前場コメント No.11 武田、協和エクシオ、丸和運輸機関、キッコーマン、サトーHDなど

2019/11/20(水) 11:30
★10:55  武田-底堅い ロイバントとの合弁企業がレルゴリクスの第三相試験で優位差を確認
 武田薬品工業<4502.T>が底堅い。同社と製薬ベンチャーのロイバントサイエンシズ(本社:英国)の合弁会社であるミオバントサイエンシズは19日、前立腺がんを対象としたレルゴリクスの第三相試験において優位差を確認したと発表した。
 ロイバントサイエンシズには大日本住友製薬<4506.T>が9月に3200億円の出資を伴う戦略提携を結んでいる。

★10:58  協和エクシオ-岩井コスモが目標株価引き上げ 20.3期は会社予想を上回る増益に期待
 協和エクシオ<1951.T>が3日続伸。岩井コスモ証券では、5Gの基地局整備は前倒しで行われる可能性もあり、今20.3期は会社予想を上回る増益が期待できようとコメント。投資判断「A」を継続、目標株価を3100円→3300円と引き上げた。
 上期の営業利益は前年同期比26%増の108億円と順調。NTTドコモなどからの5G(モバイルの第5世代通信規格)の基地局整備関連の受注が増え始めており、下期も順調な業績が続いて、今20.3期は会社予想を上回る増益が期待可能。順調な業績を確認できたことや、5Gに関連する同社への収益拡大期待などが株価の相対的なパフォーマンスを高めると考えるとした。

★11:03  丸和運輸機関-三菱UFJMSが目標株価引き上げ EC・常温物流が好調
 丸和運輸機関<9090.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、アマゾンジャパン向けなどEC・常温物流が好調と判断。投資判断「Hold」を継続も、目標株価は1750円→1900円と引き上げた。
 小売業界における成長企業向けの3PL物流受託や当日配送業務の展開による、中期的な利益成長を評価する見方に変更はなし。今20.3期上期の業種別売上高構成比では、ECラストワンマイル当日配送が伸びたEC・常温物流が前19.3期比で上昇。大手宅配業者が取り扱いを縮小したECラストワンマイル配送を再強化する動きがあるが、同社は当日配送、都心エリア中心で差別化しており、大きな影響はないとの見方を示した。

★11:08  GAテクノロジーズ-3日続伸 不動産向けオーナーアプリに確定申告サポート機能を追加
 GA technologies<3491.T>が3日続伸。同社は20日8時30分、不動産オーナー向けアプリ「OWNR by RENOSY」に12月下旬から確定申告に関する手続きをサポートする機能を追加すると発表した。
 新機能では、行政から届く納税通知書や金融機関から届く返済予定表など、各種書類の到着時期に合わせたリマインドや、申告手続きのアドバイスなどを行う予定としている。

★11:12  キッコーマン-みずほが目標株価引き上げ 実質的な業績評価に変更なし
 キッコーマン<2801.T>が続落。みずほ証券では、円高で業績予想を下方修正するが、実質的な業績評価に変更はないとして、投資判断「中立」を継続した。目標株価は5400円→5500円と引き上げた。
 今20.3期上期決算説明会後の会社訪問を踏まえ、円高なども反映し、業績予想を見直し。今20.3期は6期連続の営業最高益を予想するとしたが、株価には反映済みと判断。
 今後3年の営業利益のCAGRは5%を予想。高付加価値商品の拡販で8%まで引き上げる計画の来21.3期までの現行中計の国内OPMは7%にとどまるとみられる。成長率引き上げに向けた具体策待ちと考えるとした。

★11:22  サトーHD-TIWが「2+」継続 海外弱含みでも堅調な国内でカバー
 サトーホールディングス<6287.T>が底堅い。投資情報会社のTIWでは、海外弱含みでも堅調な国内でカバーしていると判断。投資評価「2+(Outperform)」を継続した。
 上期業績はおおむね想定内で進ちょく。今期も海外の進ちょくがややスローながら、メカトロ販売の堅調な国内でカバーできている。海外の成長余地は大きいが、国内も人手不足を背景とした自動化・省力化ニーズ、表示制度への対応ニーズが中期的に業績を支える見通し。株価は最近の上昇によって割安感が薄れつつあるが、TIWでは中期的な視点からの上昇を見込み、「強気」の見方を維持するとした。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,160.91 -918.79
TOPIX 2,631.74 -45.71
グロース250 640.80 -19.07
NYダウ 37,775.38 +22.07
ナスダック総合 15,601.50 -81.87
ドル/円 153.94 -0.70
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ