前場コメント No.1 ペプチドリーム、ソニー、山一電機、田辺三菱製薬、太陽誘電など

2019/11/19(火) 11:30
★9:00  ペプチドリーム-買い気配 いちよしが「A」へ引き上げ 株価が下落したため
 ペプチドリーム<4587.T>が買い気配。いちよしでは、株価が下落したため、レーティングを「B」→「A」と引き上げた。フェアバリューは6000円を継続。
 今19.12期1Q(7~9月)業績は、売上高が前年同期比28.9%減の3.9億円、営業損益は4.1億円の赤字となり、前年同期に比べて2.8億円損失が膨らんだ。減収の主な要因は前年同期のような契約一時金がないことであり、減収に加えて研究開発費が増えたため、赤字が膨らんだ。
 いちよしでは、1Q実績は予想通りの進ちょくと見て、今19.12期業績予想を継続。2Q(10~12月)には新規提携などの収入を見込むとした。

★9:00  ソニー-底堅い 子会社がGame Show Networkの持分42%を取得
 ソニー<6758.T>が底堅い。同社は19日8時35分に、完全子会社であるSony Pictures Entertainment(以下、SPE)が、その子会社を通じてAT&Tが保有するGame Show Networkの持分の42%を取得したことを発表したことをリリースした。
 Game Show Networkは、オリジナル番組を含む人気のクイズ番組を、米国のケーブルネットワーク経由で多くの会員に配信するマルチメディアエンタテインメントカンパニーという。この持分取得の対価としてSPEは約3億8000万米ドル(約414億円)を支払った。これにより、Game Show NetworkはSPEの完全子会社となった。

★9:00  山一電機-売り気配 いちよしが「B」へ引き下げ 株価上昇を受けて
 山一電機<6941.T>が売り気配。いちよしでは、株価上昇を受け、レーティングを「A」→「B」と引き下げた。フェアバリューは1700円→1900円と引き上げた。
 今20.3期上期(4~9月)決算の内容を踏まえ、いちよしでは利益予想を上方修正。半導体検査ソケット(テストソリューション事業)の受注環境は好転しつつあり、来21.3期以降の収益拡大に期待の持てる情勢にあるが、次期中期計画(21.3期~23.3期)においていかなる目標が設定されるかが、今後の着目点とした。

★9:00  田辺三菱製薬-買い気配 三菱ケミが1株2010株でTOB 完全子会社化で上場廃止へ
 田辺三菱製薬<4508.T>が買い気配。同社は18日に、三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が完全子会社化を目指し、同社株の公開買い付け(TOB)を行うと発表した。
 田辺三菱製薬では賛同の意見を表明するとともに、株主に対して応募を推奨することを決定。一連の手続きを経て、田辺三菱製薬株は上場廃止となる予定。買い付け価格は1株につき2010円で、買い付け期間は11月19日~2020年1月7日。買付予定数の下限は5767万0731株。

★9:01  太陽誘電-SMBC日興が「2」へ引き下げ 悲観論は後退も割安感はなくなった
 太陽誘電<6976.T>が3日ぶり反落。SMBC日興証券では、悲観論は後退も、株価の割安感もなくなったとみて、投資評価を「1(アウトパフォーム)」→「2(中立)」と引き下げた。目標株価は2800円を継続。
 MLCC市場に対する過度な悲観は後退し、株価には十分反映された。ここから株価とファンダメンタルズが一致するならば、今後の同社の設備投資と償却負担の増加が、株価を左右すると考えられる。
 同社はここ数年相次いで新工場を建設している。長期的にMLCCの需要は増加傾向が続き、自動車電装化などで大型化が進むことから、積極的な増産投資は正しい戦略であると判断。一方で、自動車向けの構成比が高まっており、工場を需要に先駆けて準備しなければシェアは維持できず、今後数年は固定費増が、売り上げに先行する局面が続くとみられる。過去、供給力不足からシェアを落としてきた反省と、現在は設備投資を先行させる財務体力があることから、今後は短期利益よりも長期成長への投資を同社は優先させると考えるとした。


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