下の通り(1)上述したActemra市場拡大再算定。(2)バイオシミラーによるAvastin売上高の浸食。上期は売上の4割を占める大腸がんのうち、3割を占める3週1回レジメンでの浸食にとどまるが、20年7~9月以降は非小細胞肺がんや2週1回レジメンの浸食も始まると想定。

★9:29  サイバネット-急騰 企業内ナレッジサイト「Goldfireポータル」を販売
 サイバネットシステム<4312.T>が急騰。同社は3日に、IHS Markit(本社:ロンドン)が開発・販売するイノベーション支援ソリューション「IHSGoldfire」の利用を促進し、企業のイノベーション活動を早期に定着させるための企業内ナレッジサイト「Goldfire ポータル」を自社開発し、販売を開始したと発表した。
 Goldfire活用に必要なナレッジや操作方法が豊富に盛り込まれており、効果的な技術調査方法を入手しやすくなることでアイデア発想を促し、日常的にイノベーションを起こす環境を提供するとしている。

★9:30  平和不動産-5日続伸 日本資産運用基盤グループと業務提携
 平和不動産<8803.T>が5日続伸。同社は3日に、新興・外資系金融事業者支援で日本資産運用基盤グループと業務提携を行うと発表した。
 日本資産運用基盤グループと新たに金融事業に参入する新興金融事業者や、海外から日本に進出する資産運用会社などに対し、オフィス提供から金融商品取引業登録のサポート、コンプライアンス業務を始めとするミドルバックオフィス業務の外部受託サービスの提供などに至るまで、その事業立上げや運営を総合的かつ効率的にサポートするとしている。

★9:36  GMOインターネット-SMBC日興が「2」へ引き下げ カタリストの出現を待ちたい
 GMOインターネット<9449.T>が3日続落。SMBC日興証券では、カタリストの出現を待ちたいとコメント。投資評価を「1(アウトパフォーム)」→「2(中立)」、目標株価を2450円→1900円と引き下げた。
 業績予想を下方修正。目標株価引き下げに伴い、上場子会社時価総額の持ち分相当額を同社の時価総額が下回るスタブ・シチュエーションを解消するような成長カタリストが現時点で見当たらないとみることから、投資評価を「2」に引き下げ。
 主力のインターネットインフラ事業が成長ドライバーとなり、業績は好調に推移するとみられる。一方で、株式市場の焦点は仮想通貨マイニング事業での電力供給問題。同社は19年夏にマイニングの拠点を移転したものの、電力供給の問題により設備を稼働できないことから機会損失の状態が続いている。脱却のタイミングは不透明であり、新たな動きが確認されるまでは株価の上値余地は乏しいとした。


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