〔Market Flash〕中国PMIは上昇するも景気回復を示唆せず~野村

2019/12/03(火) 13:40
【13:40】中国PMIは上昇するも景気回復を示唆せず~野村  野村証券では、中国の11月政府版・製造業PMIを受けてリポートしている。11月は50.2と10月の49.3からは大きく上昇した。しかし野村では、同指数の上昇は市場にとってプラスに見えるものの、特に不動産セクターの冷え込みと中国の財政状況悪化による強い成長の逆風が続いていると指摘。今般の回復は経済の底打ちを示唆するものではないと判断している。また、成長見通しが悪化する中、中国政府は政策余地が限られているにもかかわらず、さらなる緩和策を打ち出す可能性が高いと考えている。 【12:40】東証の上場廃止基準見直しはバイオセクターにややプラス~みずほ  みずほ証券では、11月29日に東証が新興市場の上場廃止基準変更の方針を発表したことを受けて、バイオセクターについて考察している。基本的に既存の上場廃止基準を維持しつつ、(1)マザーズは上場10年目のマザーズへの継続上場要件を満たす、(2)ジャスダックは猶予期間に新規上場基準を満たす―といった場合には、それぞれ上場廃止されない救済措置を新たに盛り込むもよう。みずほでは、バイオ企業にはなじまない業績による上場廃止基準はセクターの逆風であったとみており、セクターにある程度のプラスの効果は期待できると考えている。一方でバイオ企業側は、これまで以上にパイプラインの開発進展などの、業績ではない本質的な進歩が求められると指摘している。 【10:30】事業拡大余地残る後発医薬品に注目~SMBC日興  SMBC日興証券では、後発医薬品(GE)業界に注目している。GE企業を取り巻く市場環境は厳しさを増すものの、事業拡大の余地はまだ残されていると考えている。国内ではGEメーカーの再編加速とともに、大手にシェアが集中すると予想している。国内営業姿勢や海外戦略において各社間での違いが出る中、個別では沢井製薬<4555.T>に注目し、投資評価を引き上げている。セクターに対する見方としては、医薬品セクター同様、サブセクターの投資評価も「中立」としている。 【9:40】12月の石油製品スプレッドは堅調推移を予想~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、11月の主な石油製品の平均スプレッドは16.4 円/L(前月比2.0円/L改善)に大幅改善したと推定している。11月の原油CIF価格は前月比0.5円/L低下したと推定しているが、同月の主な石油製品のスポット平均価格が上昇したため、スプレッドは前月比から大幅改善したと見込んでいる。10月の石油製品の需要低迷に対応して、製油所が生産を抑制したことが、11月のスプレッド改善の主な要因と三菱UFJMSでは考えている。12月に関しては、灯油など暖房用石油製品の需要期であることから、石油製品スプレッドは堅調に推移すると予想している。 【8:45】寄り前気配はリンナイ、ネクソン、山崎パン、ADEKAが高い気配値  主力株の寄り前気配では、リンナイ<5947>+4.27%、ネクソン<3659>+3.20%、山崎パン<2212>+3.09%、ADEKA<4401>+1.74%、北洋銀行<8524>+1.66%、ウシオ電<6925>+1.58%、山九<9065>+1.58%、積水化<4204>+1.46%、リョーサン<8140>+1.36%、セイノーHD<9076>+1.35%などが高い気配値。  一方、中国銀<8382>-23.34%、洋缶HD<5901>-20.60%、邦ガス<9533>-16.07%、ピジョン<7956>-13.12%、タダノ<6395>-10.91%、ミスミG<9962>-10.52%、ホトニクス<6965>-10.21%、スタンレ電<6923>-9.82%、京都銀<8369>-8.30%、キッセイ薬<4547>-8.20%などが安い気配値となっている。
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