前場コメント No.7 マツダ、ライク、スギHD、UACJ、みずほなど

2019/10/10(木) 11:30
★9:31  マツダ-JPモルガンが目標株価引き下げ トヨタとのアライアンスなど注目点
 マツダ<7261.T>が続落。JPモルガン証券では、投資判断「Underweight」を継続、目標株価は790円→750円と引き下げた。
 米国自動車市場でのインセンティブコントロールと販売台数の両立が短期的な課題。また、SKYACTIV Xの投入による販売台数の回復と収益性の改善の可能性も、同社の中期的な投資テーマ。トヨタとのアライアンス、米国新工場の建設についても注目するとした。

★9:35  ライク-大幅続落 1Q営業益32%減 運営補助金加算額の減少響く
 ライク<2462.T>が大幅続落。同社は9日に、20.5期1Q(6-8月)の連結営業利益は5.5億円(前年同期比31.5%減)だったと発表した。
 子育て支援サービス事業において、、前1Qは認可保育園の新規開設がなかったのに対し、当1Qは認可保育園を1カ所開設し開設コストがかかったこと、認可保育園において売り上げに計上する運営補助金の加算額が前年同期より減少したこと、前1Qに計上していた売り上げに計上する運営補助金の一部が上期での計上となることが響いた。

★9:35  スギHD-みずほが目標株価引き上げ 診療報酬改定もあり中期計画達成は困難
 スギホールディングス<7649.T>が3日続落。みずほ証券では、診療報酬改定もあり中期計画達成は困難とみて、投資判断「中立」を継続した。目標株価は5000円→5700円と引き上げた。
 今20.2上期業績を受け、みずほの業績予想を上方修正。新規出店が従来想定以上に順調に推移している点を改めて評価。また、調剤を中心に粗利益率の改善も進んでいる。
 中京圏では大手ドラッグストアの進出が相次いでいる。10月の消費税再増税後の消費者マインド悪化の可能性を踏まえると、競争環境がさらに悪化する可能性が高いと予想される。目標株価を引き上げるが、中期計画達成のハードルが高いことも踏まえて、投資判断は「中立」を継続。

★9:39  UACJ-SMBC日興が目標株価引き上げ 設備集約はポジティブだが強気転換には条件
 UACJ<5741.T>が底堅い。SMBC日興証券では、設備集約はポジティブだが、強気転換には条件とコメント。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は1600円→1730円と引き上げた。
 設備集約や投資絞り込みなどの構造改革の効果を織り込んだうえ、基準年の変更を反映し(21.3期から設備集約が完遂する23.3期に変更)、一過性要因を除いた23.3期の調整後EPS 192.7円に鉄鋼、非鉄業界の過去5年のフォワードPER9倍を適用。国内設備の集約、投資絞り込みにより、業績、財務の悪化に歯止めがかかる見込み。ただし、構造改革による収益改善効果に関しては、額面通りには受け止められらない見通し。景気減速下の値上げ浸透、製品構成の改善、拡販などのハードルは高いものと見込まれる。また、構造改革に関連した費用計上、タイの圧延事業(UATH)の減損損失が発生するリスクなどの不透明要因が残ると指摘した。

★9:42  みずほ-SMBC日興が目標株価引き下げ 中計はハードルが高い
 みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が続落。SMBC日興証券では、中計はハードルが高いと判断。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は210円→170円と引き下げた。
 株価はTOPIXに比べればアンダーパフォーム傾向にあるが、3メガバンクの中ではパフォーマンスは決して悪くはない。ただし、同社の業績・資本政策・成長戦略に対して相対的にポジティブな評価がされているというよりは、株価のディフェンシブ性が要因となっている印象。現状の日米の金融政策の方向性を考えると、機関投資家の銀行株に対するアンダーウェイトの姿勢が容易に変わるとは想像しにくい。その中で同社に業績・資本政策・成長戦略などの面で、投資家に「持つべき」理由やカタリストがあるかというと、当面は難しいとの見方を示した。


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