前場コメント No.9 ワールド、三菱ロジスネクスト、パナソニック、シノケンG、レオパレス21など

2019/11/07(木) 11:30
★9:08  ワールド-急騰 通期営業益を上方修正 上期は35%増で着地
 ワールド<3612.T>が急騰。同社は6日に、20.3期通期の連結営業利益(IFRS基準)予想を従来の166億円から183億円(前期比23.1%増)に引き上げると発表した。上期の差異を反映した。市場コンセンサスは167億円。
 20.3期上期(4-9月)の連結営業利益は80億円(前年同期比34.8%増)だった。上期の会社会社計画は64億円だったので着地は上振れた。主にブランド事業において、ITを活用した在庫管理や売価変更の精度向上で売上総利益率が改善したことに加えて、きめ細かな経費コントロールが引き続き奏功した。
 併せて、20.3期の中間配当を25円→28円(前期は0円)にすることも発表した。年間配当は69円→72円(前期は50円)となる。

★9:09  三菱ロジスネクスト-いちよしがフェアバリュー引き下げ 20.3期は営業減益の見方に変更
 三菱ロジスネクスト<7105.T>が続落。いちよし経済研究所では、今20.3期は営業減益の見方に変更。レーティング「A」を継続も、フェアバリューは1500円→1400円と引き下げた。
 北米を中心にフォークリフト需要が減少している状況などを踏まえ、業績予想を下方修正。今20.3期は従来予想ほどの売上水準が見込みにくいとの見方から、営業減益になるとの見方に変更。中期的には旧・ユニキャリアとの経営統合によるコストシナジー効果発現によるさらなるコスト削減が注目点とした。

★9:09  パナソニック-岩井コスモが目標株価引き下げ 上期は増税前の住宅製品の販売増で吸収
 パナソニック<6752.T>が5日ぶり反落。岩井コスモ証券では、上期は中国向け事業の減速、開発費の計上などを、増税前の住宅製品の販売増加で吸収しているとみて、投資判断「A」を継続した。目標株価は1500円→1200円と引き下げた。
 上期売上高は3兆8444億円(前年同期比1638億円の減収)だが、7~9月期売上高は1兆9533億円(同461億円の減収)と減収幅が縮小している。特に7~9期は前年同期と比べて円高となった影響を除けば、実質的には売上増加となった。国内の住宅関連の製品販売の増加が売上増加に貢献したことから、増税前の駆け込み需要も発生したと推察。
 一方、調整後営業利益は上期が1565億円、うち7~9月期は為替影響があったものの、941億円(同19億円の増益)。車載機器の開発費用の増加や中国の設備投資に関連した需要減速の減益材料を国内の家電製品や住宅関連の販売増加で吸収していると指摘。下期以降は、国内市場の増益効果は薄まるものの、米中問題の改善期待や費用改善期待などを想定するとした。

★9:10  シノケンG-反発 インドネシアREITの国内販売でSBI証券・SBIマネープラザと提携
 シノケングループ<8909.T>が反発。同社は11月6日大引け後に、インドネシア不動産ファンド事業子会社であるPTシノケンアセットマネジメントインドネシアが、インドネシア不動産投資商品(REIT)の日本国内販売に関して、SBI証券、SBIマネープラザ(東京都港区)と戦略的提携を行うと発表した。
 インドネシア不動産への外国人および外国法人からの直接投資については、インドネシア国内法により厳しく規制され、これまで外国からの投資は、大手不動産投資会社に限られていた。今回の提供により、ネットとリアルが融合された販売チャネルを通じて、提供できるようになるとした。

★9:11  レオパレス21-続落 今期250億円赤字へ 2期連続 入居率低迷 日経報道
 レオパレス21<8848.T>が続落。7日付の日本経済新聞朝刊は、同社の20.3期通期の連結最終損益が250億円程度の赤字(前期は686億円の赤字)になるもようだと報じた。2期連続の赤字になる。
 記事によれば、入居率の低下により主力の賃貸事業の不振が続いている上、空室が増えた場合にオーナーに補填する損失についての引当金を計上するとしている。


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