〔Market Flash〕商社の利益進ちょく率は豊田通商や伊藤忠が高めと予想~野村

2019/10/11(金) 12:45
【12:45】商社の利益進ちょく率は豊田通商や伊藤忠が高めと予想~野村  野村証券では商社セクターに関して、上期は各社の事業ポートフォリオの差が業績格差につながりやすい状況であったと推定している。各社の親会社株主利益計画に対する進ちょく率では、豊田通商<8015.T>が58%、伊藤忠商事<8001.T>が54%と高い水準になったと野村では予想している。豊田通商に関しては、1Qの一過性利益計上に加えて、2Qもアフリカ地域での需要回復が継続したとみている。伊藤忠は国内事業の利益構成比が高く、外需関連事業の環境悪化の影響が小さい点に注目している。個別の銘柄選別でも世界景気の鈍化懸念など事業環境に不透明感がある中では、相対的に好業績が見込まれるこれら2社の投資魅力が高いと野村では考えている。 【10:30】不動産各社の上期営業利益予想~みずほ  みずほ証券では、不動産各社の20.3期1-2Q累計の営業利益は、三井不動産<8801.T>が1048億円(前年同期比7%減)、三菱地所<8802.T>が1017億円(同5%減)、住友不動産<8830.T>が1275億円(同2%増)と予想している。三井不動産は、前期2Qのロンドンビル売却の反動減を晴海のマンション引き渡しなどでカバーし、2Qのみでは前年同期比4%の営業減益と、1Qの同9%減よりも減益幅を縮小すると見込んでいる。また、自社株買いを積み増す可能性は50%程度で、具体化した場合の規模は100億円程度と想定している。三菱地所については、前期2Qの物件売却の反動などで2Qのみでは前年同期比減益を予想。決算よりも、20年1月以降に発表予定の次期中期計画や、21.3期以降の大手町の簿価の高いビルの売却などが注目されると考えている。 【9:45】ITサービスはセクター再評価の可能性~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券ではITサービスセクターに関して、9月調査の短観で19年度のソフトウェア投資計画見通しが良好であった点に注目している。米中貿易摩擦などによりIT投資減速を懸念する見方が株式市場の一部にあったが杞憂に終わったとコメント。三菱UFJMSでカバレッジしているITサービス各社の7-9月期営業利益も、全社増益であったと推定している。うち5社では通期会社計画の上方修正発表の可能性があるとみており、バリュー・リバーサルの動きで9月のパフォーマンスが低調だったセクターの再評価につながる可能性があると考えている。注目銘柄には、TIS<3626.T>、富士通<6702.T>、ネットワンシステムズ<7518.T>、NSSOL<2327.T>を挙げている。 【8:45】10月限SQ算出日、寄り前気配は福山運、アルフレッサ、ADEKA、ユー・エスが高い気配値  きょうは10月限SQ算出日で気配は大きくかい離しており、寄り付き直前で大きく変動するため注意したい。  主力株の寄り前気配では、福山運<9075>+12.20%、アルフレッサ<2784>+10.34%、ADEKA<4401>+10.24%、ユー・エス<4732>+9.01%、TBSHD<9401>+8.78%、ミスミG<9962>+7.63%、きんでん<1944>+7.60%、タダノ<6395>+6.43%、T&DHD<8795>+6.11%、マツダ<7261>+5.45%などが高い気配値。  一方、OSG<6136>-4.50%、日電硝<5214>-3.02%、リンナイ<5947>-2.98%、雪印メグ<2270>-2.77%、科研薬<4521>-2.54%、アイカ工<4206>-2.29%、レオパレス21<8848>-2.08%、カカクコム<2371>-2.01%、日梱包<9072>-1.97%、ケーズHD<8282>-1.77%などが安い気配値となっている。
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