前場コメント No.19 東邦HD、ミルボン、ISID、コスモスイニシア、野村総合研究所など

2019/11/08(金) 11:30
★10:31  東邦HD-野村が目標株価引き上げ スペシャリティ医薬品や顧客支援システムが伸長
 東邦ホールディングス<8129.T>が4日ぶり反落。野村証券では、スペシャリティ医薬品や顧客支援システムが伸長していると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は3020円→3150円と引き上げた。
 顧客支援システムなどフィービジネスの伸長、スペシャリティ医薬品の拡販など、堅調な7~9月期業績を踏まえ、今20.3期野村予想を上方修正。7~9月期の業績拡大をけん引したのは医薬品卸事業。7~9月期の同事業は前年同期比10.2%増収、同63.1%営業増益と伸長した。消費増税前の一部医薬品の駆け込み需要の効果を除いても、医薬品市場全体の伸びを上回ったと見られる。この要因は(1)これまでの取り扱い実績が評価されたことなどからスペシャリティ医薬品や、1社または2社で流通受託する品目が増えたこと、(2)顧客支援システムの拡販の効果が主であるとした。

★10:32  ミルボン-反落 頭皮に存在する老化菌に高い効果を発揮する成分を発見
 ミルボン<4919.T>が3日ぶり反落。同社は11月7日大引け後に、頭皮細菌叢(スカルプフローラ)に含まれる老化菌に着眼した、頭皮と毛髪の老化現象を抑制できる画期的な新技術の開発に成功したと発表した。
 頭皮の上ではさまざまな細菌が共生しており、この集団は頭皮細菌叢(スカルプフローラ)と呼ばれている。スカルプフローラは髪と頭皮に対して、何らかの影響を及ぼすとみられているが、その働きのほとんどは不明。ミルボンではこれまでに、スカルプフローラに含まれるエンテロコッカス属細菌が髪と頭皮の老化現象を促進することを発見し、これを「老化菌」と名付けた。今回見出した老化菌の働きを制御する技術により、高い効果を発揮できるヘアケア製品の開発が期待されるとした。

★10:35  ISID-SBIが目標株価引き上げ 懸案は杞憂に終わりつつあり割安感が強まった
 電通国際情報サービス<4812.T>が3日続伸。SBI証券では、懸案は杞憂に終わりつつあり、割安感が強まったと判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を4800円→5000円と引き上げた。
 3Q(7~9月)業績は売上高238億円(前年比10%増)、営業利益24.0億円(同29%増)、SBI予想比では売上高+11億円、営業利益+2.3億円。各四半期、各セグメント業績のボラティリティおよびガイダンスリスクを考慮し、業績見通しはほぼ据え置き。ただし、足元の利益進ちょくや時期を勘案すれば市場の目線は来20.12期に移ると考え、目標株価は来20.12期EPSに21倍(主要システムインテグレーターの直近2年平均PER)を乗じた5000円へと引き上げるとした。

★10:36  コスモスイニシア-急落 上期営業益28%増も2Qは低調
 コスモスイニシア<8844.T>が急落。同社は7日に、20.3期上期(4-9月)の連結営業利益は25.4億円(前年同期比28.3%増)だったと発表した。通期の会社計画58.0億円に対する進ちょくは43.7%となっている。
 レジデンシャル事業が減収となった一方で、ソリューション事業、宿泊事業および工事事業が増収となったことなどが寄与した。なお、1Q時点で23.4億円だったので2Qは低調だった。

★10:39  野村総合研究所-もみ合い 金融機関向け「データガバナンスシステム」導入支援を開始
 野村総合研究所<4307.T>がもみ合い。同社は11月7日大引け後に、金融当局による規制が強化される時代において、金融機関が備えることが必須とされる「データガバナンス(データ統制)システム」の導入を支援するサービスを開始したと発表した。
 サービスの開始にあたっては、欧米で400件以上の導入実績を持つ、データガバナンスを専門とするソフトウェア企業である米国Collibra社が開発したデータガバナンス専用ソフトウェア「Collibra Data Governance Center」および活用ノウハウを、一部に取り込んでいるとした。


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