前場コメント No.8 東京応化工業、かんぽ生命、アプラス、フリュー、三越伊勢丹など

2019/11/14(木) 11:30
★9:10  東京応化工業-反落 上期営業益10%減 ディスプレイ用フォトレジストの販売減響く
 東京応化工業<4186.T>が反落。同社は13日に、20.3期上期(4-9月)の連結営業利益は69.6億円(前年同期比10.0%減)だったと発表した。通期の会社計画83.0億円に対する進ちょくは83.8%となっている。
 材料事業が、エレクトロニクス機能材料部門でディスプレイ用フォトレジストなどの販売が減少したことや、高純度化学薬品部門で半導体用フォトレジスト付属薬品の販売が減少したことにより、減益となった。また、装置事業の赤字が拡大したことも響いた。

★9:10  かんぽ生命-反発 増益予想に修正へ 純利益1300億円超 営業自粛で経費減 日経報道
 かんぽ生命保険<7181.T>が反発。14日付の日本経済新聞朝刊は、同社が20.3期通期の業績予想を上方修正する見通しとなったと報じた。
 記事によれば、前期比23%減の930億円を見込んでいた連結純利益は1300億円を超え、増益となるもよう。不適切販売問題を受けて7月から保険商品の積極営業を自粛し、販売手数料や加入審査などの契約関連費が減ったため。新契約件数は落ち込んでおり、中長期的に業績を下押しするとしている。

★9:10  味の素-大和が目標株価引き下げ ボラティリティの高い収益構造からの脱却ならず
 味の素<2802.T>が3日続落。大和証券では、ボラティリティの高い収益構造からの脱却ならずと判断。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は2000円→1800円と引き下げた。決算の印象はネガティブサプライズ。会社は通期の事業利益予想を減額修正。アセットライト経営の実効性が問われると指摘した。

★9:11  アプラス-安い 上期営業益8%減  新システムに係る減価償却費の増加響く
 アプラスフィナンシャル<8589.T>が安い。同社は13日に、20.3期上期(4-9月)の連結営業利益は35.9億円(前年同期比7.6%減)だったと発表した。通期の会社計画87.0億円に対する進ちょくは41.2%となっている。
 新システムに係る減価償却費やトップライン拡大に伴う原価性費用の増加などにより、営業費用が増加したことが響いた。

★9:11  フリュー-買い気配 男性向けスマホゲーム事業から撤退 コアエッジ株を譲渡
 フリュー<6238.T>が買い気配。同社は11月13日大引け後に、連結子会社でオンラインゲーム事業を行う、コアエッジ(東京都品川区)の株式を譲渡すると発表した。コアエッジの代表取締役CEOらに、所有する75.5%(保有割合)の株式すべてを6772円で譲渡する。男性向けスマートフォンゲーム事業から撤退するもの。

★9:12  三越伊勢丹-みずほが目標株価引き上げ 構造改革は順調だが中計達成のハードルは高い
 三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>が続落。みずほ証券では、構造改革は順調だが中計達成のハードルは高いとみて、投資判断「中立」を継続した。目標株価は1010円→1050円と引き上げた。
 今20.3期上期(4~9月)業績は構造改革によるコスト削減や10月の消費税再増税前の駆け込み需要の寄与でデジタル戦略や改装などの先行コスト増をカバーし、営業増益を達成した。上期業績を受け、みずほの利益予想に変更はなし。
 構造改革は順調に推移しているが、デジタル戦略が本格的に収益貢献してくるのは22.3期営業利益500億円、ROE5.0%以上などを目標とする中期計画よりも後になる可能性が高く、消費環境が悪化する中、中期計画の達成ハードルは依然として高いと判断。一方、投資計画の見直しにより、100億円(上限)の自己株式取得が実施されることを新たに織り込み、目標株価を変更するとした。


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