前場コメント No.1 名古屋鉄道、ファーストリテイリング、DDS、LINE、IHIなど

2019/12/04(水) 11:30
★9:00  名鉄-JPモルガンが「OW」へ引き上げ 堅調な空港線からすれば株価はむしろ相対出遅れ
 名古屋鉄道<9048.T>が反発。JPモルガン証券では、堅調な空港線からすれば株価はむしろ相対出遅れと判断。投資判断を「Neutral」→「Overweight」、目標株価を3300円→3900円と引き上げた。
 業績予想・バリュエーション変更により目標株価を引き上げ。絶対株価は相応に上昇。ただし、堅調なファンダメンタルズの割りにセクター内相対パフォーマンスは劣後しており、アップサイドがあると判断。(1)堅調な空港線(中部国際空港への鉄道アクセスシェアは2015年度で47%)、(2)名駅再開発、(3)自社株買い余地などを評価。なお、私鉄業界全体の株価上昇が進んでいるため、各社株主資本コスト算出時のリスクプレミアムを50bps引き下げるとした。

★9:00  ファストリ-売り気配 国内ユニクロ11月度既存店売上高6%減 「感謝祭」で気温高く防寒衣料が苦戦
 ファーストリテイリング<9983.T>が売り気配。同社は3日、国内ユニクロ事業の11月度月次データを発表し、既存店+Eコマース販売の売上高は前年比5.5%減となった。直営店+Eコマース販売の売上高は同5.8%減。11月は商売規模の大きい「感謝祭」に気温が高かったことから防寒衣料の販売に苦戦したことが影響した。

★9:01  DDS-買い気配 MMT社製超薄型指紋センサー対応の指紋認証ライブラリリリース
 ディー・ディー・エス<3782.T>が買い気配。同社は3日に、Micrometrics Technologies(シンガポール 以下、MMT)製「超薄型インディスプレイ光学式指紋センサー」に対応した指紋認証ライブラリをリリースしたと発表した。
 MMTが開発した超薄型指紋センサーは、Micro-lens Array方式を採用することにより、光学式指紋センサーでありながら、モジュールの厚み0.55ミリメートルを実現した。「超薄型インディスプレイ光学式指紋センサー」の開発成功により、MMTの指紋センサーがスマホや入退室ドアなどで採用される可能性が飛躍的に高まっており、同社として、最新の研究開発成果を採用した指紋認証ライブラリをリリースし、ライセンスビジネスでの収益拡大を目指すとしている。

★9:01  LINE-UBSが「Neutral」へ引き下げ 経営統合実現を想定
 LINE<3938.T>が変わらずを挟んで4日続落。UBS証券では、経営統合実現を想定。レーティングを「Buy」→「Neutral」と引き下げた。目標株価は4400円→5200円と引き上げた。
 LINEとZホールディングス間の経営統合実現を想定し、レーティングを「Neutral」に引き下げ。ソフトバンクによるTOB(公開買い付け)価格5200円により、上値が限られるのがその理由。11月18日に発表されたLINEとZHD間の50:50の経営統合の実現により業績見通しが改善することをベースシナリオとし、新たな目標株価は21年度PER28倍に基づき設定されたTOB価格を参考に設定するとした。

★9:01  IHI-反発 競合に対するディスカウントはもはや妥当ではない 「買い」へ引き上げ
 IHI<7013.T>が反発。シティグループ証券では、競合に対するディスカウントはもはや妥当ではないと判断。投資評価を「2(中立)」→「1(買い)」、目標株価を2630円→3000円と引き上げた。
 「IHIの経営陣は、年末にはやれやれと一息つき、2020年こそ良い年になることを切望するだろう」とコメント。同社の魅力は航空・宇宙・防衛事業だが、事業内容は多岐にわたるため、シティのターゲットプライスの設定にはSoTP方式を活用。業務遂行力や信頼性の問題を踏まえ、これまでは株式価値の推計値に50%のディスカウントを適用していたが、エルバ島プラント引き渡しが2020年半ばの見通しとなり、航空エンジンの不正検査問題も過去のものになったと思われるため、今後も同業他社に比べて大幅なディスカウントで取引されるべき理由は見当たらないと判断。ディスカウント率を(川崎重工業と同じ)35%に縮小するとした。


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