稲畑産業-底堅い R&Iが発行体格付け「A-」を新規付与 方向性は「安定的」

2019/10/07(月) 11:18
 稲畑産業<8098.T>が底堅い。格付投資情報センター(R&I)は10月4日、同社の発行体格付け「A-」を新規で付与した。格付けの方向性は「安定的」。  世界17カ国に約60拠点を展開し、幅広い顧客を抱える。技術的な専門知識や情報収集力などの強みを持ち、情報電子と合成樹脂を主力2事業とする。マージン商売主体のため在庫リスクをあまり負わないこともあり、化学品市況が変動する中でも比較的安定して稼ぐ力がある。  18.3期に欧州子会社で太陽電池モジュール在庫の無断売却問題が発覚。その後、グループ全体で内部管理体制の改善・強化に取り組み、一定の成果が上がりつつある。ここ数年の安定した業績で資本蓄積が進展し、ネットD/Eレシオ(純有利子負債の自己資本に対する倍率)は19.3期末で0.2倍弱に改善。投資方針は堅実で、今後も良好な資本負債構成を維持できる可能性が高いとの見方を示している。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,552.16 +113.55
TOPIX 2,666.23 +3.77
グロース250 650.64 -0.61
NYダウ 38,239.98 +253.58
ナスダック総合 15,451.31 +169.30
ドル/円 154.85 +0.01
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ