前場コメント No.9 三社電機、JR九州、明豊ファシリティ、フライングガーデン、アイカ工業など

2019/11/06(水) 11:30
★9:11  三社電機製作所-売り気配 通期営業益を下方修正 上期は79%減で着地
 三社電機製作所<6882.T>が売り気配。同社は5日に、20.3期通期の連結営業利益予想を従来の12.0億円から2.0億円(前期比89.1%減)に引き下げると発表した。市場コンセンサスは8.0億円。
 半導体事業での取引先の在庫調整等による需要の減速に加えて、電源機器事業においても産業用設備投資の減速から当社の得意分野である表面処理用電源や溶接機などの製品への需要が減少していることなどを踏まえた。
 20.3期上期(4-9月)の連結営業利益は1.8億円(前年同期比78.8%減)だった。上期の会社計画は4.0億円だったので着地は下振れた。製品構成の変化に加えて為替が円高に推移したことが響いた。

★9:11  メディネット-反発 京都府立医科大学と共同研究契約 特許を共同出願
 メディネット<2370.T>が4日ぶり反発。同社は11月5日大引け後に、京都府立医科大学との間で、自己中和抗体産生に起因する病態を対象とした、新しいキメラ受容体(B細胞抗体受容体:BAR)を遺伝子導入した免疫細胞による特異的B細胞除去法の実用化に向けた共同研究契約を締結すると発表した。また、この技術に関する特許を共同出願したとしている。

★9:11  JR九州-3日続伸 上期営業益9%減 自己株買いも発表
 JR九州(九州旅客鉄道)<9142.T>が3日続伸。同社は5日、20.3期上期(4-9月)の連結営業利益は302億円(前年同期比9.1%減)だったと発表した。通期の会社計画566億円に対する進ちょくは53.4%。
 運輸事業が好調に推移した一方で、建設事業、不動産・ホテル事業が2けたのセグメント減益となったことが響いた。
 併せて、320万株・100億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は11月6日~2020年3月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.0%となる。

★9:11  明豊ファシリティワークス-売り気配 上期営業益37%増も材料出尽くし
 明豊ファシリティワークス<1717.T>が売り気配。同社は9日に、20.3期上期(4-9月)の営業利益は3.9億円(前年同期比36.9%増)だったと発表した。通期の会社計画7.9億円に対する進ちょくは49.1%となっている。
 CM(コンストラクション・マネジメント)業界における認知度の向上などが寄与した。しかし、株価は材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:12  フライングガーデン-反発 10月度の既存店売上高6.1%減
 フライングガーデン<3317.T>が反発。同社は11月5日大引け後に、10月度月次業績を発表し、既存店売上高は前年比6.1%減となった。全店売上高は同7.1%減。なお、台風の被害を受けた水戸北IC店は10月13日より休業しており、既存店より除外しているとした。

★9:13  アイカ工業-大和が目標株価引き下げ 競合のアジア事業買収で新たな伸びしろを確保
 アイカ工業<4206.T>が反落。大和証券では、競合のアジア事業買収で新たな伸びしろを確保と判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は3900円→3700円と引き下げた。今20.3期上期営業利益は100億円(前年同期比+3.5%)。足元の業績の停滞感は否めないと判断。買収で建装建材のアジア販路を取得と注目。

★9:14  島精機製作所-大和が目標株価引き下げ 厳しい収益環境が続きそう
 島精機製作所<6222.T>が3日ぶり反落。大和証券では、厳しい収益環境が続きそうと判断。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は2900円→2700円と引き下げた。2Q累計営業損益は27億円の赤字。2Qの連結受注高は前年同期比19%減。大和予想を引き下げ、当面厳しい収益環境が続くとの見方を示した。


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