前場コメント No.2 マルヨシセンター、オプトラン、GMO、太平洋セメント、シスメックスなど

2019/11/13(水) 11:30
★9:01  マルヨシセンター-買い気配 イズミが筆頭株主に 共同仕入れなど資本・業務提携
 マルヨシセンター<7515.T>が買い気配。同社は11月12日大引け後に、イズミ<8273.T>との間で資本・業務提携を締結すると発表した。
 イズミを割当先(処分先)とする第三者割当による新株式発行(6万株、発行価格はは1株につき2570円)、および自己株式の処分(11万6000株、処分価格は1株につき2570円)により、イズミが持ち株比率19.02%の筆頭株主となる。
 今後、商品仕入れの見直し(価格・取引先など)、共同仕入れによるスケールメリットの拡充、生鮮品を含む地場商品ルートの構築や原価低減、カード戦略の共有化(ポイント政策・電子マネーの共通化)などを進める。

★9:01  オプトラン-売り気配 岩井コスモが「B+」へ引き下げ 業績は短期的に踊り場
 オプトラン<6235.T>が売り気配。岩井コスモ証券では、競争優位性や中長期的な成長性は不変も、業績は短期的に踊り場と判断。投資判断を「A」→「B+」、目標株価は3570円→3200円と引き下げた。
 米中貿易摩擦の影響で第2四半期以降、中国顧客の設備投資意欲が大きく後退していることがネガティブ視されそう。豊富な受注残を抱えているほか、新型装置への顧客の関心は衰えていないが、米中貿易摩擦については今後の展開が見通せない。株高を支えていた収益モメンタムの低下がはっきりしたことで、株価が調整局面入りすることは不可避となりそう。中長期的な株価材料としては5G(第5世代移動通信)の普及が携帯端末の買い替えや光ファイバー向け光学薄膜需要を創出するが、事業環境好転をはっきり確認できるまでは押し目買いのスタンスがよいとした。

★9:01  GMOインターネット-買い気配 3Q累計営業益15%増 決済事業など好調
 GMOインターネット<9449.T>が買い気配。同社は12日、19.12期3Q累計(1-9月)の連結営業利益が199億円(前年同期比15.1%増)だったと発表した。
 インターネットインフラ事業において、決済事業、EC支援事業などが好調に推移したことが寄与した。仮想通貨事業において、マイニング事業の再構築によるコスト削減に加え、一時的な評価損がなくなったことから黒字転換したことも増益の要因となった。なお、通期の業績予想は開示していない。

★9:01  太平洋セメント-3日ぶり反発 通期営業益を下方修正も悪材料出尽くし
 太平洋セメント<5233.T>が3日ぶり反発。同社は12日に、20.3期通期の連結営業利益予想を従来の710億円から640億円(前期比3.0%減)に引き下げると発表した。市場コンセンサスは681億円。
 併せて発表した、20.3期上期(4-9月)の連結営業利益は225億円(前年同期比18.0%減)だった。セメントセグメントが、セメントの国内販売数量が減少したことなどにより、減益となった。また、資源セグメントが、関東地区、東北地区での販売数量減少により、減益となったことも響いた。しかし、株価は悪材料出尽くしで買いが入っている。

★9:02  シスメックス-岩井コスモが「B+」へ引き下げ 現地通貨ベースでは力強い成長が続く
 シスメックス<6869.T>が3日続落。岩井コスモ証券では、直近の株価上昇を考慮して、投資判断を「A」→「B+」と引き下げた。目標株価は8000円→8500円と引き上げた。
 上期決算は売上高が前年同期比5%増の1429億円、営業利益が同2.5%減の278億円。為替の影響を除くと、売上高が同9.6%増、営業利益が同4.7%増と順調な着地。現地通貨ベースでは米州が同6.1%増収、EMEAが同11.6%増収、中国が同10.4%増収、APが同12.0%増収、日本が同8.4%増収と全地域で増収を確保。
 上期決算を受けて会社側は通期業績を下方修正したが、主な要因は想定為替レートの見直しによる。通期業績について岩井コスモでは、修正後の会社計画に沿って売上高が前期比5.6%増の3100億円、営業利益が同2.1%減の600億円と予想。海外売上高比率が8割を超えるため為替の影響が大きくなるが、現地通貨ベースでは力強い成長が続いているとした。


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