前場コメント No.5 コニカミノルタ、スタジオアタオ、ツインバード、オービック、日本製紙など

2019/10/10(木) 11:30
★9:10  コニカミノルタ-CSが目標株価引き下げ 新規事業の利益貢献には時間がかかる
 コニカミノルタ<4902.T>が4日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、新規事業の利益貢献には時間がかかると判断。投資評価「Neutral」を継続、目標株価は1250円→810円と引き下げた。
 1Q決算後に株価は大きく下落、底ばいの状態が続いている。1Qの業績悪化は(1)これまで業績が安定していた基盤事業(MFP/プロダクションプリント)の収益悪化、(2)新規事業の立ち上がり遅れ、(3)為替影響などが背景。
 (1)は一部案件の売上計上の遅れや在庫調整が影響が含まれており、今後徐々に収益は回復と予想。MFPの高付加価値シフト、新製品効果の継続が見えてくればこの部分の株式市場での悲観は修正されるとみられる。しかし(2)(3)の下振れ要因については今後も続く見通し。特に中期的成長には、新規事業のバイオヘルスケア、ワークプレイスハブ(WPH:エッジ型IoTプラットフォーム)の収益化が必須。株価の再評価には、まずはこれまで続いている新規事業の利益計画比での下振れが止まることが必要と指摘した。

★9:10  スタジオアタオ-大幅続落 上期営業益3%減 販管費率の上昇響く
 スタジオアタオ<3550.T>が大幅続落。同社は9日に、20.2期上期(3-8月)の連結営業利益は5.4億円(前年同期比3.1%減)だったと発表した。インターネット販売が、インターネット広告の単価上昇などの影響により、減収となったことなどが響いた。通期の会社計画8.8億円に対する進ちょくは61.0%となっている。

★9:10  ツインバード-続落 通期純利益を下方修正 投資有価証券評価損1億円計上で
 ツインバード工業<6897.T>が続落。同社は9日、20.2期通期の連結純利益予想を従来の2.0億円から1.0億円(前期比5.5倍)に引き下げると発表した。2Q(6-8月)期間に投資有価証券評価損1.1億円を計上することから前回予想を下回る見通しとしている。

★9:10  オービック-底堅い 20.3期上期営業益は14%増の210億円強 日経報道
 オービック<4684.T>が底堅い。10日付けの日本経済新聞朝刊は、同社の2019年4~9月期の連結業績は、営業利益が前年同期比14%増の210億円強になったもようだと報じた。
 この期間としては19年連続で最高となる。顧客がネットワーク経由でシステムを利用するクラウドサービスが伸びた。業務の効率化を狙って自前のシステムをクラウドに移行する企業が増えている。なお、19年4~9月期の決算発表は28日を予定するが、20年3月期通期の業績予想は据え置く公算が大きいとしている。

★9:11  日本製紙-底堅い オローラ社の板紙パッケージ部門を1243億円で譲り受け
 日本製紙<3863.T>が底堅い。同社は10日7時に、豪州証券取引所上場企業であるオローラ社との間で、オローラ社の豪州 ・ニュージーランド事業のうち、板紙パッケージ部門を譲り受けることで合意したと発表した。
 この事業譲り受けにより、同社はオセアニア地域において、一貫体制の段ボール事業に進出することとなる。譲り受け価格は17億2000万豪ドル(約1243億円)で、譲り受け期日は2020年1月31日をめどとしている。

★9:12  ソレイジアファーマ-小動き 開発品SP-04対象拡大のため開発推進へ 権利導入契約更新
 ソレイジア・ファーマ<4597.T>が小動き。同社は9日に、2017年11月にPledPharma(以下、Pled)と締結したSP-04導入契約を更新して、共同で対象拡大のための開発を推進する方針について合意したと発表した。
 オキサリプラチン以外のがん化学療法に起因するCIPNへの対象拡大は、臨床現場におけるアンメット・メディカルニーズに応えると共にSP-04の事業規模拡大に貢献するものと判断した。
 既存契約によって定められていた経済条件のうち、契約金、開発進ちょくおよび一定の売上高達成に応じ同社がPledに対して支払うマイルストン合計の上限額が93億円より18億円増加することになるが、売上高に応じて支払うロイヤリティの料率には変更はないとしている。


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